2012/06/26

櫻井哲夫:Jaco Pastorius Tribute Live@保谷こもれびホール

【JACO PASTORIUS ~TRIBUTE LIVE~】
出演:櫻井哲夫(Bass)、本多俊之(Sax)、新澤健一郎(Keyb)、菰口雄矢(Guitar)、FUYU(Drums)
日時:2012年6月24日(日)開場16:00 開演16:30
会場:保谷こもれびホール
セットリスト(うろおぼえ):
Soul Intro~The Chicken
Black Market
Kuru
Punk Jazz
A Remark you Made
Havona
Donna Lee
Slang
Wonderland in the Sky
Gentle Hearts
Birdland
Liberty City
Teen Town
After the Life Has Gone

これだけ豪華な布陣でのライヴが、まさか保谷こもれびホールで実現してしまうとは!という驚き。それだけでなく料金もリーズナブルで、ちょっと信じられないほどだ。このメンバーでは何度も同一コンセプトでの演奏をこなしているようで、良い意味で慣れのある、質の高いライヴを楽しめた。

それにしてもかっこいいなあ。元カシオペアの櫻井哲夫氏…日本を代表するベーシストの一人だが、ここまでジャコ・パストリアスを敬愛しているとは知らなかった。櫻井氏のオリジナル曲も交えながら、独奏あり、派手なデスカルガ(?)あり、休憩も挟みながらおよそ2時間のライヴを、猛然としたテンションで弾ききっていた。

本多俊之氏をこのような場で見たのは初めてだったが、いやあ、強烈ですね。うっかり、トルヴェールカルテットと一緒にやった録音や、映画「メトロポリス」、伊丹十三監督作品あたりのイメージで聴き始めると、火傷してしまう。ファンキーだが、どこまでもメロディアス。ホンダというと本田雅人節だが、明らかに本多俊之節というものがあるのだなと感じ入った。

まだ24才だという菰口氏の大人びたプレイにも感銘を受けたし(そのままウェザーリポートと一緒に弾いて欲しいくらい)、全てを知り尽くした新澤氏の変幻自在のキーボードはさすがだった。アナログシンセっぽい機材まで駆使しての、充実の音響。

「Chicken」や「Havona」が聴けたのは嬉しかったし、「Black Market」の妙な空気感、櫻井氏オリジナルの楽曲も楽しく、最後の「Birdland」「Liberty City」そしてアンコールの「Teen Town」へとつながる興奮まで、ライヴのフルコースを味わう気分だ。とてもいい気分でライヴ会場を後にした。

終演後は、ネリマノダイコンヤ@練馬で友人たちとともに一杯。美味しい焼酎とモツ鍋を楽しんだ。

0 件のコメント: