2012/03/20

ドゥラングル教授のパリ音楽院教授就任までの経緯

といっても、大した情報はない。1988年来日時の武藤賢一郎氏とのインタビューからも情報を抜き出し、備忘録として掲載しておく。

1957年、リヨン生まれ。1966年にリヨン音楽院に入学し、セルジュ・ビション氏に師事。1973年に、同音楽院を金メダルを得て卒業。1975年、パリ国立高等音楽院に入学し、ダニエル・デファイエ氏に師事。1977年に一等賞を得て卒業。同期には、ジャン=イヴ・フルモー、リタ・クヌーセル、武藤賢一郎らがいる。1978年、ギャップ国際サクソフォンコンクールにて1位なしの2位(最高位)に入賞。アングレム音楽院(現在の教授はMax Jezouin)、ブローニュ・シュール・メール音楽院(現在の教授はAlain Peirera)の教授職を歴任。1988年4月に、ダニエル・デファイエ退任に伴うパリ国立高等音楽院サクソフォン科教授の公募があり、ドゥラングル氏を含む10名弱が応募した。まず書類選考でクロード・ドゥラングル氏、ジャン=イヴ・フルモー氏、ジャン=マリー・ロンデックス氏が選ばれ、面接を経てクロード・ドゥラングル氏が内定した。ドゥラングル氏は、就任前から、現代音楽や室内楽を推進していきたい、という考えを明らかにしている。1988年10月、パリ国立高等音楽院のサクソフォン科教授に就任。

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