日本サクソフォーン協会のコンクール本選で第2楽章を演奏するが、本日午後の練習で第2楽章がようやく通るようになった。ようやく今頃かい、というツッコミもありそうだが、いや、これがまた難しいのだ。基本的に無調で、臨時記号はシャープ、フラットが付きまくり(一小節の中にシャープ、フラットが混在していることもザラ)。そこそこのスピードで演奏しなければならないし、これまで身につけたソルフェージュ能力を総動員しても足らず、じっくりと楽譜に向き合って練習を進めていくことになった。
想定していたよりもかなりの分量さらうことになったが、ある意味、私達にとってとても良い"エチュード"となった。かなりソルフェージュ能力が上がったのではないかな。常々思っているのは、やはり初見でできるような曲ばかりやっていてはダメで、こういったステップアップするためのきっかけづくりは必要だろう(この難しさは想定外だったが)。奏者は、作品に育てられるのである。しかも、それがこんな名曲だなんて!素晴らしいことではないか。
ちなみに、初めてこの曲を聴いたときには、あまり「難しい」という印象は受けない。奏者の苦労が聴き手に伝わらないのは、良いことなのかどうなのか。演奏によるかな?やっぱり。
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