"ヤマメ"ことヤマハ目黒吹奏楽団の名前は今までにも聞いたことがあったのだが、関わるのは今回が初めて。前身は東京アンサンブルアカデミーというプロフェッショナルの団体であったが、1977年以来アマチュアの吹奏楽団として活動しているそうだ。"ヤマハ"の名前を冠する吹奏楽団は他にもあるが(ヤマハ浜松:職場バンド、ヤマハ横浜吹奏楽団:ヤマハ吹奏楽コースのバンド)、純粋なアマチュアの吹奏楽団はここだけだそうだ。
【ヤマハ目黒吹奏楽団 クリスマス・コンサート2011】
出演:ヤマハ目黒吹奏楽団、鳥谷部武夫(指揮)、大田昌穂(司会)
日時:2011年12月25日(日)14:00開演
会場:めぐろパーシモンホール
プログラム:
建部知弘 - ダンス・セレブレイション
S.シュワルツ/J.ボコック - セレクションズ・フロム・ウィキッド
上岡洋一 - マーチ"潮煙"
M.アーノルド/瀬尾宗利 - 第6の幸運をもたらす宿
M.ブラウン - ディズニーランド・セレブレイション
R.スミス&F.バーナード/森田一浩 - ウィンター・ワンダーランド
磯崎敦博 - ジャパニーズ・グラフィティV
J.パッヘルベル/郷間幹男 - カノン・ブラス・ロック
M.トーメ&R.ウェルズ/A.シュナイダー&J.ヒギンズ - クリスマス・ソング
オムニバス/林直樹 - ハッピー!ハッピー!!ハッピー!!!クリスマス
~アンコール~
オムニバス - AKB48メドレー
L.アンダーソン - そりすべり
演奏で参加したわけではなく、なんとステージマネージャーとしての参加。サクソフォン関連でお知り合いが何人か参加しており、その辺りのつながりで仰せつかった。こちらの楽団では、ひな壇組み上げやセッティング、リハのタイムキープ等は楽団の幹部の皆さんの指示のもとにほとんど完了してしまうため、ステマネは演奏会中の進行と照明切り替え演出の指示出し(これが初めてでだいぶ苦労したが…)に集中すれば良いことになっている。一日全体のスケジュールを見ると余裕があるが、とにかく演奏会が進行している最中は集中力が必要、という感じ。
午前中から開始となるリハーサルでは、ホールの照明担当の方とコンタクトしながら、実際の演奏会での照明演出を作り出していく。照明の切り替え表は楽団の幹部の方が用意してくださっており、手元の楽譜&切り替え表とにらめっこしながらインカムで照明室に指示を出す、というイメージ。この取り仕切りが初めてでリハでは手間取ったが、慣れたホールのスタッフの方にも助けられつつ、なんとか本番では上手くいったのだった(と思う)。照明切り替え以外の本番中の仕事は、まあ普通のステマネの仕事、という感じ。
長い曲の時には、舞台袖から演奏を聴く余裕もあった。演奏もクラシックとポップスでメリハリがついており、安定感があり、お客さまの反応も暖かく、素敵な演奏会だったと思う。これまで客席で聴けなかったのが悔やまれるほどだ。"名物司会"という大田さんのMCも最高。本業はヤマハエレクトーンの講師だそうだが、あのMCを聞くだけでも演奏会に来る価値があるのではないか、というほどのもの。1200席という超巨大ホールだが、見た目7~8割の客入り。長年やっていることで、地元の固定客も多くいるのかもしれない。
打ち上げも楽しかった。なんと打ち上げの中まで席次・進行が決まっていたのはびっくり(笑)。初めて話す方も多かったが、およそ3時間にわたって楽しいひとときを過ごした。
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