2007/10/10

筑波研究学園都市吹奏楽団第21回定期演奏会

学園祭の最終日、雨の中ノバホールへと足を運んだ。最近、コンサートを聴きに行くと良く雨に降られるのだが、なぜ?

2007/10/8(月・祝)14:00開演
出演:野村孝、野宮敏明(以上指揮)
筑波研究学園都市吹奏楽団
場所:つくば市ノバホール
プログラム:
R.ジェイガー「シンフォニア・ノビリシマ」
C.ジョヴァンニーニ「コラールとカプリツィオ」
T.ドス「聖フローリアン・コラール」
F.チェザリーニ「トム・ソーヤ組曲」
保科洋「メモワール」
B.アッペルモント「交響曲第一番"ギルガメッシュ"」

つくば市の市民吹奏楽団。Mぽむ、たー君、fさんを始めとして、知り合いが何人も乗っており、去年に引き続いて聴くことができた(チケット、どうもありがとう)。今回は、2階席の中ほどで聴いた。客入りは、7割前後と言ったところ。

基本的に、前回の定期演奏会で感じたのと同じ印象だが、なんか去年よりもずっと上手くなっているような…。特に、両指揮者が振るそれぞれのメイン曲「トム・ソーヤ組曲」「ギルガメッシュ」は、見事なもので、強奏部分の迫力みならず、弱奏部分での安定度が増している気がした。

ジョヴァンニーニの「コラールとカプリツィオ」がなかなか面白かったかな。"カプリツィオ"部分で、気まぐれなつむじ風のごとくホールの中を駆け巡る高速フレーズがしっかり再現されていて、聴いていてかなり楽しかった。ドスのコラールは、演奏はまだしも曲がイマイチ…いや、イマニかイマサンくらいだったか。ジェイガーは、きっとオジサン世代からの曲提案なのでしょうなあ(笑)。トム・ソーヤで、きっちりとキャラクターと場面を描き分けて前半は終了。

後半の野宮氏の指揮による「ギルガメッシュ」は、テンションと完成度が同居した、見事かつ感動的な演奏だった。コンクールなどに持っていっても、けっこう良い成績を修められそうな気がするんだけどなあ…と思うのは私だけ?前述の通りけっこう後ろのほうで聴いていたのだが、余りの迫力に驚くことしばし(決してうるさくはならない)。一転、最終部分での弱奏まで構成感を保ちながら維持するのは、指揮者の力量もあるのだろうか。アンコールは、「ロマネスク」、「ブロックM」。「ブロックM」は、毎度のことのようだ。

というわけで、今年も満足して帰路につくことができた。また、来年も聴きに行こうと思っている。

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