YouTubeは、最近サックス的興味からしても面白いムービーがアップされていて楽しい。いろいろ検索していたら、なんとヤコブ=テル・フェルドハウス Jacob ter Veldhuisの「The Garden of Love」を発見(笑)。ソプラノ・サクソフォンとテープのための作品で、「Grab It!」の躍動感をそのままに、全体を総天然色に染め上げたような、不思議な響きのする作品。脳みそに直接来るようなある種のアブナさも感じ…あー、これは聴き続けるとヤバイ。
曲想顔負けの真っ赤な衣装で演奏するのは、ボーンカンプの弟子でもある、ティエス・メレマ Ties Mellema氏(めちゃくちゃ上手い!)。ドイツのテレビ局の、放送用録画だそうな。どうやらメレマのマネージャーが、プロモーション目的でアップロードしたようで、つまりは演奏者公認。メレマのページ(→http://www.tiesmellema.nl/)からYouTubeへのリンクも張られていた。
(追記)
冒頭に読まれ、曲中にもサンプリングされて使われているのは、18~19世紀イギリスの詩人、ウィリアム・ブレイクの詩「The Garden of Love」。なかなかに美しく、読み応えがある。以下に全文を引用しておきます。
I went to the Garden of Love,
And saw what I never had seen:
A Chapel was built in the midst,
Where I used to play on the green.
And the gates of this Chapel were shut,
And "Thou shalt not" writ over the door;
So I turned to the Garden of Love,
That so many sweet flowers bore;
And I saw it was filled with graves,
And tombstones where flowers should be;
And Priests in black gowns were walking their rounds,
And binding with briers my joys and desires.
この詩について分析したサイトもあった(英文のみ→http://www.geocities.com/sir_john_eh/gardenlove.html)
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