2006/06/29

Rainbows

連続した打撃音が苦手で、さらに音圧も強いパーカッションアンサンブルはなかなか聴く気にはならないのだが、ふとした拍子に聴こうという気になるのがアリス・ゴメス(→http://www.alicegomez.com/の「レインボウズ」。マレット4台のための3楽章のミニマル風音楽で、各楽章はノアの箱舟の物語に題材をとったタイトル~雨だれ、洪水、虹~を持つ。

この中の、特に第1楽章「雨だれ」は、マリンバの通奏音の上にヴィブラフォンの旋律が身を横たえるほんの3分程度の小品。パーカッションの楽曲にしては珍しく、メロディとハーモニー重視で耳当たりが良いお気に入りの一曲。

そういえば2、3年前に、大学の吹奏楽団のメンバーを核としたパーカッションアンサンブルのコンサートを聴きにいったときにも「レインボウズ」をやっていた。「ゲインズボロー」や「トリオ・パー・ウノ」は生理的にほとんど受け付けなかったが、マレット系のアンサンブルは面白く聴けたものだ。

2006/06/28

これは使える…かも

なかなか実用的なフラジオ(アルティシモ音域)運指表をネットで見つけ、練習の合間に遊んでいる。
 運指表は以前このダイアリーで、Woodwinds Fingering Guide(→http://www.wfg.woodwind.org/)について書いたけれど、今回見つけたのはサックス専用のもの。マイナーなサーバのようなので、さすがに直リンクは遠慮します。

アルトで音程がとりづらかったG、A(実音Bb、C)を新たに入手した表にしたがって試してみたら、使える運指が見つかったので分散和音に組み入れてみたり。とはいえやはりアルトではまだC(実音Eb)程度が限界。テナーだとコンスタントにE(実音D)くらいまで上れるのになあ。いや、曲で使うことは稀だけれど…。

フラジオ運指表といえば、いつだったか洗足学園で四重奏のレッスンを受けたとき、レッスン室の壁にロンデックス氏とラリー・ティール氏とあと有名な数人の奏者の運指をまとめた表が貼ってあったなあ。その横に、おそらく冨岡先生の手書きでファブリス・モレティ氏の運指表もあったっけ。レッスンの合間に覚えておけば良かった(笑)。

いろんなアプローチで楽器と戯れるということは良い!という点から言えば、普段使わない楽器のテクニックを試してみるのもいい練習にはなる。もちろんそればっかりじゃダメだけれど。

あいまいキーワード

Googleで調べ物をするときのキーワードの記述のお話。

例えば「クラリネット」関連の情報を調べる場合、Googleに「クラリネット」とそのまま打ち込めば「クラリネット」関連のページが表示される。これが、表記方法の多い「サックス」とかだったら?ざっと思いつくだけでもサクソフォーン、サキソフォーン、サクソフォン、サキソフォン、サクソホン、サキソホン、サックスの全てのキーワードを「」で連結して検索しなければ、もしかしたら求める情報は出てこないかもしれない。特に英語の日本語カタカナ表記はバリエーション(バリエイション、ヴァリエイション、ヴァリエーション)が豊富で、なかなか調べ物をするときに困る。

まあ、Googleくらいのサイトになると上手な「あいまい検索(?)」を行ってくれるのでいいが普通の検索では無理。オークションなどではたまに、サキソホンと検索したところに貴重な品が隠れていたりして、見落としやすいのだ。

インターネット上の全てのページの表記を一元化する…なんていうことは不可能に近いだろうから(新たな情報はどんどん増えるし、それでなくてもすでに存在するページ数の多さ!)、サイトが検索機能を実装するときは、ぜひあいまいな語のデータベースを作って求める情報への到達率を高めてほしいもの。Googleのあいまい語データベースって公開されているのかな?さすがにないか。

2006/06/25

サックスで常動曲&N響吹奏楽

AdolpheSax.comで見つけた音源。超絶!まあ聴いてみて下さいな(MP3ファイルへ直接リンク→常動曲)。アントニオ・フェリペ Antonio Felipe氏の演奏でパガニーニ「常動曲」のソプラノサックスによるライヴ演奏。「常動曲」だけではなくて、トップページからたどれば、フェルドハウス「Grab It!」とか、トマジ「協奏曲」とかいろいろ聴けて、とても楽しい。アドルフサックス国際コンクール第2位の実力はダテではない。

昨日買い物のついでにノバホールからもらってきた「ぶらあぼ」をつらつら眺めていたら、フェスタサマーミューザに須川さんが出演するプログラムを発見(8/5)。

ゲストに須川さんを迎えてNHK交響楽団が吹奏楽をやっちゃうということで、N響メンバによる吹奏楽伴奏のサクソフォーン協奏曲コンサートかと思いきや、山下一史指揮で「~吹奏楽と弦楽オーケストラと~」というサブタイトル。プログラムもリード「アルメニアンダンス パート1」やバーバー「アダージョ」。ということは…須川さんはサクソフォンセクションとして乗るということかな。うーん、ちょっと残念。

2006/06/23

練習練習

最近の楽器の練習は、知らず知らずのうちについた癖や弱点を見つけては、それを少しずつ修正していくといったことが主。

どうも全音域に渡る分散和音を吹いてみるとサイドキーの動きが苦手なようだ。まあ、吹奏楽やっていればテナーサックスでサイドキーの音域まで上ることは稀だし、加えてただでさえ大きい掌がサイドキーまでの距離を広げているような気がする。実際に掌の動きを見てみると、なんともあいまいな感じ。すばやくメカニカルにもう少し精確に動かせればいいかな。中・高・大と9年間蓄積された癖、直すのはただ事ではない。

…そうか、もう吹き始めてから9年も経つのか。これまで随分いろいろな曲を演奏してきたものだ。しかし、9年間吹いても下手っぴなのは変わりませんなあ(笑)。

2006/06/22

ベルギー・ギィデ交響吹奏楽団

ベルギーギィデ交響吹奏楽団の演奏が好きだ。もしかしたら吹奏楽の世界の中では一番好きな吹奏楽団かもしれない。本家フランスでは失われてしまったサクソルン族を中核に据えた豪華絢爛なサウンド、そして有能なサクソフォーン奏者でもあるノルベール・ノジ指揮のもと、オーケストラにも劣らない素敵な演奏をする、ベルギー王室直属の交響吹奏楽団である。

高校のときに、C.T.スミスの「フェスティヴァル・ヴァリエーション」にはまっていた時にこのバンドの演奏を耳にして以来。単純に「上手い」のはもちろんのこと、どこか品格を漂わせるサウンドに完璧にノックアウトされて、今でも「フェスヴァリ」のスタンダードな演奏はギィデの演奏だと思っている。

以前はRene Gaillyから多くのCDをリリースしていたが、Rene Gaillyは倒産。貴重なCDが数多く失われた。どうなることかと思ってみていたが、いまでもWorld Wind Music始め様々なレーベルからのリリースを続けているようだ。RGにしろWWMにしろ、吹奏楽界にあっては貴重なサウンドが収められたCD、ぜひこれからも数多くの録音がリリースされることを期待したいところ。さらにスタンダードな楽曲だけでなく、若い作曲家の作品にスポットを当てた精力的なレコーディング活動も評価できる点だろう。

残念なのは、やはりRene Gailly盤の消失か。ノジがサクソフォーンを手にとって協奏曲を録音したディスクとか、もう二度と世に出ることがないのかと思うと、惜しい!

大人になったら、World Wind Musicから発売されているCDをまとめて「大人買い」するのが密かな目標だったりして…(笑)。本当に、吹奏楽に関してははギィデ(と、ノーステキサス大学)の演奏だけ手元に置いておけばいいかなーという感じさえしている。

2006/06/20

8年分のバンドジャーナル

最近お邪魔した友人の家の本棚に、なんと8年分のバンドジャーナルが詰まっていた。近場にあった吹奏楽団体の廃部に伴って、うちの大学の吹奏楽団がそこから楽器やら楽譜やらを譲り受けることができたらしいのだが、バンドジャーナルは置き場がないということで個人的にもらったそうで。それとも一時置いてあるだけ?

バンドジャーナルというと吹奏楽連盟主催のコンクール記事や、全国の中高生バンド中心の雑誌というイメージだけれど、アンテナを張っているとたまーにとても興味深い記事がある。

ざっと10分くらいかけて何冊か見てみたのだけれど、巻頭特集が貴重。名だたる管楽器奏者のコンサート情報が多く掲載されているのだが、ロンデックスの引退前最後の昭和音大でのマスタークラスのこととか(なんと94年)、ドゥラングルの来日のコンサートの模様とか、一世を風靡したナカリャコフにいたっては何度も何度も巻頭カラーに登場(笑)。フランソワ・ルルー、モーリス・ブルグ、モーリス・アンドレ、ヴァンサン・ダヴィッド、ハバネラ四重奏団、エマニュエル・パユ…豪華なプレイヤー陣が何年にもわたって巻頭を飾っている。もちろん日本の奏者もたくさん。雑誌の「顔」とも言うべき表紙がこういった貴重で豪華なカラー写真であるのはすごいな。

リレー・エッセイも楽しい。たまたま伊藤康英先生を見つけたので、周囲を調べてみたら、中村均一氏→伊藤康英先生→田中裕也先生→渡瀬英彦先生→雲井雅人氏、という具合にバトンが渡されていた。おお、吹奏楽団のトレーナーの先生方がたくさんいらっしゃるぞ。というよりもむしろ、ムジク・ケラー近辺の繋がりかな…。

巻頭特集にしろリレー・エッセイにしろ、著名な音楽家達のその時代の生の声を捉えているという点、管楽器界におけるバンドジャーナル誌の「功績(といったら大げさ?)」の一つかもしれない。

2006/06/17

雲カルチケット到着

東京にあるATN(→http://www.atn-inc.jp/)という出版社の楽譜通信販売を利用してみたのだけれど、昨日の16:19にフォームを使って注文して届いたのが今日の10時!あまりに速くて驚き。インターネットを利用した通販は何回か使ったことがあるけれど、ここまで速いものは経験したことがない。

もうひとつ、演奏会のチケットが到着。

雲井雅人サックス四重奏団第五回定期演奏会「2Days」
出演:雲井雅人サックス四重奏団(雲井雅人、佐藤渉、林田和之、西尾貴浩)
7/5(水)18:30開場19:00開演 ルーテル市ヶ谷センター
7/6(木)18:30開場19:00開演 国分寺いずみホール
全席自由4,000円

ジャンジャン:サクソフォーン四重奏曲、櫛田朕之扶:万葉、アブシル:ルーマニア民謡の主題による序奏と変奏、織田英子:委嘱作品、秋透:三つの富山県民謡、ピエルネ:民謡風ロンドの主題による序奏と変奏
問い合わせ Rex(→http://www.concertrex.jp/top.html

珍しく(?)軽めの「民謡風」プログラム。ジャンジャンやピエルネなどのオーソドックスな古典からは曲が持つ新たな一面を、日本人の作品では日本人だからこそ表現できる曲の表情を見せてくれることでしょう。楽しみ。

「2Days」ということだが、今回は5日のほうへお出かけ。

2006/06/16

リゲティ氏、逝去

某S氏のブログで知ったのだけれど、あの「6つのバガテル」の作曲者、ジェルジ・リゲティ氏が6/12にウィーンで逝去なさったそうだ。相次いで、といった感じ。

リゲティの音楽に一番最初に触れたのは映画「2001年宇宙の旅」だったと思う。しかも小学校のころ(笑)。当時はなんかこう男の子なりに「宇宙」「機械」みたいなキーワードに憧れていて、この映画は絶好の興味の対象の一つだったのかな。ここに使われている音楽がまた不気味で!モノリスが出現する場面になると決まってビデオを早送りしていた。もちろんリゲティの名前はまだ知らず。

しっかりと名前を認知したのは、ハバネラ四重奏団がリゲティの「6つのバガテル」をレコーディングしたのがきっかけだった。調性感のある(というか、CD中で調性感のある曲はそれだけ)不思議な雰囲気の音楽が印象的で、以後リゲティについて調べて、いくつか作品も聴いた。2001年宇宙の旅の音楽がリゲティの作品だと知ったのもこのころ。

声楽を使った、怪しくも美しい作品のイメージが強い。しかし時にはユーモアたっぷりに作曲、例えば男性合唱のための「ナンセンス・マドリガル」は楽章のタイトル、内容とも個性的。言わずと知れたメトロノーム100台のための「ポエム・サンフォニック」はとある日本の美術館でイベント演奏されたこともあるとか。本人の普段の様子も気難しさとは無縁のユーモア溢れる感じだったようだ。意外。

ご冥福をお祈りします…。

2006/06/13

岩城宏之氏、逝去

体調不良で休養をとっていた岩城宏之さんが今日未明、心不全で逝去なさったそうだ…。ごく最近まで精力的に活動をしていた様子が伝わってきていたのに…なんたることか。ご冥福をお祈りします。

ほんの40分ほど前のニュース(現在14:20)。asahi.comで見たときは目を疑った。

2006/06/12

N響アワー、邦人作曲家特集

昨日は英語ゼミの発表準備の目処を立たせ(3週間に2本はちょっとキツイものが…)、20時くらいに帰宅。日曜日だというのに何やってんだか…。

何気なく見始めたN響アワーで日本人作曲家の特集をやっていて、ついつい最後まで見てしまった。今回はスタジオではなく古典芸能祭の会場での収録だということで、池辺さんが日本に西洋音楽の風が入ってきた黎明期から、昭和中期までの流れを分かりやすく解説。

ふーんなるほど。池辺さんのお話しを乱暴にまとめてしまえば、ドイツに留学した山田耕作が日本的な音楽を西洋のオーケストラ上で表現することに成功し、チェレプニン賞によって名声を得た伊福部昭がそれを継ぎ、伊福部氏に師事した黛敏郎と矢代秋雄が相反する流れを作り出したということか。

いつもどおり、池辺さん解説→N響のVTRを観る、という流れだった。当日屋外ではどうやっていたかと思ったら客席の真横に巨大ディスプレイが!すごい。屋外ステージの上にはピアノがセットされ、早坂文雄のピアノ小品が演奏されたり…。

VTRはとても古い時代のものが中心で、外山雄三氏(分かりやすい指揮振りますねー)やら若き日の岩城宏之氏が振ったNHKホールでの演奏だったが、なんとなーく山田耕作「曼荼羅の華」という作品の演奏を見ていたら、とつぜん後半部にテナーサックスが出てきてびっくり!えぇ!大正2年の曲だぞ。しかも吹いているのが服部吉之先生!2度びっくり!

黛敏郎の「BUGAKU」は、典型的な黛氏のサウンドがあちこち聴こえてきて嬉しくなってしまった。矢代秋雄の「ピアノ協奏曲」では中村紘子さんが鬼気迫る演奏。うわー…強烈。

2006/06/10

アルトサックスを吹く

半年近く後輩に貸していたアルトサックスがここ最近戻ってきたので、アルト上での音程と音色を作るために頻繁にさらっている。大学の吹奏楽団ではほとんどずっとテナーを担当していたので、それほど旋律を受け持つこともなく、曲中に休みも多く、ここぞというときに集中して音を出せば良かったが、一人で吹いているとそうはいかない。しかもアルト。

まず口の周りの筋肉の持久力が持たない。さらい始めたころは練習曲一曲終わらないうちにばてていたからなあ。加えて、息のコントロールの繊細さがテナーより求められている感じがする。吹き込んだ息の流れが変わると、すぐに音色も変わってしまう感じ。

勝手な思い込みかもしれないけれど、アルトで自分のしたい表現ができるようになればテナーやバリトンをもっと自在にコントロールできるようになるんじゃないか。というわけで、アルトをメインにさらう日々が続いている。しかしまあ、アンサンブルや合奏内ではまだまだ使えるレベルではないな。せっかく個人で練習する時間ができたので、きちんと上達したいところ。

えーと、そういうわけでマウスピースをそろそろ買っていいですか…(私信)?今さらで悪いのだけれど…。ここ見てるのかな…今度直接話そう。

…と、さらに話は変わって、うーん、意外な人に意外な特技があるもんだなあ(謎)。今日練習場所で吹いていたときに、ヴァイオリンの音色が聴こえた時にはそりゃあ驚いたさ。いつだったか管弦楽団のヴァイオリンの人が「プロヴァンスの風景:あぶ」を突然吹き始めたとき以来のびっくり。もしかしてヴェーベルンの「四重奏曲」できるんじゃないか?これで。

2006/06/09

Quatuor Axone

アクソン四重奏団 Quatuor Axoneに注目。ハバネラ四重奏団と同じくパリ国立高等音楽院をサクソフォーンで卒業したメンバーにより結成され、さらに四重奏団としても室内楽のクラスを一等賞で卒業したというまだ若いカルテット。活動状況は日本にはほとんど伝わってこないが、フランスのほうではコンサートなどを開いているようだ。

Webページがあり(→http://www.quatuoraxone.com/)いくつか音源(ライヴ録音?)も試聴できるのだが、ハバネラ四重奏団に似たスマートな清潔感あるサウンド。新世代のソリストやカルテットはこういった傾向が多い印象を受ける。サックスという楽器の制約を超えたところにある、音楽そのものを掴みとるような演奏だ。そういえば、師であるドゥラングル自身も楽器の制約を感じさせない演奏をするよなあ。「蛙の子は蛙」じゃないけれど、なるほど納得。長く活動を続けてもらえればいいな。いつか生の音に接する機会が楽しみ。

「axoneって何だ」と思ったら、フランス語で神経細胞(ニューロン)の軸策のことなんだそうだ…へえ。英語ではaxon。

2006/06/04

筑波大学吹奏楽団第55回定期演奏会

昨日の筑波大学吹奏楽団第55回定期演奏会は、撮影スタッフ(ビデオカメラのコンソール役)としての参加。そんなわけで落ち着いて聴いてもいられなかったのだけれど、演奏・進行・演出がバランスよくまとまっていて、とてもよい演奏会だったと思った。

演奏でもいろいろ印象に残った場所はあるけれど、中高生を迎えての合同ステージで聴いた「第六の幸福をもたらす宿」のダイナミックなサウンドと、直後に演奏された「ディスコ・キッド」のノリには客席が大いに沸いていた。

クラシックステージの音色はとてもこなれてきてる感じ。随所で抜群の美音を聴かせるソリスト、オブリガート。なにわオーケストラルウィンズの「心を運び去る超美音」というキャッチフレーズが思い浮かんだ。

ポップスステージで演奏された難度の高い「マシュ・ケ・ナダ」も抜群の安定性を誇り、フルート、トランペット、ドラムス、などソリストも最高。「マシュ・ケ・ナダ」に限らず、ポップスステージであれだけレベルの高いソロを大量に披露できる団体って実はなかなかないんじゃないかな。そんなことないか?

なんだか普通のコンサートレビューみたいになってしまったが、それだけ演奏会として良かった、ということで。

ララン氏のコンサート情報

ヌオヴォ・ヴィルトゥオーゾ第1回演奏会
ジェローム・ララン サクソフォーンリサイタル「サクソフォーン旋風」
2006/7/19(水)19:00開演
大泉学園ゆめりあホール(西武池袋線 大泉学園駅前)
当日2,500円 前売・学生2,000円
主催・お問い合せ Nuovo Virtuoso事務局 nuovovirtuoso@yahoo.co.jp
プログラム:
小櫻秀樹 Hideki KOZAKURA「†俺は作曲家だ! Komponist- bin ich!(2006)」(alto sax. + tape)
大村久美子 Kumiko OMURA「イマージュの錯綜 La somplication d'images(2002)」(tenor sax. + live electronics)
夏田昌和 Masakazu NATSUDA「西、あるいは秋の夕べ West, or Evening Song in Autumn(1996)」(soprano sax. + perc. + tape)
堰合聡 Satoshi SEKIAI「†サクソフォーン Saxophone(2006)」(alto sax.)
鈴木純明 Jummei SUZUKI「†アンチエンヌ Antienne(2006)」(soprano sax. + live electronics)
湯浅譲二 Joji YUASA「私でなく、風が… Not I but the Wind...(1976)」(alto sax. + amplification/reverberation)
ピエール・ジョドロフスキ Pierre JODLOWSKI「‡混合 Mixtion(2002)」(tenor sax. + live electronics)
ヤコブ・テル・フェルドハウス Jacob Ter VELDHUIS「ひっつかまえろ! Grab It!」(teor sax. + ghettoblaster)
†:世界初演、‡:日本初演

ヌオヴォ・ヴィルトゥオーゾ事務局さんから許可を得たので、掲載しました(ありがとうございました)。
テープ、ライブエレクトロニクスといったものと、サクソフォーンの共演というのはなかなかない機会だし、ライヴでどのように演奏するかというのを実際にこの目で確かめられるというのは、これまた稀有なコンサートだというもの。

しかもジェローム・ララン氏って何気にものすごい経歴をお持ちのようで…パリ国立高等音楽院でプリミエ・プリ卒業の後、第3回アドルフ・サックス国際コンクールで第5位とか、結構ネット上に情報が多い。

2006/06/02

演奏会宣伝

明日は後輩たちの演奏会。そうか、もうそんな時期か、早いな、と思ったのだけれど、よくよく考えたら3月の終わりまでは訳あって合奏にも参加させていただいていたのだし、楽団の活動を離れてからまだ2ヶ月くらいしか経っていないのか。まあでも、第53回の定期演奏会から一年経ったとはね。

というわけで、出演はしないけれど宣伝。

筑波大学吹奏楽団第55回定期演奏会
5/3(土)15:00開場15:30開演
つくば市ノバホール
一般500円 中学生以下無料
バーンズ「パガニーニの主題による幻想変奏曲」、アーノルド「第六の幸福をもたらす宿」
http://sound.jp/utsb/