2017/02/15

ミュール復刻決定盤2題

詳細なレビューは後日改めて行うが、とりあえず速報を書かなければ…ということで。グリーンドア音楽出版よりミュールに関連するSP復刻盤が立て続けに発売された。

これまで発売されたマルセル・ミュールのSP復刻盤は多いが、この度リリースの運びとなった2枚は「決定盤」と呼ぶに相応しいものだ。音盤提供、並びに復刻は、おなじみ木下直人さんが担当。木下さんの膨大なコレクション、それだけでも素晴らしいのに、さらにピエール・クレマン Pierre Clémentのカートリッジ、ターンテーブル、アームを使用した、世界初の復刻である。当時のフランスで響いていた音をそのまま蘇らせる、という指針を追求した結果が、ついに結実したのだ。

独奏編の解説は上田啓ニ氏、四重奏編の解説は恐れ多くも私が担当している。

四重奏のステレオ盤と共に、ぜひ多くの方の手元に置いていただきたいCD。これさえあれば、他のマルセル・ミュールの復刻盤はいらないはず…とは言い過ぎだろうか。

独奏編
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四重奏編
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2017/02/13

High-Jinks Wind Orchestra、再々結成ライヴ

先週末土曜日は、High-Jinks Wind Orchestraのライヴだった。

大学時代に、大学の吹奏楽団メンバーを中心に結成された、ポップス専門のバンド。メンバーの卒業に伴い活動休止状態となっていたのだが、2014年に再結成ライヴを行い、さらに3年経って、今回は再々結成ライヴであった。卒業時と比較して、また、3年前と比較して、結婚・出産・転居などの理由からメンバーは少しずつ変わっており、時の移り変わりを感じる。

選曲は、前半がポップス(いわゆる吹奏楽のポップスとは少し外した選曲)、後半がクールジャパンと銘打ったアニソン特集。正確に言えばサクラ大戦はアニメではなくゲームだが、ほぼアニメのようなものだ。

【High-Jinks Wind Orchestra Live】
日時:2017年2月13日 13:00開演
会場:赤坂B-flat
ゲスト:松尾崇(tp)、松下洋(sax)
前半プログラム:
Winter Games
Do-Re-Mi
亡き王女のためのパヴァーヌ~Funk Ver.~
Land of Make Believe(ソロ:松尾崇)
Dear Mr.Jones
後半プログラム:
"GIRLS und PANZER"より戦車道行進曲
"カウボーイビバップ"よりTank!(ソロ:松下洋)
Rock Me!(ソロ:松下洋)
"魔法少女まどか☆マギカ"よりConnect
"サクラ大戦"より檄!帝國華撃団
"響け!ユーフォニアム"よりTutti!
"マクロスF"より星間飛行(ソロ:松尾崇、松下洋)
アンコール:
ラプソディ・イン・ブルー~Funk Ver.~(ソロ:松尾崇)

…後半、楽曲タイトルにエクスクラメーションマークが多いですね(笑)。それにしても、楽曲の楽しさたるや、格別のものがあった。アニソン、侮りがたし。幾つかの作品に関しては、過去にアニメを観たことがあり、ライヴに向けてもう一度観てみたり。

新曲が多く、曲それぞれが難しく、練習段階から一筋縄ではいかない部分も多かったのだが、ゲスト奏者(お二人には、サウンドをしっかり締めていただいた)や指揮者のパワーもあって、最終的にはなんとかなったかな。突き詰められる部分は数え切れないのだが、それでも、お客様やゲストの方に楽しかったと言ってもらえると、嬉しいものだ。いやはや、楽しかった。

当日は、妻とともにライヴに参加。息子は、丸1日妻のお母様にみていただいていた。練習段階より、家族やメンバーの皆様の協力あってこそ、である。色々な場面で迷惑をかけてしまったが、大変ありがたかった。

2017/01/25

演奏会ご案内:High Jinks Wind Orchestraライヴ(2/11)

大学時代に組んでいたポップス専門の吹奏楽団、High Jinks Wind Orchestraの再結成ライヴを2/11に行う。

第一部がポップスやファンク("吹奏楽のポップス"よりコアなラインナップ)、第二部は「クールジャパン」の名の下に、日本が世界に誇るアニソンの吹奏楽アレンジ/ジャズアレンジ etc.をお送りする。また、ゲストとしてトランペットの松尾崇先生、サクソフォンの松下洋くんを迎えた。お二人には、ソロのみならず、セクションワーク等でもご活躍いただく。

なかなか面白い内容と思うので、ぜひお越しいただければ幸い。

【High Jinks Wind Orchestra Live】
日時:2017年02月11日(土曜) 12:30open 13:00start
会場:赤坂B-flat
ゲスト:松尾崇(tp)、松下洋(sax)
チャージ:ワンドリンク付500円
プログラム:
亡き王女のためのパヴァーヌ ~Funk & Fl Solo Ver.~
Dear Mr.Jones ~Tropical Jazz Band Ver.~
Tank!("カウボーイビバップ"より)
コネクト(魔法少女まどか☆マギカ"より)
トゥッティ("響け!ユーフォニアム"より)
http://high-jinks.info/

※特に事前予約等は必要ないのですが、集客見込み調査のため、もし来てくださる方は一声おかけいただけるとありがたいです!

2017/01/12

書籍「Il Saxofono」がPDFで購入可能に

イタリアのサクソフォン奏者、マリオ・マルツィ Mario Marziの著作「Il Saxofono(Zecchini Edition)」は、サクソフォンの歴史、奏者、作品、演奏法等について示した、さながらサクソフォンの百科事典ともいうべき書籍である。

400ページ超の圧倒的ボリューム。豊富な図や写真の中には貴重なものも多く、さらに特筆すべきは、イタリアにおけるサクソフォンの歴史やイタリア産の作品について詳しく言及されていること。これまで少なくとも日本ではほとんど知られていなかった内容だと思う。さらに、ジャズにスポットを当てた章があったり、女性サクソフォン奏者にスポットを当てた章があったりと、とにかく話題豊富。サクソフォン奏者必携の書だろう。

…と、充実の内容なのだが、なんと全編イタリア語!英語版無し!これじゃ読めない!「せめてPDF等になっていれば、翻訳にかけたりして読み進めていけるのになあ…ブツブツ」などと購入を先延ばしにしていたのだが、最近PDFで購入できることを知った。これでGoogle翻訳にかける等、翻訳の手間が一気に小さくなる。嬉しいことだ。

以下のページからどうぞ。私も早速購入した。

http://www.zecchini.com/il-saxofono-0

2017/01/02

子どもが生まれました

昨年暮れ、12月23日に、子どもが生まれた。母子ともに元気。生まれてきてくれた息子や、妊娠中から頑張ってくれた妻、支えてくれたり応援してくれたりした家族・知人の皆様に感謝したい。これから、どのような生活が待っているのだろう。不安と楽しみが半分半分。

里帰り出産だったということもあり、年越しは妻の実家で迎えた。今日~明日は、長野の私の実家へ、単身で短い帰省。

2016/12/17

アジアサクソフォンコングレス&コンクール

台湾南部の都市、嘉義市において、12/14-18の日程で、アジアサクソフォンコングレス(2016 Asian Saxophone Congress)が開催されている。Rong-Yi Liu氏が総合責任者、Shyen Lee氏(タイ、バンコクのマヒドン大サクソフォン科教授で、ロンデックスコンクールのコーディネーター)が芸術監督を務める催しで、今回が第1回の開催となる。内容としては、3年に1度開催されている世界サクソフォンコングレスと同様のもので、会期中に亘ってサクソフォン奏者やサクソフォンを学ぶ学生による様々な演奏会、レクチャー、マスタークラス、コンクールが開かれている。とても充実した催しのようだ。

独奏コンクールは、ユース、シニア、ジャズと部門が分かれており、クラシックサクソフォンのメイン部門であるシニア部門では、見事、中島諒君が優勝したそうだ。渡仏後、CRR Versaillesで研鑽を積んでいるが、相変わらずの活躍っぷり、素晴らしいことだと思う。ちなみに、本選の課題曲はChihchun Chi-sun Lee「Concerto」と、Roger Boutry「Trois regards sur Taiwan(楽譜抜粋はこちら)」という曲。特にブートリーの作品はどのようなものなのか、気になるな。ちなみに、審査員の中にWilliam Chien氏の名前があって驚いた。2012年、スコットランドで開かれたコングレスで、熱心にいろいろな所を見て回っており、何かの拍子に少しお話もして名刺もいただいた記憶がある。若い方だなあと思っていたのだが、実は年上だったのだった(笑)。

今回のコングレス、日本からも、ゲストとして平野公崇氏や相愛大学サクソフォンアンサンブルなどが参加、さらに松下洋氏を始めとする若手奏者も多く参加しているようだ。同イベントのFacebookページでは、会期中の様子が写真とともにアップされており、盛り上がりが伝わってくる。台湾ということで、日本からも近く、移動しやすさや時差ほぼ無しという意味でもかなり魅力的だ。私は夏頃にこのコングレスの存在を知ったのだが、諸事情あって参加・見学等は叶わなかった。もし次回開催が決まれば、ぜひ詳細を注視し、できることなら見学・参加などしてみたいものだ。

2016/12/14

ウィーン交響楽団の「シティ・ノワール」抜粋

ウィーン交響楽団(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ではない)が、ジョン・アダムス「シティ・ノワール」を演奏した動画が、YouTubeに抜粋で公式アカウントよりアップされていた。サクソフォンは誰かな…と注目して観ていると、ラーシュ・ムレクシュ Lars Mlekusch氏!確かに、Facebookでラーシュ氏が同曲を吹くとか何とか、そんなポストを見た記憶がある。



この動画はわずか3分ちょっとだが、全編も観てみたいなあ。

初演のロサンゼルス交響楽団はティモシー・マカリスター氏、ロンドン交響楽団の時はサイモン・ハラーム氏、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団の時はアルノ・ボーンカンプ氏と、一線で活躍する演奏者がサクソフォンパート担当として抜擢されているようだ。