2007/07/30

白井奈緒美さんの演奏映像

パリ国立高等音楽院に在学中のサクソフォニスト、白井奈緒美さんの演奏映像を発見したので、リンクを貼っておこう。八幡在住のピアニスト、谷口淑子さんが主宰するコンサートシリーズの映像。

こちらのページ(→http://www.kitakyushu.tv/~mojiko/Tierra2004/)からたどることができる。もしくは、以下の直リンクからどうぞ。

・ドビュッシー「ヴァイオリン・ソナタ」
http://www.kitakyushu.tv/~mojiko/Tierra2004/move/SHIRAIandTANIGUCHI.wmv

・デクリュック「ソナタ」より
http://www.kitakyushu.tv/~mojiko/Tierra2004/move/SHIRAIandTANIGUCHI2.wmv

ノナカ・サクソフォン・フレンズ中のレポート、昨年のアドルフ・サックス国際コンクールにおいてもセミ・ファイナリストになるなど、いくつか活躍の様子が伝わってきていたが、録音・ライヴ問わず演奏を聴くのは初めてだ(もしかしたら、サクソフォン・コングレスのビデオ中の、エスケシュ「暗黒の歌」のラージ伴奏の中に座っていたかも知れないが)。

2004年の演奏とのことだが、しかしデクリュックの演奏など、解釈からテクニックまで、まさに師匠(ドゥラングル教授)譲りという感じだ。

2007/07/28

難物を編曲中

とある曲の編曲作業(楽譜書き)が忙しいので、しばらくブログの更新が滞るかもしれません。

(7/29 21:00追記)
見通しがついてきた…あと60小節!

(7/30 21:00追記)
できたー!とりあえず、目標は達成。日中はインターンで丸つぶれなので、作業時間が限られるのが苦しい。

書き終えた楽譜は、こんな感じ。強弱記号、アーティキュレーションまでは手が回らないため、とりあえず無視(スラーはつけた)。

2007/07/26

ドゥラングル教授リサイタル情報

今年11月の、クロード・ドゥラングル Claude Delangle教授の2007年来日リサイタルのチラシを手に入れたので、貼り付けておこう(ちなみにこちらにはすでにアップ済み)。クリックすると、拡大できます。カッコ良いチラシですねえ。

世界最高のサクソフォン奏者・教育者とも評されるドゥラングル教授だが、その久々の来日コンサートの、なんて強烈なこと!2004年アゴラ音楽祭のラインナップを思い出した(あ、「舵手の書」はこのときが世界初演なのですね)。以下、詳細。

・ドゥラングル サクソフォンライヴ"Quest"~探求!サクソフォンの可能性
出演:クロード・ドゥラングル、平野公崇、波多江史郎、井上麻子、有村純親(以上sax)
2007/11/23(金・祝)17:30開場18:00開演
静岡音楽館AOI
全席指定4000円(学生1000円)
プログラム:
- G.グリゼイ「アヌビスとヌト」
- P.ジョドロフスキ「Mixition」
- L.ナオン「センドロス」
- G.スピロプロス「SAKSTI(日本初演)」
- C.ドゥラングル「アラウンド(日本初演)」(L.ベリオ「セクエンツァVIIb」)
- A.マルケアス「Perilepsis(世界初演)」
- 鈴木純明「凧」
- M.ストロッパ「委嘱作品(世界初演)」
- J.t.フェルドハウス「Grab It!」
- M.タディニ「ブレリア(日本初演)」
問い合わせ:
054-251-2200(静岡音楽館AOI)
http://www.aoi.shizuoka-city.or.jp
チケット発売:
7/14(土)9:00~
取り扱いは、静岡音楽館AOI、チケットぴあ他

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すごい!!演奏者がドゥラングル教授に加えて、パリで学んだ日本人奏者たち。音楽監督が野平一郎氏で、音響デザイナー&エンジニアをIRCAMから呼ぶようだ。おそらく、この先一生聴けないプログラムを、最強の演奏と最高の音響設備で聴ける!のだ。貴重な機会になることは、間違いがない。

とりあえず、「Mixtion」「Grab It!」をラランさんのリサイタル以来また生で聴けるのが、楽しみ。ナオンの作品にも、興味津々。鈴木氏の「凧」という作品が、ソロサックス+サクソフォーン四重奏という編成であるので、日本人の奏者とはその辺で共演すると思われる。

東京でやらないのが残念ではあるが、思い切ってチケット、予約しました(学生券は1000円!)。かなり遠いが、休日だと言うのがありがたい。静岡観光も兼ねるつもり。

2007/07/25

文化論特講4日目

最終日の講義の内容の覚書を、wordのドキュメント形式でアップしてみた。

http://www.geocities.jp/kuri_saxo/notes/lectures/

最終日は、戦後の日本のクラシック音楽史。さすがに「浅く広く」という感じだが、深く探求してみたいと思わせる内容が多い。来年も開講されるのかな。「フランス近代~現代音楽の歴史」とかやってくれないかしらん。

あ!そういえばですね、12音技法の解説のところに譜例を載せたのですが、その基本音列をぜひご覧ください(笑)。きちんとサックスネタになるように、コダワリました(わかる方はいらっしゃるかな?)。

2007/07/23

文化論特講3日目

もう少し早めにまとめるつもりだったのだが、時間がなくてこんな時期になってしまった。白石美雪教授による文化論特講I、「日本の洋楽史」レクチャーでの、講義の内容の覚書き。

ちなみに、講義中に聴いた作品の中に、サクソフォンが含まれている作品が2つあったのだが、おわかりだろうか?…イベールの「祝典序曲」も講義中に鳴らしてほしかったな、なーんて。

http://www.geocities.jp/kuri_saxo/notes/lectures/

「Music Tomorrow 2007で聴いた新実徳英『エラン・ヴィタール』か金子仁美『nの二乗』を選択し、講義の内容などを参考にテーマを設定し、論じよ(2500~3000)」という課題レポートは、インターンやら学会発表練習やらが忙しくて書いている暇がほとんどないため、もしかしたら書かないかも。「聴講」はその点いくらか気楽で良い。

ネタはいくつか思いつくのだが。「スペクトル楽派作品に見られる方法論的作曲手法と、『聴こえる音楽』の差異~金子仁美氏の作品を聴いて」とか?「新実作品に聴かれる、民族主義的作曲技法の分析」とか?

しかし、なんだかマントヴァーニ作品の印象が強すぎて、レポートの対象になっている作品の音を思い出せないのは、困った。「『タイム・ストレッチ』における作品構成の、近代~現代フランス音楽からの影響」「マントヴァーニ作品における、管楽器法の分析」とかなら、書き易そうなのに。

最終日の講義の内容は、ノートが10ページほどに及んでいるので、まとめにはもう少し時間がかかりそうだ。

2007/07/21

買っちゃった…「Comprehensive Guide to the Saxophone Repertoire」

ジャン=マリー・ロンデックス Jean-Marie Londeix氏が著し、1970年に出版された「125 Years of Music for Saxophone」は、当時世界に存在した、ほぼ全てのクラシック・サクソフォンのための作品(6,000作品!)を網羅した書籍。サクソフォン作品が増えつつあった当時、作品を目録として整理することで、サクソフォン界に大きな影響を与えた。

その後、1994年には12,000作品をまとめた「150 Years of Music for Saxophone」が同じくロンデックス氏の手によって編纂された。そして2003年には、増え続けるレパートリーを追う形で、「Comprehensive Guide to the Saxophone Repertoire 1844-2003」が出版された。これは、古今東西のサクソフォンのための曲を、実に18,000作品(!!)網羅した書籍である。

で、その本を買っちゃったのです(^^;;;;

クラシック・サクソフォンの世界を研究するために、いつか欲しいと思っていたのだ。買うのを先延ばしても情報が古くなるだけだし、この際だと見切りをつけて注文してしまった。とにかく高い本なのだが、送料込みで10000円未満だった、とだけ言っておきましょう…。ああ、お金が…(涙)。

さて、届いた本を見て、びっくり!写真を見ても、やや大きさが分り辛いが、見開くとA4ページ×2のA3サイズで、臙脂色ハードカバー金文字入り、厚さ4センチ全646ページ、というボリューム。メインはオリジナル作品・アレンジ作品の作曲家のアルファベット順インデックスで、そのほかに、編成別インデックスが付属している。各作品に対して、ごくごく簡単な編成表と作曲年代、演奏時間、出版社などの情報が記されているというもの。著名な作品に対しては、フランス語または英語で解説が挿入されている。

見開き丸々、名前すら聞いたことのないような作曲家で占められている、ということは、ザラ。ページを開くごとに、新たな発見が。マルカス・ワイスがシェーンベルグの5つのカノンを編曲していたのかあ、とか、意外とサクソフォンと声やライヴエレクトロニクスの作品って多いぞとか、こんなヘンな編成の曲があるのかあ、とか。書ききれません。

書籍としての凄さと同時に、サクソフォンの世界の凄さを見せ付けられた感じだ。とりあえず、この大仕事をやってのけた編纂者のロンデックス氏と著者のブルース・ロンキン氏に、感謝の念を表しつつ、こう叫んでおこう。

「クラシック・サクソフォンの海は、実に広大なり!」

この本は、クラシック・サックス界という広大な海を航海するのに必要な、まさに海図そのものだ。…興味ある方は、(高価ですが)アマゾン等で探してぜひ買ってみてください。

祭にて

吾妻まつりにて、天久保オールスターズバンドで演奏。楽しかったが、疲れた…。「祭」のああいう雰囲気を見ていると、音楽というものの発生の理由が分かるような気がする。日常から切り離された、異様な空間。

打ち上げにも参加できず、これから学会に向けての発表資料を作らねばなりません。ああ…。