2012/09/06

聴き返してみて…

ポラン氏のことについて荒木浩一氏に聞いてからというもの、なんとなくデファイエ四重奏団の演奏を聴き返してみたり、ポラン氏が独奏として参加したヴィラ=ロボス「神秘的六重奏曲」の録音を聴き返してみたりしている。WSC参加以来、現代のサクソフォン録音に偏って聴いていたせいか、逆に新鮮に感じる。「ただここに帰ってくれば良い」という安心感は、デファイエ氏や、デファイエ四重奏団を聴いた時の安心感でしょう(ミュールはちょっと違うかな、と思う)。

何か特別なことをやっているわけではなく、各々が自分の音楽を奏でているだけなのに(そしてアンサンブルはいがいと緩いのに)このように魅力的に聴こえるのはなぜだろうか。奇跡のようなアンサンブルだな。自分が生きているうちに、こんなアンサンブルを生で聴くことはできるのだろうか。

ポラン氏の写真

先日、2011年に開かれたアンリ=ルネ・ポラン氏90歳記念コンサートの情報を掲載した。その時の写真を荒木浩一氏から送ってもらったので、ご紹介したい。

ポラン氏、ポラン氏の奥様、荒木浩一の3人(カメラはOlympus XZ-1)。ご夫婦ともに御年90とのことだが、特にポラン氏の精悍な表情に感銘を受ける。サクソフォンの歴史が詰まっているような、非常に貴重なショットだと思う。

2012/09/04

Sergey Kolesov来日@香川県

mckenさんのFacebookページで知ったのだが、なんとセルゲイ・コレゾフ氏来日とのこと。しかも香川県。まさかこのタイミングとは、驚いた…。おまけにこの日はダッパーサクセーバーズさんの演奏会だ!

【第6回観音寺国際音楽フェスティバル】
日時:2012年10月28日 13:00
会場:観音寺市民会館大ホール
定員1,300名様(鑑賞希望者は応募申込必要:下記参照)
詳細:http://www.city.kanonji.kagawa.jp/info/k12/120719-1.html

関東にも来ないかなあ。

2012/09/03

David Maslanka - Heaven to clear when day did close

ディヴィッド・マスランカ氏のファンならば、マスランカ氏が手がけた次のサクソフォン作品を挙げることができるだろう:「アルトサクソフォンのためのソナタ」「ソプラノサクソフォンのためのソナタ」「マウンテン・ロード」「レシテーション・ブック」「地獄の門」「サクソフォン協奏曲」「ソングブック」。

私は、てっきりこれで全部かと思っていたのだが、この他にテナーサクソフォンと弦楽四重奏のために書かれた作品があることをご存知だろうか。「Heaven to clear when day did close」という不思議なタイトルが付いた作品で、上記リスト中の作品に先がけ、1981年に完成している。20分以上及ぶ大曲で、内容も非常に充実しているというのに、なぜ知らなかったのだろう。

曲はセクションごとに明確なスタイルを取る。シリアス・ミュージックのような部分から、ディキシーのような部分、マスランカ氏らしい地獄の蓋を開けたような激しい部分、ロックのような部分など、驚くほど多面的な要素が詰め込まれている。ところどころ近年のマスランカ氏らしい響きも散見される。演奏を行うにはクオリティの高い弦楽四重奏団を調達しなければならない、という障壁はあるが、誰か演奏すれば人気が出そう。Barney Childsのピアノソロ作品に対するオマージュとして書かれ、副題として「Fantasy on a theme of Barney Childs」と付けられている。

Bill Dobbins「ソナタ」のレコーディングで有名な、Ramon Rickerの録音が存在する。「EASTMAN AMERICAN MUSIC SERIES Vol.2(Albany TROY236)」という、イーストマン音楽院の企画物CD。共演者は、やはりイーストマン音楽院の学生なのだろう…若々しく、迸るような熱演である。指揮者がいる、というところも驚いたが、レコーディングセッションならではだろうか。

Eastman Musica Nova Ensemble (Bel Canto String Quartet):
James Lyon, violin
Clay Purdy, violin
Nancy Holland, viola
Carol Purdy, cello
Sydney Hodkinson, conductor

H.R.ポラン氏90歳記念コンサートの内容

先日、九州のサクソフォン奏者荒木浩一様よりメールを頂戴した。デファイエの関連記事を検索して辿りついて下さったとのことで、突然のことで驚いたが大変嬉しかった。

メールを何通かやり取りする中で、昨年荒木様がアンリ=ルネ・ポラン Henri Rene Pollin氏の満90歳記念演奏会で演奏された、ということを伺った。興味があったので、その内容を教えていただいたのだが、下記の通りである。非常に面白い。St.Martin du Vivierとは、パリからイギリス海峡の方向を向いた途中にある市である。

それにしてもポラン氏、もう90歳だとは。デファイエ氏は80歳で亡くなって、それがもう10年前の事だから、きちんと考えればなるほどと思えてしまうが…。

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2011年11月5日 18:00開演
Salle "Le Vivier", St.Martin du Vivier市

Koichi ARAKI (saxophone) Christine SIEFFERT (piano)
M.Dautremer - Tango et Tarentelle
C.Debussy - Rapsodie Mauresque

Frederic SCHMIDELY (saxophone tenor: jazz) piano, bass, drums

ロビーにてH.R.ポラン、ディファイエ四重奏団の資料展
コンサート終了後にパーティー(懇親会)

主催:
D.Delapierre(発起人:ルーアン音楽院サクソフォン科卒業生代表、St.Martin du vivier音楽院教授)
フランス・ノルマンディー・サクソフォン協会
St.Martin du Vivier市

2012/09/02

WSC最終日の動画

最終日の午前、次回コングレスを決める会議の動画。一つ目の注目は、冒頭に今回WSCの実行委員の中枢メンバー(Scottish Saxophone Ensemble)が演奏するカルテットである。2'00"くらいから開始。まさにお見事!の一言。そういえば、WSCXVI Images (final version)にも使われていた。

1'04'00"から始まるフィリップ・ガイス教授のコングレス誘致のためのプレゼンテーションは、どういった内容でコングレスを引き込むプレゼンを行えば良いのか、という指針になるかもしれない(いつか日本に誘致の際は…)。



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Lap of Honour "Olympian Saxophones"という、最終日の午後に開かれた演奏会の様子。Barry Cockcroft、RNCM Saxophone Orchestra、SONSAX、PedroSaxo、Strasbourg Conservatoire Saxophone Ensembleなど、WSC参加の注目団体が一堂に介したハイライト的なコンサート。とても盛り上がっている様子で、この場にいることができなかったのが非常に悔やまれるところだ。とても面白いので、2時間のコンサートを聴くつもりでぜひご覧頂きたい。ちなみに、最初のQueensland Conservatorium Saxophone Orchestraは、なんと「ロッキーのテーマ」を演奏。アンサンブルも大味でちょいとズッコケてしまったが、ご愛敬(^^;

SONSAXのメンバーの存在感・ステージングの手法は、さすがに群を抜いている。SONSAXの面々は動画最後のStrasbourg音楽院のサックスオケにも参加しているのだが、Strasbourg単独の演奏とは全く違って聴こえるものだ。ソプラノにSue Mckenzieが入っているのも大きいかな(ソロがファンキー)。

2012/09/01

ご案内:Four Seasons Saxophone Quartetコンサート

9/29のサクゴレン&TSQ演奏会、ぜひお越しください!詳細・整理券希望の連絡はこちらから。なにげにそろそろ手持ちの半分くらいは整理券が捌けそうです。

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おなじみ、角口圭都さんよりご案内いただいた演奏会。巷では「CGカルテット(笑)」という名前でも話題となっている、Four Seasons Saxophone Quartetの演奏会をご紹介する。

株式会社MUSICIAN所属のカルテットで、オリジナルのバリトン奏者は飯塚理乃さんとのことだが、石山佳奈さんが参加して9/4に演奏会を開催するとのこと。角口さんや石山さんの素晴らしい実力はもう十分すぎるほど存じているが、その2人、プラス演奏を拝聴したことのない2人、しかもこの華やかさ!ということで、いったいどんな演奏になるのだろうか。演奏曲目は、サクソフォンを聴いたことのない方にも存分におすすめできるものである。これを角口さんや石山さんのサックスで聴く、というのも贅沢ではないか。

【Four Seasons サクソフォンカルテット コンサート】
出演:サクソフォンカルテット"Four Seasons" 角口圭都、深澤智美、横山美優、石山佳奈
日時:2012年9月4日 19:00開演
会場:東京都民協会(下北沢駅)
料金:一般3000円、高校生以下1500円
プログラム:
W.A.モーツァルト - 「フィガロの結婚」序曲
A.ピアソラ - エスクヮロ
R.ロジャース - 私のお気に入り
葉加瀬太郎 - 情熱大陸 他
問い合わせ:
0364502013(株式会社Musician)
contact@musician.co.jp(株式会社Musician)

私はこの日、あいにく仕事が20:00まで埋まっており、伺うことができない、興味ある方はぜひ。