2011/03/14
日本サクソフォーン協会第8回アンサンブルコンクール中止
Tsukuba Saxophone Quartetとして本選出場予定だった、日本サクソフォーン協会の第8回アンサンブルコンクールは中止となったとのこと。公式アナウンスはこちら。
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情報
2011/03/13
この週末
この状況のなか、金曜日~土曜日にかけて、NHKの公式Ustreamを観ていたところ、土曜日の夜くらいに、精神的に参ってしまった。普段滅多なことではこんなことにはならないのだが、思った以上に気を張っていたということか。幸い眠ったところ回復したが…。
今日は当初予定した四重奏練習を中止とした。むた、思いきって少し外出したり、ニュースを控えて音楽を聴いたりして過ごした。何事もバランスが重要だと感じた週末だった。だが、まだ被災地でライフラインもない中過ごしている方々がいると思うと心が痛む。
まずはできることから。明日はきちんと会社に行く。また、ヤフーを通じて募金をしてみた(皆さまもぜひ)。
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その他
2011/03/11
2011/03/10
Gerard McChrystal氏参加CD二題
ジェラルド・マクリスタル Gerard McChrystal氏が参加したアルバム。イギリスのサクソフォン奏者であるマクリスタル氏は、「meeting point(Silva)」を始めとしたいくつかのソロCDをリリースしているが、オムニバスアルバムにふと名を連ねることも多い。有名な一枚に、トゥルトゥリエがアルスター管弦楽団を振ったドビュッシー作品集における、「ラプソディ」への参加があるが、あまり知られていない、2つのアルバムを紹介しようと思う。
John T. Metcalfe作品集「METCALF: In Time of Daffodils / Paradise Haunts… / 3 Mobiles(Signum Classics SIGCD103)」。ここでマクリスタル氏は、グラント・レウェリン指揮BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団とともに「3 Mobiles」というサクソフォン協奏曲を演奏している。
聴きやすい感じで始まるのだが、始まったと思ったら、あれ?もう終わり?と驚いてしまうくらいの小品。実際、3分、8分、3分と、巷のサクソフォン協奏曲と比べたら急速楽章のボリュームが小さめなのである。ちょっとミニマル風のテイストも含まれた純粋なクラシック音楽のひとつなのだろうが、まあ聴いても聴かなくても良いかな(苦笑)。マクリスタル氏の演奏は、もちろんハイクオリティ。
上のアルバムに比べたら、作品としてはこちらのほうがずっと面白いだろう。シアラン・ファレル作品集「Perfect State(RTE lyric fm RTECD113)」。ジャケットが美しいのもポイント高し。ここでは、ソプラノサクソフォンとギターの共演、そして弦楽四重奏との共演を披露している。
ギタリストは「Pluck Blow(Meridian)」でもおなじみの"おぐでん"氏こと、クレイグ・オグデン Craig Ogdenである。吉松隆「天馬効果」のシャンドス・レコーディングでも大活躍なのはご存知のとおり。弦楽四重奏のほうは、イギリスの著名な室内楽団のひとつ、Smith Quartetだ。
それはさておき、まずソプラノサクソフォンとギターの音色が実に良い!音量バランスを心配される向きもあるだろうが、マクリスタル氏の優しく美しい音色はギターとの共演にぴったりで、バランスが悪いと感じるところはまったく無い。「シャノン組曲」というアレンジ作品だが、少し民族音楽風の印象も残しつつ、サクソフォンもギターも快活に動きまわるのだ。聴いていて実に楽しい作品であり、かつマクリスタル氏のサクソフォンを堪能できるという点で、おすすめしたい。
…が、ここまで書いてはたと気付いた。「シャノン組曲」って、「Pluck Blow」に含まれているじゃないか!
次に、弦楽四重奏との共演は「The Pilgrim's Return」であるが、すこしシリアスな響き、しかしものすごい畳み掛けるようなフレーズの音楽で、圧倒されてしまった。こちらも大変オススメできる。同じ作曲者ながら、ずいぶんと違う響きであり、その差を楽しめるのも良いな。
John T. Metcalfe作品集「METCALF: In Time of Daffodils / Paradise Haunts… / 3 Mobiles(Signum Classics SIGCD103)」。ここでマクリスタル氏は、グラント・レウェリン指揮BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団とともに「3 Mobiles」というサクソフォン協奏曲を演奏している。
聴きやすい感じで始まるのだが、始まったと思ったら、あれ?もう終わり?と驚いてしまうくらいの小品。実際、3分、8分、3分と、巷のサクソフォン協奏曲と比べたら急速楽章のボリュームが小さめなのである。ちょっとミニマル風のテイストも含まれた純粋なクラシック音楽のひとつなのだろうが、まあ聴いても聴かなくても良いかな(苦笑)。マクリスタル氏の演奏は、もちろんハイクオリティ。
上のアルバムに比べたら、作品としてはこちらのほうがずっと面白いだろう。シアラン・ファレル作品集「Perfect State(RTE lyric fm RTECD113)」。ジャケットが美しいのもポイント高し。ここでは、ソプラノサクソフォンとギターの共演、そして弦楽四重奏との共演を披露している。
ギタリストは「Pluck Blow(Meridian)」でもおなじみの"おぐでん"氏こと、クレイグ・オグデン Craig Ogdenである。吉松隆「天馬効果」のシャンドス・レコーディングでも大活躍なのはご存知のとおり。弦楽四重奏のほうは、イギリスの著名な室内楽団のひとつ、Smith Quartetだ。
それはさておき、まずソプラノサクソフォンとギターの音色が実に良い!音量バランスを心配される向きもあるだろうが、マクリスタル氏の優しく美しい音色はギターとの共演にぴったりで、バランスが悪いと感じるところはまったく無い。「シャノン組曲」というアレンジ作品だが、少し民族音楽風の印象も残しつつ、サクソフォンもギターも快活に動きまわるのだ。聴いていて実に楽しい作品であり、かつマクリスタル氏のサクソフォンを堪能できるという点で、おすすめしたい。
…が、ここまで書いてはたと気付いた。「シャノン組曲」って、「Pluck Blow」に含まれているじゃないか!
次に、弦楽四重奏との共演は「The Pilgrim's Return」であるが、すこしシリアスな響き、しかしものすごい畳み掛けるようなフレーズの音楽で、圧倒されてしまった。こちらも大変オススメできる。同じ作曲者ながら、ずいぶんと違う響きであり、その差を楽しめるのも良いな。
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CD
2011/03/09
須々木由子「デニーソフ<アルトサクソフォンとピアノの為のソナタ>曲目分析」
今年洗足学園音楽大学の大学院を卒業される予定の、須々木由子さんから、大学院の卒業試験の副論文を頂戴した。デニゾフ(デニーソフ)「ソナタ」について書いたということで興味を持ち、私の方から連絡して送ってもらったものである。須々木さんにはこの場をお借りして改めて御礼申し上げる。
デニゾフの「ソナタ」については、さすがに有名な作品だけあって、本ブログでこれまでも何度か取り上げている。そのどれもが、ちょっとつまみ食い程度に調べたものであり、これまで体系的に調査を行ったことはなかった。デニゾフの経歴について記事にしたこともあったのだが、実はかなり付け焼刃的な調べ方によるものであり、あまり気に入ってはいなかった。
・エディソン・デニゾフの経歴
・デニゾフ「ソナタ」の作曲経緯
・デニゾフ「ソナタ」の別アプローチ
須々木さんの論文は、私のデニゾフの「ソナタ」に関する興味を、十分すぎるほど補ってくれるものであった。デニゾフが、どのような苦労(ソヴィエト連邦時代の政府による圧力)を経て、ソヴィエト~現代ロシアを代表する作曲家の一人となったかが丁寧に時代に沿って解説されており、面白い。デニゾフが、西側の作曲家…ブーレーズやシュトックハウゼンといった作曲家と、どのように関わっていたかについても書かれており、初めて知るエピソードばかりであった。
「ソナタ」については、特にジャズからの影響について深く掘り下げており、譜例を示しながらこちらも充実した解説がなされている。こうしてピアノスコアを見てみると、いかに厳格に書かれているかが判る。第3楽章など、聴くだけであると勢い先行のようにも思えるが、ずいぶんと緻密な書かれなんだなあ。
いやいや、本当に面白い。デニゾフ「ソナタ」を演奏される方は、サクソフォン奏者もピアノ奏者も、ぜひ一度は読むべきだと思う。洗足学園音楽大学の図書館所蔵になるのかな?
ちなみに、本試験(演奏)では、須々木さんはデニゾフ「アルトサクソフォンのためのソナタ」「アルトサクソフォンとチェロのためのソナタ」を演奏されたとのこと。予定が合えば聴きに伺いたいくらいだったのだが、残念ながらかなわなかった。
デニゾフの「ソナタ」については、さすがに有名な作品だけあって、本ブログでこれまでも何度か取り上げている。そのどれもが、ちょっとつまみ食い程度に調べたものであり、これまで体系的に調査を行ったことはなかった。デニゾフの経歴について記事にしたこともあったのだが、実はかなり付け焼刃的な調べ方によるものであり、あまり気に入ってはいなかった。
・エディソン・デニゾフの経歴
・デニゾフ「ソナタ」の作曲経緯
・デニゾフ「ソナタ」の別アプローチ
須々木さんの論文は、私のデニゾフの「ソナタ」に関する興味を、十分すぎるほど補ってくれるものであった。デニゾフが、どのような苦労(ソヴィエト連邦時代の政府による圧力)を経て、ソヴィエト~現代ロシアを代表する作曲家の一人となったかが丁寧に時代に沿って解説されており、面白い。デニゾフが、西側の作曲家…ブーレーズやシュトックハウゼンといった作曲家と、どのように関わっていたかについても書かれており、初めて知るエピソードばかりであった。
「ソナタ」については、特にジャズからの影響について深く掘り下げており、譜例を示しながらこちらも充実した解説がなされている。こうしてピアノスコアを見てみると、いかに厳格に書かれているかが判る。第3楽章など、聴くだけであると勢い先行のようにも思えるが、ずいぶんと緻密な書かれなんだなあ。
いやいや、本当に面白い。デニゾフ「ソナタ」を演奏される方は、サクソフォン奏者もピアノ奏者も、ぜひ一度は読むべきだと思う。洗足学園音楽大学の図書館所蔵になるのかな?
ちなみに、本試験(演奏)では、須々木さんはデニゾフ「アルトサクソフォンのためのソナタ」「アルトサクソフォンとチェロのためのソナタ」を演奏されたとのこと。予定が合えば聴きに伺いたいくらいだったのだが、残念ながらかなわなかった。
2011/03/08
パイプオルガンでラーション
先日大西智氏さんのリサイタルでお知り合いになった松下洋さんの演奏をご紹介する。L.E.ラーション「サクソフォン協奏曲」の第2楽章の演奏なのだが、なんと弦楽パートをパイプオルガンにトランスしてしまったというもの。
こうしてパイプオルガンに置き換えて聴いてみると、ラーションの作品が新古典主義と評される理由がより一層判る気がする。和音の重なり具合とか、ひとつひとつの音型の動きとか、まさにバロック~古典あたりの音楽とそっくりではないか!そういう意味で、このアイデアは実に理にかなったものであると思う。松下さんの演奏は、ライヴならではの疵がいくつか散見されるものの、中音域~高音域の響きが実に美しく感じられた。実演で聴いてみたいと思った。
こうしてパイプオルガンに置き換えて聴いてみると、ラーションの作品が新古典主義と評される理由がより一層判る気がする。和音の重なり具合とか、ひとつひとつの音型の動きとか、まさにバロック~古典あたりの音楽とそっくりではないか!そういう意味で、このアイデアは実に理にかなったものであると思う。松下さんの演奏は、ライヴならではの疵がいくつか散見されるものの、中音域~高音域の響きが実に美しく感じられた。実演で聴いてみたいと思った。
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