昨日の記事で、ジャン=ドニ・ミシャ Jean Denis Michat氏の演奏動画について紹介した。昨日の記事を書いたあと、ミシャ氏の公式ページ上を散策していたところ、サイト上に非常に有用なコンテンツが多く置かれていることに気付いた。今日の記事では、そのコンテンツについて紹介したい。
コンテンツは、ミシャ氏の公式ページから「FREE」というボタンをクリックし、さらに左のメニューからカテゴリを選択することで入手のページへたどり着くことができる。ここに用意されているのは、ミシャ氏がアレンジした楽譜、ミシャ氏の録音、演奏ビデオ、などである。冒頭に置かれた但し書き「Je ne sais pas si c'est vraiment un cadeau (;-))...mais disons que si ça peut servir...」が、ちょっとエスプリが効いていて良いな。
例えば、「Audio」をクリックしたその先のページから入手できる演奏は、ミシャ氏が2004年に録音したファリャ、グラナドス、アルベニスの作品で、これはおそらく「Cantos de Espana(JDM003)」というタイトルで発売が予定されていたレコーディングだと思う。MP3の32Kbpsということで音質は良いとは言えないが、素晴らしい演奏を堪能することができる。例えば、アルベニス作品における驚異的なソプラノサクソフォンのコントロールなどは、まさに一聴の価値ありだ("アストゥリアス"のスーパー技巧!)。
「Videos」をクリックして観られるビデオのページでは、バッハの「二重協奏曲」、モーツァルトの「オーボエ協奏曲」などの演奏を観ることができる。バッハの「パルティータBWV1013」もある…ということは、昨日紹介したものと同一内容であるようだ。コンテンツの重量を軽くするためだろうか、画質は落とされているが、音を聴くだけとはひと味もふた味も違ったものがある。中には、BGMを付けたフォトアルバム(?)のような動画もあり、これはこれで楽しい。
「Ensemble」「Sonate」「Musique de Chambre」は、楽譜のページ。ミシャ氏が作曲/編曲したサクソフォンのための楽譜を数多く手に入れることができる。例えばグリーグ「ホルベルグ組曲」のラージアンサンブル楽譜だったり、Audioのセクションで聴くことができるアルベニス作品のトランス譜だったり、モーツァルトの四重奏曲だったり、ハッピーバースディの曲だったりと、とにかく充実した量に驚く。
本来であれば、有料だとしてもおかしくない上記コンテンツ群を、インターネット上で、誰もが利用できる形で公開してくれることは、我々のような消費者にとっては非常に嬉しいことだ。こういった取り組みは、サクソフォンの世界ではまだまだ多くない。例えば、ある音楽家が差別化を図るためにアレンジ譜や録音を有料化したり、門外不出としたりするのは、もちろんそれはそれで必要なことである思うが、もし何も目的がないまま有用なコンテンツが宙に浮いていたとしたら、それはとても勿体無いことだと思う。そういった眠れるコンテンツ(?)については、ぜひとも無償なり有償なりでの公開を進めてほしいものだ。
2010/09/28
2010/09/27
Michat plays Bach on YouTube
ジャン=ドニ・ミシャ Jean Denis Michat氏が、ヨハン=ゼバスチャン・バッハ Johann Sebastian Bachのフルートのための無伴奏パルティータBWV1013を演奏している動画を、YouTube上で見つけた。演奏しているのは、第3楽章のサラバンド。バロック、古典作品などのアレンジ作品に関する演奏には定評があるミシャ氏。さすがの演奏だ。
この曲の演奏がCDにも収録されていることは、以前…といってもずいぶん前だが、このブログでも紹介した。このCDに収録されている演奏と、YouTubeの演奏とを聴き比べてみたが、全体的な構成感は近いものを感じた。テンポはやや違うが。個人的には、YouTubeの演奏のほうが好き。ひとつひとつの音に、よりしなやかさが加わっている感じを受ける。
演奏者としても、作曲者としても(Massive Hakaとか)、リヨン音楽院の教授(つい先日パリ国立高等音楽院に合格された、井上ハルカさんの師匠である)としても有名なミシャ氏。一度ライヴで演奏を聴いてみたいのだが、なかなか機会がなさそうだなあ。せめてCDだけでも手に入れたい…のだが、3rdアルバムはレコーディングされたっきり宙に浮いているみたいだし、うむむ。やっぱりフランスのサクソフォン情報を、日本にいながらにして完全に捉えきることは難しい。
この曲の演奏がCDにも収録されていることは、以前…といってもずいぶん前だが、このブログでも紹介した。このCDに収録されている演奏と、YouTubeの演奏とを聴き比べてみたが、全体的な構成感は近いものを感じた。テンポはやや違うが。個人的には、YouTubeの演奏のほうが好き。ひとつひとつの音に、よりしなやかさが加わっている感じを受ける。
演奏者としても、作曲者としても(Massive Hakaとか)、リヨン音楽院の教授(つい先日パリ国立高等音楽院に合格された、井上ハルカさんの師匠である)としても有名なミシャ氏。一度ライヴで演奏を聴いてみたいのだが、なかなか機会がなさそうだなあ。せめてCDだけでも手に入れたい…のだが、3rdアルバムはレコーディングされたっきり宙に浮いているみたいだし、うむむ。やっぱりフランスのサクソフォン情報を、日本にいながらにして完全に捉えきることは難しい。
2010/09/26
That's Saxophone Philharmonyのアンサンブルコンサート
9/25は、That's Saxophone Philharmonyさんのアンサンブルコンサートにお呼ばれして、Tsukuba Saxophone Quartetとして一曲吹いてきた。私が大学一年生の時に、大学の吹奏楽団の第50回記念演奏会にOBとして出演されていたThat'sのKさんに、今年4月のサクソフォン交流会で再会したのが、そもそものきっかけでお声がけいただいた。KさんにもThat'sの他のみなさんにも感謝!である。
10時に会場の国立オリンピック記念青少年総合センターに集合し、練習室を割り当てていただいてゆっくりとリハーサル。自分たちの演奏会でないと、準備の時間帯もなんだか気楽だ。ということで、申し訳ないくらいお世話になりっぱなし。練習室音出しのあとの、ホール音出しの時間も25分間も頂戴して、響きをしっかりと確かめることができた。
開場前にお昼ごはんへ。近くにあったラーメン屋さんに入ってみたのだが、出てきた汁なし坦々麺(?)が妙に辛かったのにはマイッタ。胃の中が熱い状態のまま、開演。第1部は、ほぼ全て客席で聴くことができた。
【That's Saxophone Philharmony 第6回ソロ・アンサンブルコンサート】
日時:2010年9月25日 14:00開演
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟小ホール
プログラム:
~Solo & Quartet Stage~
P.Maurice - Tableaux de Provence Mov.4,5
J.M.Leclair - Sonate en Ut
P.Lantier - Andante et Scherzetto
P.Iturralde - Suite hellenique
G.Piérne - Introduction et Variations sur une ronde populaire
J.Rivier - Grave et Presto
~Guest Stage~
J.S.Bach - Chaconne from Partita No.2 for Unaccompanied Violin (Tsukuba Saxophone Quartet)
T.Muramatsu - Far Away (Espoir Saxophone Orchestra)
~Large Ensemble Stage~
T.Honda - Higgledy-Piggledy
S.C.Foster - Beautiful Dreamer
T.Honda - Music for Cinema
普段ラージで活動されている方々が、こうやってソロを演奏したり、四重奏を組んだ時でも見事な演奏を繰り広げてしまうのは、それだけ演奏の地力が高いということだ。しかも、ちょっと簡単な曲…という感じではなく、どれも四重奏の王道と呼べる作品ばかりを、高いレベルで演奏してしまうのは凄い!ピエルネとか、Tsukuba Saxophone Quartetでは絶対に演奏できない自信がある。良い演奏ばかりだったなあ。
第2部トップバッターがTsukubaSQ。録音が無いのでどんな出来だったかよくわからないのだが、個人的には大きいミスをひとつやらかした。全体的な流れは良かったかな?バッハのマイナーキーの音楽、しかも中間部のメイジャーキーの部分をごそっとカットしてしまったということで、会場をダークなテンションに染め上げてしまったが、次のエスポワールさんの「彼方の光」で浄化されたようだ(爆)。
ラージステージは、客席に出て行く時間がなく、控え室で聴いた。もうね、「ミュージック・フォー・シネマ」がカッコイイんだってば!本多俊之が、サクソフォン五重奏のために自作を再構成した音楽を、19人で演奏してしまうというアイデアもすごいし、もちろん演奏も迫力十分。ソロもカッコよかった!
終演後は打ち上げ!いろんなかたとおしゃべりできて、久々の再会もあって、二次会まで参加させていただいた(笑)。楽しかったなあ!本当にありがとうございました>That'sの皆様。
10時に会場の国立オリンピック記念青少年総合センターに集合し、練習室を割り当てていただいてゆっくりとリハーサル。自分たちの演奏会でないと、準備の時間帯もなんだか気楽だ。ということで、申し訳ないくらいお世話になりっぱなし。練習室音出しのあとの、ホール音出しの時間も25分間も頂戴して、響きをしっかりと確かめることができた。
開場前にお昼ごはんへ。近くにあったラーメン屋さんに入ってみたのだが、出てきた汁なし坦々麺(?)が妙に辛かったのにはマイッタ。胃の中が熱い状態のまま、開演。第1部は、ほぼ全て客席で聴くことができた。
【That's Saxophone Philharmony 第6回ソロ・アンサンブルコンサート】
日時:2010年9月25日 14:00開演
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟小ホール
プログラム:
~Solo & Quartet Stage~
P.Maurice - Tableaux de Provence Mov.4,5
J.M.Leclair - Sonate en Ut
P.Lantier - Andante et Scherzetto
P.Iturralde - Suite hellenique
G.Piérne - Introduction et Variations sur une ronde populaire
J.Rivier - Grave et Presto
~Guest Stage~
J.S.Bach - Chaconne from Partita No.2 for Unaccompanied Violin (Tsukuba Saxophone Quartet)
T.Muramatsu - Far Away (Espoir Saxophone Orchestra)
~Large Ensemble Stage~
T.Honda - Higgledy-Piggledy
S.C.Foster - Beautiful Dreamer
T.Honda - Music for Cinema
普段ラージで活動されている方々が、こうやってソロを演奏したり、四重奏を組んだ時でも見事な演奏を繰り広げてしまうのは、それだけ演奏の地力が高いということだ。しかも、ちょっと簡単な曲…という感じではなく、どれも四重奏の王道と呼べる作品ばかりを、高いレベルで演奏してしまうのは凄い!ピエルネとか、Tsukuba Saxophone Quartetでは絶対に演奏できない自信がある。良い演奏ばかりだったなあ。
第2部トップバッターがTsukubaSQ。録音が無いのでどんな出来だったかよくわからないのだが、個人的には大きいミスをひとつやらかした。全体的な流れは良かったかな?バッハのマイナーキーの音楽、しかも中間部のメイジャーキーの部分をごそっとカットしてしまったということで、会場をダークなテンションに染め上げてしまったが、次のエスポワールさんの「彼方の光」で浄化されたようだ(爆)。
ラージステージは、客席に出て行く時間がなく、控え室で聴いた。もうね、「ミュージック・フォー・シネマ」がカッコイイんだってば!本多俊之が、サクソフォン五重奏のために自作を再構成した音楽を、19人で演奏してしまうというアイデアもすごいし、もちろん演奏も迫力十分。ソロもカッコよかった!
終演後は打ち上げ!いろんなかたとおしゃべりできて、久々の再会もあって、二次会まで参加させていただいた(笑)。楽しかったなあ!本当にありがとうございました>That'sの皆様。
2010/09/24
フーガの技法をサクソフォンで
5年間放ったらかしにしてあった「フーガの技法」の楽譜について問い合わせを頂戴し、驚いてしまった。そういえば明日はバッハの本番であったなあ、ちょっと久々に聴いてみるか、ということでCDを引っ張り出してきた。
New Century Saxophone Quartet(NCSQ)の、「フーガの技法」だけを収録したCD。NCSQというと、「Drastic Measures」や「Heartbreakers」のような、強烈なビートを持つ作品が似合うけれど、このCDでのNCSQは実に大人しい。楽譜やリズムに忠実であり、さらにヴィブラートも極限まで排除して、音色だけの真っ向勝負というところが凄い。そういえば、このCDはクラシック・サックスのCDの中でも比較的初期にSACDというフォーマットで出てきたアルバムのひとつだった。それだけ気合いを入れていた、ということだろう。Amazonでも購入可能→(The Art of Fugue
)
録音状態が比較的良く、演奏も一級品。ヴィブラートを取り去った長い伸ばしの音の取り扱いが、時折非常に魅力的に聴こえることもあり、不自然に感じてしまうこともあり…。音色が美しい。純水のような雑味を取り払った音で、4本とも全音域に渡って良くコントロールされている。20トラック77分とだいぶ長いのだが、まったく飽きることなく聴き続けることができる。
曲の構成も面白い。順番に、1,2,3,4,5,13,14,7,8,10,6,9,11,15,12,16(Rectus),16(Inversus),19と並び、19の未完部分を宙に解き放ったあと、最後にコラール"我、悩みの極みにありて BWV641"が演奏される。17は、CDの都合上収録不可能であったとのこと。ちょっと残念だなあ。16の鏡像フーガをちゃんと上下分収録しているのは嬉しかった。
たまに夢想するのだけれど…60歳か70歳か超えてこれ以上四重奏を続けられなくなってきたら、全曲「フーガの技法」の演奏会とかやっても許されるかなあ(笑)。で、最後に未完のフーガ"Contrapunktus XIX"をやって、B-A-C-Hを含めた3つの主題を途中まで展開したその舞台上で解散するのだ。わはは。
プロモーション用の動画はこちら。一見すると「ハーパンでレコーディングに臨むジャズ吹きのおっちゃん達」といった風貌だが、飛び出す音楽は崇高にして高潔。
New Century Saxophone Quartet(NCSQ)の、「フーガの技法」だけを収録したCD。NCSQというと、「Drastic Measures」や「Heartbreakers」のような、強烈なビートを持つ作品が似合うけれど、このCDでのNCSQは実に大人しい。楽譜やリズムに忠実であり、さらにヴィブラートも極限まで排除して、音色だけの真っ向勝負というところが凄い。そういえば、このCDはクラシック・サックスのCDの中でも比較的初期にSACDというフォーマットで出てきたアルバムのひとつだった。それだけ気合いを入れていた、ということだろう。Amazonでも購入可能→(The Art of Fugue録音状態が比較的良く、演奏も一級品。ヴィブラートを取り去った長い伸ばしの音の取り扱いが、時折非常に魅力的に聴こえることもあり、不自然に感じてしまうこともあり…。音色が美しい。純水のような雑味を取り払った音で、4本とも全音域に渡って良くコントロールされている。20トラック77分とだいぶ長いのだが、まったく飽きることなく聴き続けることができる。
曲の構成も面白い。順番に、1,2,3,4,5,13,14,7,8,10,6,9,11,15,12,16(Rectus),16(Inversus),19と並び、19の未完部分を宙に解き放ったあと、最後にコラール"我、悩みの極みにありて BWV641"が演奏される。17は、CDの都合上収録不可能であったとのこと。ちょっと残念だなあ。16の鏡像フーガをちゃんと上下分収録しているのは嬉しかった。
たまに夢想するのだけれど…60歳か70歳か超えてこれ以上四重奏を続けられなくなってきたら、全曲「フーガの技法」の演奏会とかやっても許されるかなあ(笑)。で、最後に未完のフーガ"Contrapunktus XIX"をやって、B-A-C-Hを含めた3つの主題を途中まで展開したその舞台上で解散するのだ。わはは。
プロモーション用の動画はこちら。一見すると「ハーパンでレコーディングに臨むジャズ吹きのおっちゃん達」といった風貌だが、飛び出す音楽は崇高にして高潔。
ラベル:
CD
2010/09/23
TSQ演奏案内:That's Saxophone Philharmonyコンサートにて…
【That's Saxophone Philharmony 第6回アンサンブルコンサート】
日時:9/25(土曜)14:00開演
会場:国立オリンピック記念青少年センター小ホール(小田急線参宮橋駅徒歩10分)
料金:入場無料
That's Saxophone Philharmonyさんにお声がけいただいて、Tsukuba Saxophone Quartetとしてアンサンブルコンサートに出演する。詳細がよくわからないのがもどかしいが、とりあえず土曜の14:00開演です(笑)。ちなみに、エスポワールSOさんの四重奏団体もひとつ出演するそうな。
演奏曲は、このブログでも度々話題にしているJ.S.バッハの「シャコンヌ」。時間の関係上、抜粋の演奏となる。本日も練習だったのだが、本番はどんな演奏ができるだろうか。楽しみだ。
日時:9/25(土曜)14:00開演
会場:国立オリンピック記念青少年センター小ホール(小田急線参宮橋駅徒歩10分)
料金:入場無料
That's Saxophone Philharmonyさんにお声がけいただいて、Tsukuba Saxophone Quartetとしてアンサンブルコンサートに出演する。詳細がよくわからないのがもどかしいが、とりあえず土曜の14:00開演です(笑)。ちなみに、エスポワールSOさんの四重奏団体もひとつ出演するそうな。
演奏曲は、このブログでも度々話題にしているJ.S.バッハの「シャコンヌ」。時間の関係上、抜粋の演奏となる。本日も練習だったのだが、本番はどんな演奏ができるだろうか。楽しみだ。
ラベル:
情報
山下洋輔ビッグバンドを聴いた
昨日仕事が終わったあとに、渋谷のオーチャードホールにて山下洋輔ビッグバンドを聴いてきた。実は、一日前までそんなライヴがあるなんてことも知らなくて、かなり突然の予定だった。チケットの都合をしてくれた友人、というか盟友に感謝。それにしてもオーチャードホールの場所は解りづらい!うっかり109を左側に進んでしまったところ、完全に迷って引き返す羽目になった。
会場で友人たちと合流し、ホール内へ。オーチャードホールなんて、いつ以来だろうか。平日の夜ということで満席とはいかなかったみたいだが、2000席を超えるホールが8割から9割の入り。
メンバー:
山下洋輔(pf.)
金子健(bs.)
高橋信之介(drs.)
エリック宮城、佐々木史郎、木幡光邦、高瀬龍一(tp.)
松本治、中川英二郎、片岡雄三、山城純子(tb.)
池田篤、米田裕也、川嶋哲郎、竹野昌邦、小池修(sax.)
わわわ、なんという豪華なメンバー!それぞれのミュージシャンが、大小編成バンドのフロントを張ることができるくらいの豪華布陣だった。全ての作品のアレンジは、松本治氏だったようだ。
セットリスト:
Rockin' Rhythm
All the Things You Are
A Night in Tunisia
Bolero
First Bridge
Memory is a Funny Thing
幻燈辻馬車
Rhapsody in Blue
It Don't Mean a Thing(アンコール)
山下洋輔の演奏は、きちんと聴くのは初めてだ。自分の中では「日本を代表するフリージャズ界の大物ピアニスト」という程度のイメージしかなかった。一番最初に"山下洋輔"という名前に触れたのは、茂木大輔に献呈されたオーボエ無伴奏曲「レディ・ラビットへの手紙」だったかもしれない。実際に聴いてみるとものすごくパワフルな演奏をする方だ。さらに、独特の音運びとか、クラスター奏法のジャズへの応用とか、これぞ山下洋輔!と感じさせるような個性もあって、とても感銘を受けた。ビッグバンドの方も、テクニカルかつ浮遊感があるアレンジであった。特に一曲目など、重心がホールのあちらこちらへと飛び回っているような感覚を覚えた。
「チュニジアの夜」はカッコよかった!この曲だけはコンボバンドでの演奏だったが、川嶋哲郎(ここではソプラノサックス)が吹く吹く!ビッグバンドの中に、こういった小編成のプログラムがあると、爽快なスピード感を感じられる。ちなみに、ビッグバンドのライヴでコンボバンドを取り上げる、というアイデアは、グレン・ミラー楽団(うろ覚え)から引用したものだそうだ。前半最後のボレロ(某氏には"脱臼したボレロ"と絶賛されたそうな)も、なかなかコンテンポラリーというかクロスオーヴァーというか、最初はさすがに驚いたが、最終的には原曲の部分に戻ってくるという、一筋縄ではいかない構成(^^;
後半は、山下洋輔の自作が3曲。アレンジのせいもあるのかもしれないが、かなりキメキメのかっこいい曲。スタンダードナンバーに比べると、比較的原曲に忠実なアレンジなのだろうな(笑)。トリの「ラプソディ・ン・ブルー」は、どんなスタイルなのかなあと思ったら、最初の部分こそオリジナルに忠実な進行だったものの、途中からハチャメチャ、原曲の各セクションをソロによって存分にextendした長大な交響詩、といった趣。おそらく、20分以上は演奏していたんじゃないかな?すごかったなあ。
会場で友人たちと合流し、ホール内へ。オーチャードホールなんて、いつ以来だろうか。平日の夜ということで満席とはいかなかったみたいだが、2000席を超えるホールが8割から9割の入り。
メンバー:
山下洋輔(pf.)
金子健(bs.)
高橋信之介(drs.)
エリック宮城、佐々木史郎、木幡光邦、高瀬龍一(tp.)
松本治、中川英二郎、片岡雄三、山城純子(tb.)
池田篤、米田裕也、川嶋哲郎、竹野昌邦、小池修(sax.)
わわわ、なんという豪華なメンバー!それぞれのミュージシャンが、大小編成バンドのフロントを張ることができるくらいの豪華布陣だった。全ての作品のアレンジは、松本治氏だったようだ。
セットリスト:
Rockin' Rhythm
All the Things You Are
A Night in Tunisia
Bolero
First Bridge
Memory is a Funny Thing
幻燈辻馬車
Rhapsody in Blue
It Don't Mean a Thing(アンコール)
山下洋輔の演奏は、きちんと聴くのは初めてだ。自分の中では「日本を代表するフリージャズ界の大物ピアニスト」という程度のイメージしかなかった。一番最初に"山下洋輔"という名前に触れたのは、茂木大輔に献呈されたオーボエ無伴奏曲「レディ・ラビットへの手紙」だったかもしれない。実際に聴いてみるとものすごくパワフルな演奏をする方だ。さらに、独特の音運びとか、クラスター奏法のジャズへの応用とか、これぞ山下洋輔!と感じさせるような個性もあって、とても感銘を受けた。ビッグバンドの方も、テクニカルかつ浮遊感があるアレンジであった。特に一曲目など、重心がホールのあちらこちらへと飛び回っているような感覚を覚えた。
「チュニジアの夜」はカッコよかった!この曲だけはコンボバンドでの演奏だったが、川嶋哲郎(ここではソプラノサックス)が吹く吹く!ビッグバンドの中に、こういった小編成のプログラムがあると、爽快なスピード感を感じられる。ちなみに、ビッグバンドのライヴでコンボバンドを取り上げる、というアイデアは、グレン・ミラー楽団(うろ覚え)から引用したものだそうだ。前半最後のボレロ(某氏には"脱臼したボレロ"と絶賛されたそうな)も、なかなかコンテンポラリーというかクロスオーヴァーというか、最初はさすがに驚いたが、最終的には原曲の部分に戻ってくるという、一筋縄ではいかない構成(^^;
後半は、山下洋輔の自作が3曲。アレンジのせいもあるのかもしれないが、かなりキメキメのかっこいい曲。スタンダードナンバーに比べると、比較的原曲に忠実なアレンジなのだろうな(笑)。トリの「ラプソディ・ン・ブルー」は、どんなスタイルなのかなあと思ったら、最初の部分こそオリジナルに忠実な進行だったものの、途中からハチャメチャ、原曲の各セクションをソロによって存分にextendした長大な交響詩、といった趣。おそらく、20分以上は演奏していたんじゃないかな?すごかったなあ。
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