2010/03/07

レシテーション練習

3/10に向けた最後の練習でした。曲が重く、あまり長時間のリハーサルはキツイっす(笑)。「レシテーション・ブック」の第5楽章の構成って、何かストーリーを感じさせるものだが、ホントの所はどうなのだろうか。そのあたりのことも、マスランカ氏ご本人に伺ってみたいな、と思っている。

演奏の情報は、以下。

【ディヴィッド・マスランカ マスタークラス&レクチャーリサイタル】
出演:ディヴィッド・マスランカ
日程:2010年3月10日(水曜)
時間:16:00開演(マスタークラス)19:00開演(レクチャー・リサイタル)
会場:ルーテル市ヶ谷
料金:4000円
プログラム:
~マスタークラス~
「アルト・サクソフォン・ソナタ」 - 渡部賢吾
「ソプラノ・サクソフォン・ソナタ」 - 大澤知代
「レシテーション・ブックより第1楽章、第5楽章」 - Tsukuba Saxophone Quartet
~レクチャー・リサイタル~
「アルト・サクソフォン協奏曲」 - 雲井雅人
「ソプラノ・サクソフォン・ソナタ」 - 大澤知代
「アルト・サクソフォン・ソナタ」 - 渡部賢吾
「レシテーション・ブック」 - 雲井雅人サックス四重奏団
問い合わせ:
03-5909-1771(ドルチェ楽器)

チケットご用命の方は、kuri_saxo@yahoo.co.jpまで。少し割り引きできます。

クラリネット・アンサンブルコンサート@つくば

【クラリネット・アンサンブルコンサート】
出演:筑波大学吹奏楽団クラリネットパート
日時:2010年3月6日 18:30開演
会場:つくば市立中央図書館内 アルスホール
プログラム:
L.アンダーソン - クラリネット・キャンディ
J.F.フンメル - トリオ
三浦真理 - クローバー・ファンタジー
L.Bonfa/磯崎敦博 - 黒いオルフェ
F.Lehar/鈴木英史 - 喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション
C.ドビュッシー - 弦楽四重奏曲より第1楽章
A.ピアソラ/加藤雅之 - リベルタンゴ
樽屋雅徳 - 絵のない絵本~第12夜~
B.バルトーク/森田一浩 - ルーマニア民族舞曲
G.ホルスト/M.ジョンストン - 吹奏楽のための第一組曲

かつて同じ団体の仲間だった先輩・同期・後輩(9つの代が集まったとか)の、クラリネットのアンサンブル演奏会。サクソフォニーの打ち上げにも出たかったのだが、先に予定が決まっていたこちらを優先させていただいた。サクソフォニーに参加されていたF-Windsさんの車に便乗して、つくばへ。差し入れやら何やら買っていたら、開演ギリギリになってしまった。

クラリネット・キャンディ(10重奏くらいだったかなあ)を演奏会の幕開けに、トリオ編成から最終的に30人以上の編成まで、徐々に人数が増えるような構成。その流れの中で、クラリネット・アンサンブルの"王道"ともいうべきスタンダード・レパートリーの数々を楽しんだ。それにしても、これがまた上手いのですよ。先日の打楽器コンサートの時も感じたけれど、一定以上のパワーを伴って「えいっ」とやっちゃうときのアマチュア音楽家の集団って、時々ものすごいレベルに到達することがあると思うのだ。そういった境地を垣間見た気がする。

特に感銘を受けたのが、第2部の編成。7~8重奏で演奏された「リベルタンゴ」「絵のない絵本」「ルーマニア民族舞曲」は、どれも大変レベルが高く、また多重奏の音色の厚みを楽しむことができた。そして、極めつけは30数名によるホルスト「第一組曲」!何かの演奏会を聴きに行って「すごい!」と感じると、その瞬間になみだがこぼれそうになったりとか、ぶわっと鳥肌が立ったりとかするのだが、第1楽章"シャコンヌ"のクライマックスの瞬間に、たしかにその瞬間があった!これを聴けただけで、この演奏会に伺った甲斐があったというものだ。

こういう演奏会を開くことって、ものすごいパワーが必要だ。総責任者のさまあさんに、まずは拍手を送りたい。彼女は今4年生で、年度いっぱいでつくばを離れてしまうそうなのだが、今後誰かが跡を引き継いで続けていくようになったら、素敵ですね。

東京に戻ってサクソフォニーの打ち上げに途中参加しようかとも思ったのだが、到着が23時くらいになりそうだったので断念。代わりに、クラリネットの打ち上げに混ぜて頂きました。クラリネットの飲み会は、筑波大学吹奏楽団の中でも、やっぱり屈指の激しさを誇るのだなあ(案の定、つぶれて帰れなくなった方が数名いた笑)。

サクソフォニー関東初本番終了

【さいわい区音楽祭(川崎市幸区)】
日時:2010年3月6日(土) 13:30開演
会場:幸区民館ホール(幸区文化センター内)
料金:入場無料
演奏曲目:
柿崎希夢「スカイブルーファンファーレ」
A.ロイド=ウェバー「オペラ座の怪人」
詳細:
http://www.city.kawasaki.jp/event/info5189/
http://www.city.kawasaki.jp/88/88saisi/home/

とても楽しい本番だった。いろいろな方のご尽力あってのもの、ということで、企画・監修の柏原さん、指揮のSさん、ほか事務局のみなさんと、そしてメンバーの皆様のおかげですね。感謝、感謝です。あと、たくさんのお客様(地域の音楽祭ということで、固定客がたくさんいたみたいだ)の前で、バンドのテンションが上がったのも上手くいった理由の一つかなあ。

ちょっと前までは、30人超の、いわゆるサクソフォン・オーケストラといわれる大編成のサクソフォンについては(聴くのも演奏するのも)かなり食傷気味だったのだけれど、サクソフォニーを経験したことで考えが変わった。もしかしたらまだ新しい団体であるから、ということもあるかもしれないが、今後も良い形が続いていくといいな、と思う。

仲間と一緒に音楽をやって、いっしょに打ち上がって、という当たり前のことが、実はとても得難いことだなあと、ふと思った。大切にしたいですね。

2010/03/05

バリトンサックスでデュボワの「協奏曲」 on YouTube

ポルトガルのバリトンサックス専門プレイヤー、ヘンク=ファン・トゥイラールト Henk van Twillert氏が、オーケストラとともにピエール=マックス・デュボワの「サクソフォン協奏曲」を吹いている動画を見つけた。

まあ観てみてくださいな。圧倒的な印象。特に、緩徐楽章での濃厚な"歌"が見事。他の誰にも真似できない、トゥイラールトの世界そのものである。この人が演奏したピアソラやヴィラ=ロボス(今日が誕生日)が面白いわけだ。そういえば、デュボワの協奏曲って、ホントにこんな音域だっけ?笑。けっこう楽譜が変わっているような気がするのだが。

・第1楽章


・第2楽章


・第3楽章

2010/03/04

ご案内いただいた演奏会情報2つ

うわー、昨日のオペラシティ、せっかくご案内いただいていたのに、ブログに掲載するの忘れてた!すごく面白そうな演奏会だったのに…。フレデリック・ジェフスキーの「Coming Together」やってたらしいのですよ!むむむ…。

他にご案内いただいたものについて、忘れないうちにまとめてご紹介する(汗)。

【サクソフォーンと春の“おとづれ”コンサート】
日程:2010年3月21日(日)
開場:18:00
開演:18:30
会場:柏市民文化会館 小ホール
料金:入場無料(全席自由)
プログラム:
A.ヴィヴァルディ - 四季より夏[saxq]
E.グリーグ - ホルベルク組曲[saxoct]
J.S.バッハ - 主よ人の望みの喜びを[sst]
長生淳 - トルヴェールの"彗星"[saxq]
J.リヴィエ - グラーヴェとプレスト[saxq]
F.メンデルスゾーン - 真夏の夜の夢より夜想曲[saxoct]
G.ビゼー - カルメンより[saxoct]

洗足学園音楽大学の、鈴木研吾様よりご案内いただいた。鈴木さんは、服部吉之先生についてサクソフォンを勉強しながら、編曲活動等にも精力的に取り組まれているそうだ。今回演奏されるアレンジものは、すべて鈴木さんの編曲になるのだろうか?ヴィヴァルディは書き下ろしらしく、珍しや、四重奏の編成なのだそうだ。

ヴィヴァルディというと、圧倒的に音の数が足りない気もするのだが、どのようなサウンドであるのか興味深い。ちょっと遠いが、予定が合えば聴きに行ってみようかな。

【坂口大介&安井寛絵 デュオコンサート】
出演:坂口大介、安井寛絵(以上sax)、羽石道代(pf.)
日程:2010年3月28日(日)
会場:15:00
開演:15:30
会場:アクタス・ノナカ アンナホール
料金:一般/2500円 学生/2000円
L.ロベール - トリノーム
B.バルトーク - 44の二重奏曲より
F.メンデルスゾーン - コンチェルシュトゥック
A.コッチ - Reduce,Reuse,Recycle
H.ヴィラ=ロボス - ジェットホイッスル
問い合わせ:
03-5458-1521(セルマージャパン)

まずは、この大変に意欲的なプログラムに拍手を送りたい。サックス2本とピアノのデュオ、というと、一昔前まではプーランクのトリオをアレンジしたものに限られていたが、最近は面白いレパートリーを持つ団体が増えてきて嬉しい限りだ。聴く方としては、昔よりもずっと面白い状況になってきていると思う。

安井寛絵さんの、帰国後初めての大きな演奏と言うことになるのかな。6月にも大きなリサイタルを予定されているそうで、こちらも楽しみだ。

2010/03/02

出演する演奏会のご案内2つ

【さいわい区音楽祭(川崎市幸区)】
日時:2010年3月6日(土) 13:30開演
会場:幸区民館ホール(幸区文化センター内)
料金:入場無料
演奏曲目:
柿崎希夢「スカイブルーファンファーレ」
A.ロイド=ウェバー「オペラ座の怪人」
詳細:
http://www.city.kawasaki.jp/event/info5189/
http://www.city.kawasaki.jp/88/88saisi/home/

昨年より参加している「サクソフォニー関東」の演奏。大きな演奏会は6月に控えているのだが、事務局のとある方のご尽力により、サクソフォニー関東としての初めての本番を迎えることとなった。

自分で参加していて言うのもなんだが、面白い団体だ。あまりサクソフォンオーケストラっぽくないというか…演奏していると、これまでにない何かとてもクリエイティブなことに挑戦しているような、不思議な気分になる。会場のアクセスがやや悪いようだが、お近くの方はぜひお運びいただければと思う。

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【ディヴィッド・マスランカ マスタークラス&レクチャーリサイタル】
出演:ディヴィッド・マスランカ
日程:2010年3月10日(水曜)
時間:16:00開演(マスタークラス)19:00開演(レクチャー・リサイタル)
会場:ルーテル市ヶ谷
料金:4000円
プログラム:
~マスタークラス~
「アルト・サクソフォン・ソナタ」 - 渡部賢吾
「ソプラノ・サクソフォン・ソナタ」 - 大澤知代
「レシテーション・ブックより第1楽章、第5楽章」 - Tsukuba Saxophone Quartet
~レクチャー・リサイタル~
「アルト・サクソフォン協奏曲」 - 雲井雅人
「ソプラノ・サクソフォン・ソナタ」 - 大澤知代
「アルト・サクソフォン・ソナタ」 - 渡部賢吾
「レシテーション・ブック」 - 雲井雅人サックス四重奏団
問い合わせ:
03-5909-1771(ドルチェ楽器)

こちらのほうも近づいてきたので、再度ご案内したい。3月のディヴィッド・マスランカ David Maslanka氏の来日に合わせ、東京でマスタークラスとレクチャーリサイタルが催される。そのマスランカ氏のマスタークラスを、Tsukuba SQで受講することとなった。声を掛けて下さった佐藤さん他、関係者の皆様に感謝申し上げたい。平日なので、仕事はお休みする予定。

チケット希望される方は、kuri_saxo@yahoo.co.jpまで連絡を。少し割り引きできます。

2010/03/01

津田征吾&小川卓朗 サクソフォーンリサイタル

【津田征吾&小川卓朗サクソフォーンリサイタル 東京公演】
出演:津田征吾、小川卓朗(以上sax.)、松浦真沙(pf.)
日時:2010年2月26日(金曜)18:30開演
会場:仙川アヴェニューホール
プログラム:
~第1部~
J.イベール - 2つの間奏曲(津田氏)
D.キャンフィールド - 協奏曲"after Gliere"より第3楽章(小川氏)
R.シューマン - アダージョとアレグロ(津田氏)
J.フェルドハウス - Grab It!(小川氏)
P.ヒンデミット - ヴィオラ・ソナタ(津田氏)
~第2部~
小林浩三 - プレリュード(委嘱作品)
F.メンデルスゾーン - ピアノ三重奏曲第1番
~アンコール~
V.モンティ - チャルダーシュ

会場へ向かう最中に東横線が止まり、慌てて経路変更(Googleトランジットは便利だ)したものの開演時間には間に合わず、二曲目から聴いた。仙川アヴェニューホール、初めて入ったのだが、音響的な意味も含めてなかなか素敵な空間だ。京王線があまり停まらないようで、駅へのアクセスが大変だった。

津田氏と小川氏、出身地を同じくする奏者のデュオリサイタル。前半はそれぞれのプレイヤーがソロを披露し、後半はサックス二本とピアノのトリオ。デュオリサイタルといえど、共通点は出身地くらいで、それぞれの方が持つテクニック、音楽性、レパートリーの差異を見るのが面白い。

最初に聴いたキャンフィールドは、タイで開かれたサクソフォン・コングレスで、ケネス・チェ氏によって初演された作品なのだそうだ。最近の作品とはいえ、ゲンダイオンガク的な感じはしない。今回聴いた第3楽章は、奏者のテクニックによって一気に聴かせるような雰囲気だったが、面白い作品だ。他の楽章も聴いてみたいな。

シューマンは、ソプラノサクソフォンでの演奏。この音域で演奏されると、なんだか別の曲のように聴こえる。それにしてもキラキラした素敵な音色だ。「Grab It!」は、多様な音色を使い分けており、驚嘆。この曲の楽譜って、ここはソニー・ロリンズ風に、とか、エリック・ドルフィー風に、とか書いてあるのだが、その指示を小川さんなりに解釈した結果だったのだろうか。なんとなくティエス・メレマの演奏を思い起こした。周りのお客さんは驚いていたようだったが(当たり前か)、どう受け止められたかは興味あるところだ。

ヒンデミットは、先日の洗足学園音楽大学のサクソフォン研究会定期演奏会で、同じ奏者(ピアニストも)、同じ曲目で聴いたばかり。いやあ、まったくブレないですね。洗足の講堂での演奏と、ほとんど同じ演奏だったように感じた。ということで感想は同じなのだが、リサイタルなのだし、もっと別の表現を聴いてみたかったかもしれない。

後半は、メンデルスゾーンの素晴らしさに尽きた。正直言うと、最初は30分も聴きとおせるかどうか自信がなく、さらに前半が良い演奏尽くしで十分すぎるほど満足していたため集中して聴くことは適わない、とも思っていた。だが、予想に反して、第1楽章の終わり頃には前半の演奏が頭からすっかりクリアされてしまい、メンデルスゾーンの印象のみが頭の中を支配していた。間違いなく本日の白眉であったと思う。

確かに良い曲なのだが、曲の良さだけでは済まされない何かがあったはずだ。また、飛び出してくる響きは、室内楽として果たして伝統的な「クラシック音楽」に勝るものであったかと問われても、それもちょっと違うと思う。だが、曲の主題を覚えて、ソプラノサックス、バリトンサックス、ピアノの音をそれぞれ辿ってくうちに、ぐいぐいと演奏に引き込まれてしまった。不思議な魅力を持った演奏だった。

アンコールは、ヴィットリオ・モンティの「チャルダーシュ」。ここでメンデルスゾーンの云々…とならないのが、サックスの醍醐味ですよね!(笑)