Yahoo!オークションで落札した、福田進一&フェルナンデスのアルバム「アトム・ハーツ・クラブ・デュオ(DENON COCQ-83079)」を聴いた。
吉松隆氏の「アトム・ハーツ・クラブ・デュオ」が入っているということで、以前から気になっていたが、どうやらいつの間にか廃盤になっていた模様。慌ててインターネットを使って探し、2000円弱で落札。クラシック・ギターのCDを買うなんて、もちろん初めての経験だ。
吉松作品以外に、ロッシーニ「どろぼうかささぎ」のデュオ版編曲(そんなのあるんだ!)、ロドリーゴのオリジナル組曲、アルベニスの小品から武満まで、かなりごちゃまぜの選曲。この「なんでもアリ」こそがこのアルバム最大のコンセプトであり、それに乗じて演奏までも楽しい雰囲気に仕上がっている。
クラシック・ギター演奏を聴く初心者としては、気楽に聴けてとても嬉しい。休日の昼下がりに、美しいギターの音色にのせて、19世紀から現代までの珠玉のメロディがスピーカーから流れてくる…なんて、ちょっと贅沢な時間ではないだろうかね。
落ち着いた雰囲気も、乱痴気騒ぎも…ギターという楽器の表現力には驚き。拡張奏法(ボトル・ネック)も、かなりウケます。アゴーギクの変化が多いのは、気心知れた二人のデュオだからなのかどうなのか、弾き飛ばされている部分がたくさん。ギターって譜面の再現に関してはこんなもんなのかな、それとも奏者のクセ?
吉松隆「アトム・ハーツ・クラブ・シリーズ」については、また今度。
2006/11/11
2006/11/10
グラズノフの難しさ
最近、グラズノフの「四重奏曲」をさらっている。思えば今までやってきた曲は、デザンクロやら何やらだった。しかし今回取り組んでいるのは、サックスの世界としては大変珍しいロマン派の生き残り。難しい。
サックスの世界に多く存在するネオ・ロマンティックの作品は、どんな難しい作品でも、登攀するときにも足がかりとなる部分があるものだった。それまで吹奏楽などで触れてきた現代の音楽と、どこかしら共鳴する部分があって、その部分を自分たちのアンサンブルの武器として聴かせてゆけば良かったのだ。
グラズノフの難しさは、演奏するときにそういうものがほとんどないこと。好きな曲であることには違いがないのだが、いざ演奏するとなるとこれが大変。いったいどこをどうやって組み立てていけば良いのか…中途半端なフィンガリングの難しさと相まって、これから苦労しそうな予感だ。好きな曲だからって、吹くときも上手くいくとは限らないものなんだなあ。
…というかそもそも、ロマン派の作品をほとんど聴かないのにも原因はあると思う。
でも、グラズノフははまると面白いかもな、なんて奥の深い作品なんだろうか。他のどの曲でも感じたことのない哀愁、そして渋さに惚れる。
サックスの世界に多く存在するネオ・ロマンティックの作品は、どんな難しい作品でも、登攀するときにも足がかりとなる部分があるものだった。それまで吹奏楽などで触れてきた現代の音楽と、どこかしら共鳴する部分があって、その部分を自分たちのアンサンブルの武器として聴かせてゆけば良かったのだ。
グラズノフの難しさは、演奏するときにそういうものがほとんどないこと。好きな曲であることには違いがないのだが、いざ演奏するとなるとこれが大変。いったいどこをどうやって組み立てていけば良いのか…中途半端なフィンガリングの難しさと相まって、これから苦労しそうな予感だ。好きな曲だからって、吹くときも上手くいくとは限らないものなんだなあ。
…というかそもそも、ロマン派の作品をほとんど聴かないのにも原因はあると思う。
でも、グラズノフははまると面白いかもな、なんて奥の深い作品なんだろうか。他のどの曲でも感じたことのない哀愁、そして渋さに惚れる。
ラベル:
演奏
2006/11/09
ライヒとリゲティの鏡絵
アドルフ・サックス国際コンクール、二次予選の課題曲「ライヒとリゲティの鏡絵」。作曲はファルシャンプ氏で、タイトルの「ライヒ」「リゲティ」とはもちろんあのスティーヴ・ライヒとジェルジー・リゲティのことだ。
今回のコンクール、演奏の様子が全てストリーミングビデオで観られるということで、あちこちで話題になっているが、さっそくこの課題曲も聴くことができた。
曲は大きく分けて三つの部分からなる。「ライヒ」を意識した第一部は、単音のパルスが徐々に展開されてゆくイメージ。調性感抜群で、ファンキーなフレーズがバリバリ、とてもかっこいい。
第二部は「リゲティ」だろうか。サクソフォンが特殊奏法とアルティシモを駆使するモノローグ。重音からフラジオへの大跳躍、グロウ、微分音、高速フレーズと、技巧の見本市のようになんでもあり。
第三部は爽やかで快速なフレーズに、時折第一部や第二部のエコーを交えながら進んでゆく。最終部ではフラジオがこれでもかとばかりに連続。こりゃ凄いな。 一次予選課題曲の「Ge(r)ms」よりも、聴いていて格段に楽しい作品だと思った。技巧だけではなくて、音楽性、とかノリとか構成感、と言ったものも一緒に露呈してしまう。二次予選ともなれば、審査される部分が変わってくる、ということなのだろう。
今回のコンクール、演奏の様子が全てストリーミングビデオで観られるということで、あちこちで話題になっているが、さっそくこの課題曲も聴くことができた。
曲は大きく分けて三つの部分からなる。「ライヒ」を意識した第一部は、単音のパルスが徐々に展開されてゆくイメージ。調性感抜群で、ファンキーなフレーズがバリバリ、とてもかっこいい。
第二部は「リゲティ」だろうか。サクソフォンが特殊奏法とアルティシモを駆使するモノローグ。重音からフラジオへの大跳躍、グロウ、微分音、高速フレーズと、技巧の見本市のようになんでもあり。
第三部は爽やかで快速なフレーズに、時折第一部や第二部のエコーを交えながら進んでゆく。最終部ではフラジオがこれでもかとばかりに連続。こりゃ凄いな。 一次予選課題曲の「Ge(r)ms」よりも、聴いていて格段に楽しい作品だと思った。技巧だけではなくて、音楽性、とかノリとか構成感、と言ったものも一緒に露呈してしまう。二次予選ともなれば、審査される部分が変わってくる、ということなのだろう。
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作品
2006/11/07
ランベルサールの作曲コンクール
フランスのランベルサールで行われた吹奏楽作品の国際作曲コンクールで、日本人の田中久美子さんが優勝されたそうだ。情報元はこちら(→http://www.bandpower.net/news/2006/11/02_tanaka/01.htm)。
それだけでももちろんニュースなのだが、今回のこのコンクール、普通の吹奏楽曲部門のほかに、アルト・サクソフォン協奏曲部門なんていうのもあり、田中さんが優勝したのはそちらの部門だったのだそうだ。曲名は「セドナ」。最終選考は演奏会形式で行われ、フランスのプロフェッショナルな吹奏楽団(フランス機動憲兵軍楽隊)に、サクソフォン独奏はダニエル・グレメル Daniel Gremelle(!)。
しかも、審査委員長にパリ警察音楽隊の超有名指揮者、デジレ・ドンディーヌ(!)。審査委員にはアラン・クレパンの名前まである。初めて存在を知ったコンクールだが、一癖ありながら豪華な催しのようで興味深い。
「セドナ」は太陽系の矮小惑星の名前だが、一体どんな作品なんだろうか。聴いてみたいな。de Haskeなどから出版される可能性はある…かも。
それだけでももちろんニュースなのだが、今回のこのコンクール、普通の吹奏楽曲部門のほかに、アルト・サクソフォン協奏曲部門なんていうのもあり、田中さんが優勝したのはそちらの部門だったのだそうだ。曲名は「セドナ」。最終選考は演奏会形式で行われ、フランスのプロフェッショナルな吹奏楽団(フランス機動憲兵軍楽隊)に、サクソフォン独奏はダニエル・グレメル Daniel Gremelle(!)。
しかも、審査委員長にパリ警察音楽隊の超有名指揮者、デジレ・ドンディーヌ(!)。審査委員にはアラン・クレパンの名前まである。初めて存在を知ったコンクールだが、一癖ありながら豪華な催しのようで興味深い。
「セドナ」は太陽系の矮小惑星の名前だが、一体どんな作品なんだろうか。聴いてみたいな。de Haskeなどから出版される可能性はある…かも。
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情報
2006/11/06
High-Jinks宣伝
学園祭中の本番を宣伝しておきます。High-Jinks Wind Orchestraという、ポップス専門の吹奏楽集団の演奏。テナーサックスで乗っています。
今回は素敵なゲストを多数お迎えし、盛りだくさんでお送りする予定。
High-Jinks Wind Orchestraライヴ@学園祭
出演:High-Jinks Wind Orchestra featuring Special Guests!
2006/10/7(土)14:00開始 筑波大学学園祭松見池ステージ 雨天中止
入場料:もちろんタダ。
パストリアス「Soul Intro ~ The Chicken」、ロジャー「ドレミの歌 ジャズアレンジ」、エリントン「キャラバン」、ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー ポップスアレンジ」他
お問い合わせ:http://www7a.biglobe.ne.jp/~high-jinks/
今回は素敵なゲストを多数お迎えし、盛りだくさんでお送りする予定。
High-Jinks Wind Orchestraライヴ@学園祭
出演:High-Jinks Wind Orchestra featuring Special Guests!
2006/10/7(土)14:00開始 筑波大学学園祭松見池ステージ 雨天中止
入場料:もちろんタダ。
パストリアス「Soul Intro ~ The Chicken」、ロジャー「ドレミの歌 ジャズアレンジ」、エリントン「キャラバン」、ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー ポップスアレンジ」他
お問い合わせ:http://www7a.biglobe.ne.jp/~high-jinks/
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セミ・ファイナリスト決定
現在日本時間で8:00am。三連休の後は眠い。
アドルフ・サックス国際コンクール2006、一次予選が終了。同時に、二次予選への18人進出者(セミファイナリスト)が決定したようだ。集計ページにも情報を追加中。
18人中2人が日本人。パリ国立高等音楽院で勉強なさっている白井奈緒美氏と、日本の管打コンクールで二度の入賞経験を持つ貝沼拓実氏。
個人的には、ミハ・ロジーナ氏やアントニオ・フェリペ=ベランジェ氏あたりも気になるかな。
アドルフ・サックス国際コンクール2006、一次予選が終了。同時に、二次予選への18人進出者(セミファイナリスト)が決定したようだ。集計ページにも情報を追加中。
18人中2人が日本人。パリ国立高等音楽院で勉強なさっている白井奈緒美氏と、日本の管打コンクールで二度の入賞経験を持つ貝沼拓実氏。
個人的には、ミハ・ロジーナ氏やアントニオ・フェリペ=ベランジェ氏あたりも気になるかな。
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