ダニエル・ゴーティエ Daniel Gauthierは、カナダ生まれ、その後ドイツで活躍している奏者。ボルドー音楽院でロンデックスに師事。近年ではAlliages Quartettとしての活動が有名。メディアへの露出も多い。
オーケストラ奏者としての演奏も有名で、ハインツ・ホリガー指揮シュトットガルト放送交響楽団と共演したドビュッシー「ラプソディ」の録音は同曲の最高の録音の一つとして名高い。
そんなゴーティエ氏が、1996年に録音したJacques Murgierの協奏曲集の録音を聴いた。「アルトサクソフォンと弦楽オーケストラのための協奏曲」という作品で、ネオ・ロマンティックとでも表現できそうなスタイルの作品を、明るい良く通る音色で見事に演奏している。こういう音色を躊躇なくオーケストラとぶつけ合うことのできる奏者ってなかなか居ないなあと、30年近く前の世界に思いを馳せている。
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