クラリネットを持つ、アンリ=ルネ・ポラン氏(最前列左から4人目)と、ジャック・テリー氏(最前列左から3人目)の写真(ポラン氏のプライヴェートコレクションより)。2枚目の、ブラシェ氏からポラン氏に宛てたメッセージには、1963年5月23日と記載されている。両名とも、キャリア初期には、カーン音楽院にてフェルナン・ブラシェ氏(1886年生まれのクラリネット奏者。ジャック・ランスロの師匠としても知られる)にクラリネットを師事していた。最前列1番右に立つ白髪の男性がブラシェ氏である。
以下、私からポラン氏へのインタビューを抜粋する。
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私はノルマンディー地方の都市、カーンで生まれました。音楽を専門的に勉強し始めたのは、カーンの音楽院です。家から音楽院までは15kmほどの距離がありましたが、自転車で通っていました。
カーン音楽院では、フェルナン・ブラシェ先生に習いました。音楽的に非常に素晴らしい先生で、大きな影響を受けました。彼は、主としてクラリネットを、そしてサクソフォンも少しだけ教えてくれました。しかし、当時クラシック・サクソフォンのレパートリーは少なく、演奏するといっても、せいぜいジャズ程度です。ちなみに、ジャック・テリーに会ったのはこの時です。彼もまた、ブラシェ先生に師事していました。
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