2022/11/27

木下直人さんより(ソーゲ「牧歌的ソナチネ」)

ジョルジュ・グールデ Georges Gourdet氏は、マルセル・ミュール四重奏団にも参加したサクソフォン奏者。ヨーロッパ各国、アフリカ、アジアで演奏会を開いた他、国立カーン地方音楽院にて後進の指導にあたった。多くの作品がグールデ氏のために作曲されており、例えばよく知られたとことで言えばベルノー「四重奏曲」、シャルパンティエ「ガバンボディ2」はグールデ氏に献呈されている。

木下さんから頂戴したのはアンリ・ソーゲの「牧歌的ソナチネ」の録音(かなり前に入手されたもの、とのこと)。グールデ氏の独奏、そして、ソーゲ自身がピアノを弾いているというのがとにかく大変貴重だ。ロンデックスの商用録音と比較してみると、アプローチの違いが面白く、グールデ氏の演奏の、朴訥とした佇まいがむしろこの作品にはマッチしているようにも聴こえる。

YouTubeにも木下さんがアップしてくださっているので、ぜひお聴きいただきたい。



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