7/14、コングレス最終日。
前日にリチャード氏から「最終日に一緒に吹かない?」というお誘いメールが来て、楽器を持ってトラムに乗り、Parc de l'Orangerieへ。
…と、演奏の前に、同公園内のPavillon Josephineにて「国際サクソフォン評議会メンバーの選出」「World Saxophone Association設立の是非」「次回世界サクソフォンコングレス開催地選定」を議題とする会議が開かれた。議長は、世界サクソフォン評議会のクロード・ドゥラングル Claude Delangle氏、その他評議会のメンバーが壇上に上がり、議題が進行した。出席者はおよそ300名といったところか(15分前に着いたところ、20人位しかおらず、こんなんで始まるのか…と思ったのだが笑)
まずは今回コングレスの総まとめということで、各種データの発表とスタッフの紹介。過去最大規模となる2700名以上の参加、来場者数30000人という記録は、しばらく破られないのではないか、というほどのものである。フィリップ・ガイス Philippe Geiss氏を始めとするスタッフ陣に拍手が送られた。「国際サクソフォン評議会メンバーの選出」「World Saxophone Association設立の是非」について、説明があったのち、投票。国際サクソフォン評議会のメンバーについては、こちらのサイトからご覧いたlたい(→http://www.saxophonecommittee.com/)また、「World Saxophone Association設立の是非」については賛成多数により可決された。
続いて、「次回サクソフォンコングレス開催地選定」。クロアチアのザグレブ市が唯一名乗りを挙げ、Dragan Sremec氏(ザグレブサクソフォン四重奏団のソプラノ奏者)がクロアチアやザグレブの概要、会場、バックボーン等についてプレゼンを行った。20分ほどのプレゼンののち投票が行われ、賛成多数で可決された。ということで、次回はクロアチア!!なかなか意外というか、なるほどというか、果たしてどんなコングレスになるのか、そして参加できるか…。
会議のあとは、Parc de l'Orangerieの公園内で、ピクニック。露店やら、移動式窯焼きピザ屋さんやらが来て、晴天の中(ちょっと暑いくらい)、あちこちで参加者が休日を楽しむ姿が見られた。私達もさっそくタルトフランベを買い、頬張った。ただし、暑いので屋内で(^^;
ということで、屋外ステージにて演奏!ガイス氏からリチャード氏に、「何か吹かない?」とお誘いが行ったらしく、それならばということでリチャード氏が私達を共演に誘ってくれたのだ。ソプラノにシャルロット・ハーディング Charlotte Hardingさんを、テナーにアリスター・パーネル Alistair Parnell氏を加え、「Mrs Malcolm, Her Reel」を再び演奏!いやはや、最終日にまた素敵な思い出が出来たなあ。とても楽しく、嬉しかった。
他の演奏を少し楽しんだのち、いったんアパルトマンへと戻り、小休憩。楽器を置いて、Place Kleberへと繰り出す。18:00からイギリスのフュージョンバンド、Sax Assaultの演奏を聴くためだ。ずっと聴きたいバンドだったのだが、まさかここで聴けるとは思わなかった。入場無料のオープンコンサートということもあり、Place Kleberは大盛況。少し日差しも強かったが、ジャズとポップスを混ぜてロックを掛けあわせようなノリの良い楽曲の数々に、広場全体が盛り上がった。Simon Willescroftのソロは問答無用でカッコいいし、John Helliwellのソロも大御所ならではの緊張感あるもので、いやはや1時間ちょっとにわたってとても楽しかった。アレンジもの「Sex Bomb」で〆ると思いきや、最後にはなんと大好きな「Lip Service」まで演奏され、大満足。
ライヴのあとは、広場のカフェでオーストラリアのマイケルと合流し、飲み。彼は本当に愉快でネタ豊富なのだが、2時間ほどひたすら呑んだりおしゃべりしていたら、徐々にいろいろな人が集まってきて、楽しかったなあ。Erin RoyerからCDを買ったり、クリス・カルドウェル Chris Caldwell氏(その昔、London SaxophonicのCDを送ってもらったことがある)やアンディ・スコット Andy Scott氏を捕まえて話したり、ビールを呑んだり、ビールを呑んだり、ビールを呑んだり…。
暗くなってきたので、革命記念日の花火を眺めるべくマイケルとともに音楽院方面に移動。途中皆と合流し、Salle de la Bourseの近辺から花火を眺めた。侘び寂びなど一切感じられない、容赦の無い打ち上げの連続に驚く。まるで爆竹だ(笑)。とにかく凄かった。ちなみに、人出は多いが、さすがに日本ほどではないかな。
音楽院からアパルトマンへのバスは、花火大会のため止まってしまっていたので、仕方なく40分ほどかけて歩き、アパルトマンへと帰着した。
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