芸劇ウィンド・オーケストラとは、東京芸術劇場が運営する、吹奏楽を通じてプロフェッショナルの音楽家を育成する、という目的を持った楽団である。サクソフォンは、大坪俊樹、齊藤健太、神保佳祐、都築惇という布陣。まだ学生の方もいらっしゃるが、若手でバリバリ活躍中の皆様だ。
井上氏の、歯に衣着せぬ物言いが実に面白いが、本質を言い得ている部分も多々あり、笑い事で済まされないのがなんとも。私自身も吹奏楽に少なからずこれまで携わってきた身であり、笑い事で済まされないなあ、などとも思った。
http://www.michiyoshi-inoue.com/2015/03/post_24.html
(…略)また本当の名作曲家のオリジナル作品が少なく、当然交響曲もない。吹奏楽がピットに入った曲なんかないし、コンチェルトもない。 ガシュインやストラヴィンスキーやコープランド等アメリカとの結びつきが強い作曲家も作品がほとんどない。そういうシンフォニックな作品はみんな編曲もの。ならばオーケストラで聞いた方がやっぱり真打だろう。
どうもこれらの疑問すべて芸術的な観点でなく「やる方のご都合」で成り立ってきたようなのが嫌なのだ。(以下略…)
オリジナル作品による「面白いプログラミング」なら、手持ちのネタで如何ようにも構築できるが、「真に芸術的に価値あるプログラミング」は、難しいな…。せいぜい、芸術性のある作品か…ぱっと思いつくのはメンデルスゾーン、シェーンベルク、グレインジャー、シュミットだなあ。
0 件のコメント:
コメントを投稿