ヴァンサン・ダヴィッド Vincent David氏と、ピアノのDorothe Bocquet氏のデュエット。Les Flaneries Musicales de Reimsという、屋外で開かれる音楽祭での1999年の演奏とのこと。ダヴィッド氏をフィーチャーしたメイヤー財団制作のCDの出版が1999年であるから、まだ彼が第三課程に所属していたころだろう。
ダヴィッド氏、若い!彼の演奏の凄さの一つとして、どんなに演奏が難しい曲であったとしても、まるでサクソフォンと戯れるかのような自在さが挙げられるが、この当時の映像からも同様の印象を受ける。それは、ラヴェルの古典趣味でも、ドビュッシーの東洋趣味でも、ベリオのような最先端の現代音楽(今では音大生も軽々吹いてしまうほどだが、1999年当時はまだ吹きこなせる奏者は限られていたのではないかな)でも変わらない。あまりに軽々吹くものだから、曲の難しさが伝わらないほどだ(^^;
30分近くに及ぶ映像で、画質・音質ともイマイチではあるが、貴重な映像を観られることが嬉しい。誰が所蔵していたのだろうか?プログラムは以下のとおり(ドビュッシー、ヒンデミットはいずれも抜粋…というか、途中で切れている)。
ドビュッシー - ラプソディ
ドビュッシー - ベルガマスク組曲より「パスピエ」
ベリオ - セクエンツァVIIb
ラヴェル - ソナチネ
ヒンデミット - ソナタ
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