大西智氏さんは、国立音楽大学で学んだのちフランスに渡り、クリスチャン・ヴィルトゥ氏とジュリアン・プティ氏に師事したサクソフォン奏者。昨年中頃に帰国し、その後各方面でご活躍中である。ブログが取り持つ縁で数年前から知り合いとなり、いろいろと情報を交換していた。フランスへ数年間留学していたということになるが、特にフランスのサクソフォン界の実情など私個人的に非常に興味ある事柄をいろいろと教えてもらっていた(もちろん、ブログには書けない話も…笑)。その大西氏が、フランスで吸収してきたものを一気に見せる!との気概で臨むリサイタルが開かれる。
ちなみに「大西智氏さん」という名前だが、大西智さんではなく大西智氏さん、なので、そこのところ誤解なきよう…。
【大西智氏サクソフォンリサイタル Vol.1】
出演:大西智氏(sax)、中村ゆか里(vn)、成田良子(pf)
日時:2011年3月1日(火曜)19:00開演
会場:大泉学園ゆめりあホール
料金:一般2500円、高校生以下2000円(当日各500円増)
プログラム:
E.デニゾフ - "ソナタ"より第2楽章、第3楽章
S.ローロフ - リット・リズム
H.ヴィラ=ロボス - ファンタジア
棚田文則 - ミステリアス・モーニングIII
I.ゴトコフスキー - 叙情的三重奏曲
J.C.アンリ - リード、弓、ハンマー
大西さんといろいろ話していて感じるのは、彼なりの"コダワリ"をもって音楽活動を進めているということだ。日本のサクソフォンとフランスのサクソフォンを経験し、その中から最適な部分を引き出そうとする姿勢には頭があがらない。
なかなかハードなプログラムだが、ほぼ日本初演ではないかという2曲…ゴトコフスキーの「叙情的三重奏曲」、そして、パリ国立高等音楽院の卒業試験曲だった「リード、弓、ハンマー(原題:Anche, archet, marteau)」が気になっている。ちなみにゴトコフスキー作品だが、大西さんはこの曲でSAXIANA国際コンクールの室内楽部門に入賞しているそうだ。デニゾフが第2楽章から始まっており目を引くが、これについても大西さんなりの"コダワリ"があるとのことで、実際に聴いてみないとわからないだろう。
私はプログラム冊子の曲目解説を執筆する他、実は私は当日の司会というか曲目解説も頼まれていて、具体的なスタイルは決まっていないのだが、何らかの形で「出演」することにはなりそうだ(楽器は吹きませんよ)。そんなkuriがアワアワする様子を楽しみに来てくれても良いと思う(笑)。
そういえば、ピアノの成田良子氏については、あまり聞いたことのない名前だったのだが、実は沼田良子さんのことだ、とのこと。最近ご結婚されて姓を変えたそうだ(大西さん情報)。
2 件のコメント:
こんにちは。お元気ですか?ゴトコフスキーの作品を演奏したのはサクシアナ国際コンクールです。念の為訂正させて頂きます。紛らわしくてすみません(~o~)お世話になりますが当日はどうぞ宜しくお願い致します。
あ!そうですね!UFAMはデザンクロでしたっけ。訂正しておきます。ご指摘ありがとうございました。
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