音楽之友社の四月の新刊で伊藤康英先生が書いた「メトード・ソルフェージュ」という教本が4/11に発売された。予てより先生から案内を頂いていて、思い立って買ってみたところ充実した内容に驚いた!
言ってしまえばただのソルフェージュの教本なのだが、とにかく薄い。四六版で80ページしかない。この80ページに文字通り”ぎっっしり”理論から実践まで詰め込まれている。大きく三部(読譜・リズム・視唱)に分かれていて、どの章からはじめてもすぐ実際の現場で活用できそう。
例えば吹奏楽をやる上で初見能力(読譜)の強さや、リズムの正しさは重要なポイントの一つであると考えるが、まさにそういった「楽譜を正確に音にする」という作業を手助けしてくれる本だといえよう。分類としては声楽用だということだが、これを声楽だけとはもったいない!楽器の初見能力を伸ばしたいというような単純な動機(私はそうです)でも、手元に置く価値のある本だと思う。ハ音記号がすばやく読めないトロンボニストの方とか、一冊いかがですか?税込1,260円。
詳細はこちら(音楽之友社内のページから→http://www.ongakunotomo.co.jp/catalog_nomenu/detail.php?Code=502250)。
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