昨日1/30は、西武園ゆうえんちにてTsukuba Saxophone Quartetのメンバーで演奏を行った。諸事情により、まずはつくば市で練習、お昼ごはんに牛タン定食を食べた後(たまの贅沢!)つくばエクスプレス→武蔵野線と乗り換えて、茨城県から埼玉県所沢市付近まで一気に移動し、会場入りした。
なんだか凄いイルミネーションの前で演奏できた!たくさんの写真をFacebookのTsukuba Saxophone Quartetのページに掲載しているので、ぜひご覧頂きたい(Facebookのアカウントを持っていなくても見られるはず)。…セットリストは、以下。客層が全く読めなかったのでこんな感じになった。今度やるときにはもう少し家族向けレパートリーを増やさなければ(今回はトトロだけだった)。
1st set:
ルパン三世のテーマ
グリーンスリーヴス
となりのトトロメドレー
チェッカーズメドレー
2nd set:
となりのトトロメドレー
ダッタン人の踊り
ルパン三世のテーマ
長崎は今日も雨だった
演奏後に、記念写真をパチリ。凄いイルミネーションでしょ!4月頃にも、もう一度演奏する機会を持つことができるかもしれない。
2011/01/31
2011/01/30
2011/01/29
Mario Marzi plays Sedna
Massimo Botterというイタリアの作曲家が書いた「Sedna」という無伴奏バリトンサクソフォン作品を、同じくイタリアのマリオ・マルツィが吹いている動画を発見した。無伴奏の現代作品というジャンルも、クリスチャン・ロバのものを始めとして現在では広く市民権を得ているが、初めての曲を耳にするごとに新しい響きを構築しようとする試みを感じ取ることができる。
作曲者のページより楽譜がダウンロードできるため、対照しながら演奏を楽しむことができる。マルツィ氏の演奏はやや大雑把に楽譜を捉えているように聴こえるが、正確性とはまた違った魅力があるな。「Come un'improvvisazione」と指示された最終部分はまさに圧巻だ。ちょっとクリスチャン・ロバっぽい部分も出てくるが、聴こえてくる響きは違う。
Massimo Botter氏はサクソフォン四重奏のために「Sheet of Sounds」という作品を書いており、こちらの作品に関しても参考演奏(しかも演奏がArte Quartettときたもんだ)と楽譜が、公式ページ上で参照可能。こちらも「Sedna」と同じく一筋縄ではいかない雰囲気があるが、「おっ」と思わせる部分もあったりして楽しく聴けた。
作曲者のページより楽譜がダウンロードできるため、対照しながら演奏を楽しむことができる。マルツィ氏の演奏はやや大雑把に楽譜を捉えているように聴こえるが、正確性とはまた違った魅力があるな。「Come un'improvvisazione」と指示された最終部分はまさに圧巻だ。ちょっとクリスチャン・ロバっぽい部分も出てくるが、聴こえてくる響きは違う。
Massimo Botter氏はサクソフォン四重奏のために「Sheet of Sounds」という作品を書いており、こちらの作品に関しても参考演奏(しかも演奏がArte Quartettときたもんだ)と楽譜が、公式ページ上で参照可能。こちらも「Sedna」と同じく一筋縄ではいかない雰囲気があるが、「おっ」と思わせる部分もあったりして楽しく聴けた。
2011/01/28
第2回サクソフォン交流会の打ち合わせ
昨日は新宿にて第2回サクソフォン交流会の打ち合わせwith西尾先生だった。お酒が入っていた割には(笑)なかなか有意義な話し合いができて良かったと思う。第2回の開催にむけて、前進している様子を再確認できたことも良かった。全体合奏等、ラージアンサンブル周りの企画についても、具体的にまとまってきている。
今回は交流会の事務作業のマネージャを仰せつかっているので、各作業の進捗にやきもき。とは言え、会社でやるような日毎の進捗ではなく作業全体に余裕があるため、幾分は気が楽である。また、パワーとノウハウのあるメンバーばかり、さらに西尾先生のバックアップも心強く、とても助けられている。
最後に、昨日の写真を小さく掲載。…って、自分が写っていないじゃん(笑)。
今回は交流会の事務作業のマネージャを仰せつかっているので、各作業の進捗にやきもき。とは言え、会社でやるような日毎の進捗ではなく作業全体に余裕があるため、幾分は気が楽である。また、パワーとノウハウのあるメンバーばかり、さらに西尾先生のバックアップも心強く、とても助けられている。
最後に、昨日の写真を小さく掲載。…って、自分が写っていないじゃん(笑)。
2011/01/26
地獄の門
ディヴィッド・マスランカ David Maslanka氏の作品に、サクソフォンを取り上げたものが数多く存在するのはとても幸いなことである。日本でのマスランカ・ブームのきっかけとなった「マウンテン・ロード」、プロフェッショナルから音大生までレパートリーとしている奏者も多い「アルトサクソフォン・ソナタ」、そして四重奏の傑作「レシテーション・ブック」といったところが良く知られている。最近では、雲井雅人氏が「サクソフォン協奏曲」の録音を行うなど、少しずつ日本でもマスランカ作品のレパートリー開拓が進んでいるが、メジャーどころだけ知っているのは勿体ない。
マスランカ氏の作品に、「地獄の門 Hell's Gate」という作品がある。15分間の単一楽章形式をとる吹奏楽のための作品。モンタナ州の、その名もHellgate High School Symphonic Bandにより委嘱、初演はJohn H. Combsが指揮する同バンドにより、1997年3月に行われた。非常に面白いことに、アルト、テナー、バリトンの3本のサクソフォンが終始表立つ作品である。3本のサクソフォンのための協奏曲、と言い切ってしまっても良いかもしれない。
マスランカ氏は「Hellgate」という学校の名前にインスピレーションを受け、ロダンの「地獄の門」と掛けあわせた作品を作るに至った。この「地獄の門」は、ご存知のとおりにダンテ「神曲」の地獄編に登場する、
という三行三連の詩が書き付けられた、地獄の入口に位置する門のことである。3という数字が「三位一体」の象徴として使われるように、地獄すらも三位一体である神の創造物であるということを示すとされている。この3という数字が「3本のサクソフォン」へと繋がっているのは明らかだ。
冒頭からガツンと響く暴力的な響き、バンド全体がパイプオルガンのように鳴る荘厳なコラール、そしてサクソフォンのみによって奏でられる慰めの表情まで、多面的な要素を持つ傑作である。なかなか実演を聴く機会がないが、幸いなことにCD化されている。「MASLANKA: University of Arizona Wind Ensemble(Albany troy309)」というタイトルで、Amazon.comをはじめ各所で入手しやすいので、興味のある方はぜひ。
マスランカ氏の作品に、「地獄の門 Hell's Gate」という作品がある。15分間の単一楽章形式をとる吹奏楽のための作品。モンタナ州の、その名もHellgate High School Symphonic Bandにより委嘱、初演はJohn H. Combsが指揮する同バンドにより、1997年3月に行われた。非常に面白いことに、アルト、テナー、バリトンの3本のサクソフォンが終始表立つ作品である。3本のサクソフォンのための協奏曲、と言い切ってしまっても良いかもしれない。
マスランカ氏は「Hellgate」という学校の名前にインスピレーションを受け、ロダンの「地獄の門」と掛けあわせた作品を作るに至った。この「地獄の門」は、ご存知のとおりにダンテ「神曲」の地獄編に登場する、
我を過ぐれば憂ひの都あり、(ダンテ「神曲」/山川丙三郎訳)
我を過ぐれば永遠の苦患あり、
我を過ぐれば滅亡の民あり
義は尊きわが造り主を動かし、
聖なる威力、比類なき智慧、
第一の愛我を造れり
永遠の物のほか物として我よりさきに造られしはなし、
しかしてわれ永遠に立つ、
汝等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ
という三行三連の詩が書き付けられた、地獄の入口に位置する門のことである。3という数字が「三位一体」の象徴として使われるように、地獄すらも三位一体である神の創造物であるということを示すとされている。この3という数字が「3本のサクソフォン」へと繋がっているのは明らかだ。
冒頭からガツンと響く暴力的な響き、バンド全体がパイプオルガンのように鳴る荘厳なコラール、そしてサクソフォンのみによって奏でられる慰めの表情まで、多面的な要素を持つ傑作である。なかなか実演を聴く機会がないが、幸いなことにCD化されている。「MASLANKA: University of Arizona Wind Ensemble(Albany troy309)」というタイトルで、Amazon.comをはじめ各所で入手しやすいので、興味のある方はぜひ。
ラベル:
作品
2011/01/25
Christian Wirth & Nicolas Prost on YouTube
YouTubeで、なんだか凄いものを見つけてしまった。なんと、クリスチャン・ヴィルトゥ氏とニコラ・プロスト氏の共演動画である。演奏曲目は、J.S.バッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」。ソプラノサクソフォン2本と、弦楽四重奏+チェンバロという、なんとも豪華絢爛な編成である。演奏場所は、サン・モール音楽院(ニコラ・プロスト氏が教授を務める)のオーディトリウム。演奏された日は…なんと、2011年1月14日!ごくごく最近ではないか。驚いてしまった。
2者それぞれの美しい音と、音楽性である。比べるのが面白いが、やはりヴィルトゥ氏のほうがより楽器のコントロールに繊細さを感じられる気がする。ちなみにこの2人は、パリ国立高等音楽院のドゥラングル教授クラスを同じ1994年に卒業している。この時の卒業試験の課題曲こそが、あのアレクサンドル・ラスカトフの「Pas de deux」だ。
第1楽章
第2楽章
第3楽章
2者それぞれの美しい音と、音楽性である。比べるのが面白いが、やはりヴィルトゥ氏のほうがより楽器のコントロールに繊細さを感じられる気がする。ちなみにこの2人は、パリ国立高等音楽院のドゥラングル教授クラスを同じ1994年に卒業している。この時の卒業試験の課題曲こそが、あのアレクサンドル・ラスカトフの「Pas de deux」だ。
第1楽章
第2楽章
第3楽章
2011/01/24
スロヴェニアのサクソフォン事情
昨日バスの中でNHK-FMを聴いていたら、Michael Torke特集をやっていた(笑)なんとマイナーな。しっかりと「July」もやっていてびっくり。演奏はApollo Saxophone Quartetだった(「Worksforus」に収録されているのと同音源)。
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スロヴェニアのサクソフォンは、ミーハ・ロギーナ Miha Roginaを筆頭に、近年隆盛の傾向がある。ディナンでも多くのスロヴェニア出身のプレイヤーが健闘したのは、記憶に新しい。昨年のディナンのコンクールの時分に、李早恵さん(Duo Kalypsoでおなじみのピアニスト)から頂いた情報を、少し書いておきたい。
スロヴェニアのサクソフォン界における最大のキーマンは、Matjaž Drevenšek氏である。1965年生まれということでまだまだ若いのだが、彼がいなければ現在のスロヴェニアのサクソフォン界は存在しなかったかもしれない。ザグレブ音楽アカデミーを卒業し、リヨン音楽院でセルジュ・ビション氏(ドゥラングル教授らを育てた名教師)に一年間師事。その後帰国し、リュブリャナ音楽院、スロヴェニア国立大学のサクソフォンクラスの教授として後進を育成している。ザグレブ・サクソフォン四重奏団のバリトン奏者であり、CDでも彼の音を聴くことができる。
ちなみに、スロヴェニア国立大学にサクソフォンクラスが設立されたのは1995年ころ。現在は、Matjaž Drevenšek氏が教授として7人のクラスを受け持ち、ミーハ・ロギーナ氏は講師として5人のクラスを受け持っている。ロギーナ氏自身もMatjaž Drevenšek氏に3年間師事している。
レパートリーについても幾つか教えてもらった。まずは、ミーハ・ロギーナ氏がCDに収録している「Zakotne pesmi(sax, fl, pf)」を書いたMilko Lazarの作品は、特に有名であるそうだ。たしかに彼の公式ページを調べてみると、作品がサクソフォンを含むものばかりで驚かされる。また、「Impetus」を作曲したNina Senkは、女流作曲家としてこれからもヒットの予感。
どうしても海外のサクソフォン事情はバイアスが掛かってしまって、まったく知らない部分が出てきてしまうため、実際に活動されている方からの情報は貴重だ。
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スロヴェニアのサクソフォンは、ミーハ・ロギーナ Miha Roginaを筆頭に、近年隆盛の傾向がある。ディナンでも多くのスロヴェニア出身のプレイヤーが健闘したのは、記憶に新しい。昨年のディナンのコンクールの時分に、李早恵さん(Duo Kalypsoでおなじみのピアニスト)から頂いた情報を、少し書いておきたい。
スロヴェニアのサクソフォン界における最大のキーマンは、Matjaž Drevenšek氏である。1965年生まれということでまだまだ若いのだが、彼がいなければ現在のスロヴェニアのサクソフォン界は存在しなかったかもしれない。ザグレブ音楽アカデミーを卒業し、リヨン音楽院でセルジュ・ビション氏(ドゥラングル教授らを育てた名教師)に一年間師事。その後帰国し、リュブリャナ音楽院、スロヴェニア国立大学のサクソフォンクラスの教授として後進を育成している。ザグレブ・サクソフォン四重奏団のバリトン奏者であり、CDでも彼の音を聴くことができる。
ちなみに、スロヴェニア国立大学にサクソフォンクラスが設立されたのは1995年ころ。現在は、Matjaž Drevenšek氏が教授として7人のクラスを受け持ち、ミーハ・ロギーナ氏は講師として5人のクラスを受け持っている。ロギーナ氏自身もMatjaž Drevenšek氏に3年間師事している。
レパートリーについても幾つか教えてもらった。まずは、ミーハ・ロギーナ氏がCDに収録している「Zakotne pesmi(sax, fl, pf)」を書いたMilko Lazarの作品は、特に有名であるそうだ。たしかに彼の公式ページを調べてみると、作品がサクソフォンを含むものばかりで驚かされる。また、「Impetus」を作曲したNina Senkは、女流作曲家としてこれからもヒットの予感。
どうしても海外のサクソフォン事情はバイアスが掛かってしまって、まったく知らない部分が出てきてしまうため、実際に活動されている方からの情報は貴重だ。
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