多くの方に協力いただきながら、先週のサクソフォーン・フェスティバルにおける展示は、無事完了。一昨年に引き続き、多くの方に見ていただけたようで、良かった。
いつか、世界のサクソフォン史についても、似たような発表を作ってみたい、という構想はある。また、日本のサクソフォンについても、90年代のような比較的最近の情報も、インターネットからは引くことができなくなっているため、体系的にまとめていきたい、という思いもある。
サクソフォンのことを書き連ねています。
Webページ:kuri_saxo(更新停止)
メール:kuri_saxo@yahoo.co.jp
多くの方に協力いただきながら、先週のサクソフォーン・フェスティバルにおける展示は、無事完了。一昨年に引き続き、多くの方に見ていただけたようで、良かった。
いつか、世界のサクソフォン史についても、似たような発表を作ってみたい、という構想はある。また、日本のサクソフォンについても、90年代のような比較的最近の情報も、インターネットからは引くことができなくなっているため、体系的にまとめていきたい、という思いもある。
昨年7月から年末まで、本業超多忙につき、更新することができていなかった。今は少し落ち着いて、書きたい内容も溜まっているので、再開していくつもり。
…2025年の明けからは、以下の準備に時間を割いていた。フェスティバル来られる方々、よろしければスキマ時間にお立ち寄りください。
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3/1,2にわたって小金井宮地楽器ホールにて開催される第41回ジャパン・サクソフォーン・フェスティバルにおいて「日本のサクソフォーン史~日本から世界へ、世界から日本へ」と題した展示を行う。基本的に第39回の展示を加筆訂正、さらに新規展示を3枚制作、合計17ページの内容を掲示する予定。
https://saxfest.jp/program/bothdays1/
・阪口新と大室勇一私は現在US在住のため、フェスには伺うことができない。現地準備は日本の方に依頼している。
最近のストリーミングサービスには、LP時代の復刻が取り上げられていることも多い。録音年・元レーベル、復刻環境も何もわからず、アーティスト名(グループ名のみ)と曲名くらいしか掲載されていないのだが、それでも過去の貴重な録音を耳にできるのは良いことだ。
BnF collectionとしてフランスで出版されていた過去の盤の復刻が頻繁にアップロードされている。そのなかに、ギャルド・レピュブリケーヌ・サクソフォン四重奏団のミニアルバムがある。ライト・ミュージックというか、とても軽快でわかりやすく楽しい作品を、軽妙な、しかし往年の輝かしい音色で堪能することができる。
Vendanges a MadeiraWayne Siegelは、アメリカ・カリフォルニア州に生まれ、デンマークで活躍する作曲家。管弦楽曲からエレクトロニクス音楽まで、極めて広い分野の作品を手掛けている。現在はデンマーク王立オーフス音楽院の電子音楽学の教授。
「Jackdaw」は1995年、バスクラリネットとエレクトロニクスのために書かれた作品。バリトンサクソフォンで演奏されることがある。以下、作曲者自身の手によるプログラムノートを翻訳・掲載しておく。
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バスクラリネットとコンピュータのための「Jackdaw」は、デンマーク芸術評議会の資金援助を受けてハリー・スパルナイ Harry Sparnaayの委嘱により作曲され、デンマークのMusiana 95 festivalで初演されました。Jackdawはヨーロッパに生息する小型のカラスで、楽曲の特徴や多くの音は、この大胆かつ賢い鳥にインスピレーションを得ています。私は飼い慣らしたペットのJackdawを飼っており、完璧な条件下で鳥の声を録音することができました。コンピュータで再生される音の多くは、これらの録音をコンピュータで処理したものです。たとえば、バスクラリネットのフォルマントでフィルタリングしたJackdawの鳴き声や、Phase Vocoderを使用して元の長さの 10 倍に引き伸ばした鳥の長い鳴き声などです。また、コンピュータでサンプリングおよび処理されたバスクラリネットの音や、演奏中に楽器の音を変えるコンピュータ制御のライブ処理も使用されています。作曲が進むにつれて、私の予感は確証に変わりました。Jackdawとバスクラリネットは関連があるのです。
Jackdawは、ヨーロッパや南米で Harry Sparnaay によって広く演奏されてきました。バスクラリネットと CD、バリトンサックスと CD、テナートロンボーンと CD のバージョンも入手可能です。
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微温的というか、不思議なテンションを湛えた作品で、もっと人気が出ても良いと思うのだが、日本で誰かが演奏した、という話は聞いたことがない。Stephen Cottrell氏のアルバムに収録されている演奏が、非常に安定かつ作品の雰囲気にマッチしており、決定盤といえる。
ジョン・アダムスの「Fairful Symmetries」は、オーケストラの中にSAAB編成のサクソフォンカルテットやサンプラー(打楽器のパートはすべてサンプラーから発せられる)を含む特殊編成の作品。その演奏映像がいくつかYouTubeにアップされている。
昨日の記事でもご紹介したMarin Alsop指揮の映像。オーケストラはNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団(旧名:ハンブルク北ドイツ放送交響楽団)。サクソフォンもしっかり映っている。
こちらは、オランダのNederlands Blazers Ensembleによる演奏。アレンジが入り、かつ一部を抜粋した演奏。グルーヴ感があり、ほとんどポップスの装いである。
今年リリースされたばかりの、Marin Alsop指揮ウィーン放送交響楽団演奏の「City Noir」。これまで、ジョン・アダムス「City Noir」商用録音としては初演のLAフィルライヴ盤、初セッション録音のセントルイス交響楽団のものがあり、どちらも素晴らしい内容であったが、そこにまた一つ素晴らしい録音が追加された。
サクソフォンについてはクレジット記載が無い。ティモシー・マカリスター氏とは若干解釈が違うようにも感じるが、誰が吹いているのかは調べがつかなかった。
「Fearful Symmetries」には、サクソフォン四重奏がフィーチャーされている。アダムス氏は様々な作品でサクソフォンを活用しているが、この作品は知らなかった(John Sampen氏が、「Postmark」というトラックタイトルでソロアルバムに抜粋を吹き込んでいる)。こちらの作品は、お膝元のNonesuchからも1989年時点で録音がリリースされており、そちらの演奏も気になり始めているところ。
不思議と(?)アメリカで流行している伊藤康英氏編曲のバッハ「シャコンヌ」サクソフォン四重奏版。Spiro Nicolas氏がアップしたこの動画、奏者名のみで団体名も書かれていないが、このアメリカの奏者たちによる演奏は、数あるYouTube上の動画の中でも、かなりハイレベルなものであると感じた。