2014/05/06

John Adams "City Noir"と"Saxophone Concerto"のCD発売開始

待望となる、ジョン・アダムズ John Adams「シティ・ノワール City Noir(Nonesuch 541356)」が本日5/6に発売となった。セッション録音のリリースは初めて。もちろんサクソフォンはティモシー・マカリスター氏だ!「シティ・ノワール」という作品を知り、その後CDレコーディングの予定を知ってから待ちわびたリリースであり、非常に感慨深い。

Timothy McAllister, alto saxophone
St. Louis Symphony
David Robertson, conductor

どちらかと言えば「サクソフォン協奏曲」よりも「シティ・ノワール」のほうが作品としては好みなので、そちらのほうが気になっている次第。初演ライヴ並の熱い演奏になっているかどうか、というところだ。初演であるドゥダメル指揮ロサンゼルス・フィルハーモニックのあの演奏は、ある意味奇跡的な瞬間だからなあ。細かいアンサンブルを気にせずあそこまで"ドライヴ"するオーケストラは、なかなか聴けるものではない。

Nonesuchレーベルの紹介サイト(トラック名をクリックすると試聴もできる):
http://www.nonesuch.com/albums/city-noir

上記Nonesuchレーベルのサイトからデータで購入可能なほか、Amazonでも取り扱いを開始していた。

連休最終日は練習

午前中にアルトで週末に迫った吹奏楽本番に向けて「アルメニアン・ダンス」をさらい、午後は外出してTSQ練習(テナー)、帰ってきてから再びアルトで「アルメニアン・ダンス」をさらう。

「アルメニアン・ダンス パート2」の「ロリの歌」が難しい。テンポがずいぶんと速い曲だ。また、音程感覚が普段使いのテナーと違うところも苦労している。2本以上の楽器をバシバシ持ち替えて吹いてしまう方、尊敬します…。カルテットのほうは、エスケシュが少しずつ形を成してきた。

クローバー・サクソフォン・クヮルテット&横山美里 スペシャルコンサート

昨日伺ったコンサート。

【クローバー・サクソフォン・クヮルテット&横山美里 スペシャルコンサート】
出演:クローバー・サクソフォン・クヮルテット、横山美里(pf)
日時:2014日5月5日(祝・月)14:00開演
会場:戸塚区民文化センター・さくらプラザ(戸塚駅徒歩1分)
料金:一般券:¥3000 学生券:¥2500(全席自由)
プログラム:
J.S.バッハ/田村真寛編 - トッカータとフーガ
G.A.ロッシーニ/バッコ編 - ロッシーニ・メドレー
リヴィエ - グラーヴェとプレスト
J.S.バッハ/栃尾克樹編 - イタリア協奏曲
S.ラフマニノフ - 前奏曲 Op.3-2 "鐘"
S.ラフマニノフ - 前奏曲 Op.23-4
F.リスト - 私的で宗教的な調べ 葬送曲1849年10月
ガーシュイン/石毛里佳編 - ラプソディ・イン・ブルー
A.ピアソラ - ミケランジェロ'70(アンコール)
F.ショパン - ノクターン(アンコール)

戸塚ってずいぶんと西の方にあるイメージがあったのだが(箱根駅伝の中継所として名前を知っていた)、住まいから意外と近くて、都心に出るのとあまり変わらないのではないか、というほど。クローバーSQが激烈に上手いのはもはや当たり前だが、ピアノも含めて、素晴らしいコンサートを楽しんだ。

ということで初めて伺う場所だったが、450席の、高天井のよく響くホール。若干空席が目立つ印象だが、GWのせいか、それともあまり宣伝を打っていなかったのか(演奏が素晴らしかっただけに、少しもったいないと思うのだった)。いつも見るようなアマチュアのサクソフォン吹きはほとんどいなかった。

前半がクローバーSQのステージ。クローバーSQの一番の魅力は、個人的には見事な弱音での音色にあると思っているのだが、もちろんその印象はそのまま、どの曲においても高レベルの演奏を展開する。ロッシーニは知っているメロディが次から次へと出てきて、本当に楽しい!グラプレは、グラーヴェ部分の解釈がちょっと聴いたことのない感じ。「イタリア協奏曲」の第二楽章の息の長いメロディは、美しさと儚さが同居して感動的であった。そういえば、若干いつも聴くクローバーSQよりもリラックスした雰囲気があったような…。

後半は、横山美里さんのピアノソロから。これまで名前を知らなかったが(長い間イギリスで学び、帰国後も各所で精力的に活動しているとのこと)、大変な名手であり、私なんかが聴いても凄いピアニストであることがわかる程だった。特に、ラフマニノフの2曲には感銘を受けた。テクニカルな面の素晴らしさはもちろん、朧げな美しい響きから、パワフルな響きまで、音色のバリエーションは実に多い。そして何より作品の素晴らしさ。一日前に聴いた仲道郁代さんのコンサートに続いて、ピアノという楽器の素晴らしさをまざまざと見せつけられた。

最後はジョイントで「ラプソディ・イン・ブルー」。実はこの曲の全体像を良く知らず、きちんとレポートができないのだが、おそらくピアノソロはそのまま、オーケストラをサクソフォン四重奏にあてはめたのかな?最初から最後まで、様々な響きが飛び出して、聴き手を飽きさせない。石毛さんはクローバーSQに絡んで様々な作曲やアレンジを提供しているが、またひとつ素敵な作品が出来上がった印象。もちろん演奏もハイレベルなことこの上ない。

アンコールもたっぷりと二曲。大満足だ。

帰り際に、田村哲と、いわきから聴きに来ていたIBCのKさんとともに、軽く飲み。そういえばKさんとじっくり話す機会も久々で、楽しい時間を過ごしたのだった。

2014/05/04

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014へ

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014に急遽行くことになり、午後から有楽町へ。4時間くらいだったが、とても楽しい時間を過ごした。

これまでも何度か伺ったことがあるが、ここ数年は伺えず久々だった。昔と比べて規模は拡大し、チケットはかなり取りづらくなっている雰囲気。今朝方、前売りチケットをぱっと選んで、良いかなと思ったのがこの公演。

公演番号273
よみうりホール
仲道郁代(pf)
J.ブラームス - 3つの間奏曲, op.117
R.シューマン - 交響的練習曲, op.13
R.シューマン - トロイメライ(アンコール1)
E.エルガー - 愛の挨拶(アンコール2)

先日の松下君のリサイタルを聴いたこともあってこれまで普段はほとんど聴かなかったシューマン、ブラームスに興味がわいたのは幸いなことであった。そしてこの選曲!シューマンの「交響的練習曲」はいわゆる変奏曲なのだが、グラズノフ「サクソフォン四重奏曲, op.109」の第2楽章「シューマン風に」は、この第8曲から着想を得ているのだ。

ピアノの仲道郁代さんは、演奏もさることながらトークも素敵で、シューマン夫妻とブラームスとの関係、曲の聴き所などをわかりやすい言葉で的確に表現されていた。ずいぶん慣れている風だったが、良くこういったコンサートをする機会があるのだろうか?まどろみながら夢の世界を旅するようなようなブラームスの密やかな作品、そして劇的な主題と、それに続いて現れる、作曲的な意味でも演奏的な意味でもテクニカルな変奏が実に印象的だった。第7曲の厚みのある響きから、一転、第8曲の付点リズムを伴ったフーガに突入した瞬間など、鳥肌が立った。最後はブラームスでの演奏とは別人のようなダイナミックさも見せていた。最後は大拍手!アンコールも大サービスの2曲。

よみうりホールから東京国際フォーラムに戻ると、なんと地上広場で渋さ知らズオーケストラが野外ライヴ中(去年も来ていたそうです、知らなかった笑)。さすがにロックフェスで見るような大所帯とは違うものの、およそ10本強の管楽器群をPAを使ってバリバリ鳴らし、いつもの暗黒舞踏系(笑)不思議ダンサーも6、7人はいたかな。渋さ知らズの名前すら知らないような方もたくさんいたと見受けられるが、圧倒されつつも楽しんでいたようだ。フリー風味のサクソフォンの即興も、圧巻。「ナーダム」などのオリジナル作品のほか、ラ・フォル・ジュルネを意識したのか「展覧会の絵」をモチーフにした作品などもあり、興奮した。「本多工務店のテーマ」も聴きたかった~

その後展示ホールへと異動。高関健指揮の桐朋学園大学オーケストラが、なんとウェスト・サイド・ストーリー・セレクションを演奏。もちろんサクソフォンも含んでおり(かなり良い仕事をしていたのだが、誰だったのかな)、やはり弦楽器群は鉄壁の巧さ、学生ならではとうことかノリもなかなかのもので、立ち見だったとはいえ時間を忘れて聴き入ってしまった。フラッシュさえたかなければ写真も自由なんだなあ。なんというか、オープンプログラムやサービスプログラムでの、聴き手にほとんど制約がない感じは、やはり新鮮。

屋外では、世界各地のご当地メニューを提供する露店がたくさん。アジアンテイストのご飯が美味しい。ちょっと昨日飲み過ぎたのでビールは控える(^^;各ブースでは興味深い展示もあり、またついついポストカードや書籍など買ってしまう、そんな面白さも。

いやー、楽しかったなあ。今回は急遽だったが、有料公演や無料公演など組み合わせて、一日楽しむこともできそうだ。来年はそんな過ごし方もいいかも。

ナイマン70歳記念コンサートの内容

今年、2014年3月23日に作曲家のマイケル・ナイマン氏が70歳の誕生日を迎えたことを記念して、4月30日にイギリスのロイヤル・フェスティバル・ホールでアニヴァーサリー・コンサートが開かれていたそうだ。その内容は次のようなもの。

http://www.southbankcentre.co.uk/whatson/michael-nyman-70th-birthday-co-81607?dt=2014-04-30

Michael Nyman: The Draughtsman's Contract Suite for orchestra
Michael Nyman: Violin Concerto No.1 (UK premiere)
Michael Nyman: Saxophone Concerto (Where the bee dances) (UK premiere of revised version)
Michael Nyman: Symphony No.2 (UK premiere)

Performers
Royal Philharmonic Orchestra
Josep Vicent conductor
Petroc Trelawny presenter
John Harle saxophone
Alexander Balanescu violin

うわ!「英国式庭園殺人事件」の組曲に、「サクソフォン協奏曲"蜜蜂が踊る場所"」、とは…。これは聴いてみたかった。しかも、「サクソフォン協奏曲」の独奏はジョン・ハール氏だ!

「英国式庭園殺人事件」はナイマン・バンドで演奏されることがほとんどだが、オーケストラではどのように聴こえるのかなあ。「サクソフォン協奏曲」は"Revised Version"とのことだが、どのような内容なのだろう。うーん、気になるなあ。BBC Radio3などで、録音が流れないかなあと期待している。

2014/05/03

Eastman Saxophone Project plays "Supra" on YouTube

Jonathan Russellの「Supra」という、もともとクラリネットのために書かれた作品を、テナー&バリトン&バスサクソフォンで演奏してしまった動画。ハルサイが話題になったイーストマン音楽院のサクソフォンアンサンブル団体、Eastman Saxophone Projectによる演奏だ。彼らのレパートリーや演奏は、本当に面白く、いつも注目している。



コラールのような荘厳な雰囲気から始まるが、途中から登場するソロ・バリトンサクソフォンの激烈なフラジオ音域での"歌"は、バックの盛り上がりと相まって実に感動的だ。中間部は一転、リズミックな雰囲気を湛える。最後は波が引くように終わってしまう。

2014/05/01

ご案内:クローバーSQ@戸塚

貝沼さんと坂口さんからご案内いただいた。珍しや、クローバーSQとピアノの共演。共演をするのはガーシュウィン作品かな?今調べてみたところ自宅から戸塚は意外にも近くて、伺うのもそれほど苦労しなさそう。

クローバーSQの演奏の素晴らしさは、今更改めて紹介することもないほどだが、2007年のデビューリサイタル以来、名実ともに現代の日本を代表するカルテットの仲間入りを果たし、現在もさらに進化し続けている団体であることは間違いない。今年はバッハの「ゴルトベルク変奏曲」を収録したアルバムのリリース予定もあるとのことで、楽しみ。

連休の後半、お時間有る方はぜひ。

【クローバー・サクソフォン・クヮルテット&横山美里 スペシャルコンサート】
出演:クローバー・サクソフォン・クヮルテット、横山美里
日時:2014日5月5日(祝・月)14:00開演
会場:戸塚区民文化センター・さくらプラザ(戸塚駅徒歩1分)
料金:一般券:¥3000 学生券:¥2500(全席自由)
プログラム:
J.S.バッハ/田村真寛編 - トッカータとフーガ
J.S.バッハ/栃尾克樹編 - イタリア協奏曲
G.A.ロッシーニ/バッコ編 - ロッシーニ・メドレー
リヴィエ - グラーヴェとプレスト
ラフマニノフ - 前奏曲 Op.3-2『鐘』
ガーシュイン/石毛里佳編 - ラプソディ・イン・ブルー 他
問い合わせ・予約:
Fine Muse Club
Tel&Fax:045-861-6155
Mobile:090-9008-2146 (担当:高橋)
E-mail:fine.muse77@gmail.com