2007/11/04

「おやつはチョコケーキ」が素敵

香川県を中心に活躍するアマチュアのサクソフォンアンサンブル、ダッパーサクセーバーズさんのブログ「ダッパーサクセーバーズな毎日(→http://dapper.jugem.jp/)」を毎日楽しみに読んでいる。ダッパーさんはつい先日毎年恒例の演奏会を開いたばかりとのことで、最近は演奏会レポートが主たる記事の内容。

その演奏会で、エスポワール・サクソフォーン・オーケストラのGGさんという方が作曲したバリトンサックス5重奏「おやつはチョコケーキ」の再演を行ったらしいのだ。その演奏会の模様として、昨日の記事にその演奏の録音がフルバージョンで公開されていた。よもやアマチュアの手によるものとは思えぬ、大変素敵な曲なので、ぜひ一聴をオススメしたい。ついでに演奏しているB-FIVE(ダッパーの方々周辺、ということになるのかな?)なる団体の上手さにもびっくり。

http://dapper.jugem.jp/?date=20071103

(パーマネントなリンクを張ることができなくて焦り、dateフィールドに日付を突っ込んで無理やりリンク作成。後から気付いたが、jugemのブログはエントリIDで各記事が管理されているのか…つまり、eidフィールドへ412を入れてもOKとのことだ)

http://dapper.jugem.jp/?eid=412

(つまり、↑こういうこと)

爽やかなメロディと和声進行、サックスならではの機動性を生かしたモチーフの展開…後半のテーマの展開?変奏?部分のズンズカズンズカした感じは、バリトンサックスならではですな。ちなみにワタシャ作曲に関しては完全なド素人だが、各パートの音域の使い方が本当に上手いなと思う。それぞれに魅せ場も用意されており、感心しきり。

----------
(追記)

そういえば、バリトンサックス5重奏という編成って存在するのかなと、目録をひいて調べてみた。うん、やっぱりなさそうだ…もしかして世界初?(笑)。私も、バリトンサックス4重奏のオリジナル作品(マーク・エンゲブレツォンの「熊」)が入ったCDは持っているけど、それ以上の編成は聴いたことないなあ。ソプラノサックス6重奏とかは、ふつうに作品として存在するのだが(ちなみに、作曲はジョン・ハール)。

ふと気が変わる

サクソフォンフェスティバルに参加しよう!とか、2008/3/1につくば市のアルスホールでサックスコンサートをしよう!とか、サクソフォーン協会のコンクールに参加しよう!ということで、いろいろな曲の練習を進めている。今日は「Heartbreakers」の合わせ。…うーん、まだまだです。

練習の合間の休憩に、ちょっと外の自販機へとお茶を買いにふらふら歩いていったら、なぜかシューマンやりたいという気持ちがふつふつと湧き出して、歩みを数歩進めた後には、あ、「Grab It!(ほぼさらい終えている)」じゃなくて「アダージョとアレグロ」か「幻想小曲集」吹きたい、という気持ちがいっぱいになってしまった。ふしぎ。

何にせよ、そういう古典的なスタイルの曲をひとつ、ピアノとアンサンブルしてみたい、という願いは昔から持っている。シューベルトのアルペジョーネはEs管でないと音域がイマイチだしなあ。シューマンも良いけど、他にちょっとヴィオラの楽譜を漁ってみようかな。

ヤフオクに"Quest"チケットが出てます

11/23(金・祝)に静岡音楽館AOIで開かれるクロード・ドゥラングル サクソフォンライヴ"Quest"は、今年一番楽しみにしている公演だ。ある意味、2007年における最も注目すべきサックス関連のコンサートということになる。

そのコンサート、そのハードな内容にしては意外と売れ行きが良いらしく、わりかしチケットが売れているという話を聞くのだが(完売かどうかは知らない)、皆さん入手されただろうか?買っていない方へ朗報。ヤフオクでこんな売り出しがされていた。

http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d80339195

"Quest"のペアチケット。1階N列だそうだ。

2007/11/03

ノバホール(ちょっと)批判

後輩Kim氏(日本人です)のブログ、不言不実行内この記事へコメントしようとした内容。文字数が多すぎるとlivedoor Blogに怒られてしまったので、こちらにコメント内容と追記を載せます。リンク先の記事内容と関連しているとは思えないけれど(その時点ですでにコメントではないが)、あくまでインスピレーションを受けた結果、独自に建てた雑感です。

-----コメントここから-----

もしかして関連するかもしれないので、ちょっと場所を借りて記しておきます。最近のノバホールの予約の難しさに関することです。

「ノバホールの管理者が自治体から財団に移行するというのは、こういう形で表層化してくるのかあ」と、去年の今頃からようやく判ってきました。財団が振興させたいのは、あくまで都市の一機能としてのホールであって、特定の市民の活動ではないのですよね。それに、資金を運営していかなければ財団は成り立たないことだし、入場料をとる催しのほうが使用料が高いのだから、財団としては有難いのでしょう。あー、でも財団の自主公演だと使用料ってどうなるんだろ。その場合は入場料が財団に入っていくのかな。

何にせよ、ノバホールは変わってしまったなあ。自治体の手を離れたその瞬間から、市民のためのホールから財団のためのホールになりつつあるのですね。

いっそのこと、国にホール作ってもらったら、国立大学のサークルは優先してホールを予約できますよ!…と思ったけれど、良く考えたらすでに大学も国家の機関ではない(独立行政法人)のであった。あらら。

場外ホームラン的コメントかもしれないが、お許しください。

-----コメントここまで-----

つくば市が擁する最大のホールに、「ノバホール」と呼ばれるつくばセンター前のホールがある。1000席超、シューボックス型?のホールで、そのアクセスの良さと規模から、さまざまな催しに使われている場所なのだ。近隣の小中高校、大学、アマチュアの演奏団体がこぞって利用し、特に休日の予約はいつも満杯。かく言う私も、大学時代に定期演奏会というハレの場として、何度もステージを踏みしめたクチである。

そのノバホールの管理団体が、近年つくば市からつくば都市振興財団へと移行した。それは私たちの引退公演の直後であったため、身をもって体感したわけではないのだが、ホールの予約に関して、最近明らかな変化が見られるとの由。

「芸術の秋」とも言われる11月の土日の予約が、大変取得しづらくなっているというのだ。1年後のホール使用予定月初日の予約抽選会に行くと、すでに「ホール自主予定」として使用不可能とされてほとんど埋まった土日…。毎年11月に定期演奏会を開いていたウチの団が、12月へと開催期日を追いやられたのは、おそらく今年が最初なのではないか?

いろいろ原因はあろうが、その要因の一つとして明らかに「管理団体の移行」が挙げられるのではないか、と昨年頃から考えるようになったのだ。すなわち、つくば市からつくば都市振興財団への移行。スタッフの入れ替え、そして自主公演内容の抜本的な見直しが行われたのだが、いまいち利用者としては自覚がなかったところ、まさかこのような形で返ってくるとは思わなかった。

都市振興財団は、この設立趣旨「筑波研究学園都市の振興・発展を目指して、地域情報の収集提供や芸術・文化・スポーツの振興活動さらに在住外国人に対する支援活動を行うことにより、住民の豊かで魅力ある都市生活の向上に寄与する事を目的として、設立された法人です。 」にあるとおり、住民の文化活動の発展を促進しているわけではないのだ。財団が振興したいのはあくまで都市機能の一部としてのホール、であり最終目的はあくまで学園都市の発展、なのである。

その目的に沿うならば、財団の自主公演を増やして有名プロ奏者をたくさん呼び、たくさんの入場者を得、入場料をたくさんとってゆけば確かにゴールは達成されよう。だが、そこでは真の意味での文化活動(=市民の自由な芸術活動を含む)がなされているとは言い難いのではないか。

財団には、市民が本当に望んでいるホール運営のあり方を読み取ってもらって、ちょっと方向性を吟味しなおして欲しいなあ。吟味した上で、市民⇔財団の利害のトレードオフから最適な場所を見つけるのが良いと思うのだが?しかし市民グループの催しばかり組み込んでいったら、今度は財団の懐が危うくなるわけで、それはそれでまずい。私の小さなノウミソでいくら考えても結論は出ないまま。何とも難しい問題ではある。

…というか、すでにつくば市に来て4年以上経つけど"つくば都市振興財団"が何なのか、イマイチわかっていないところがあるのが、何となくモヤモヤするなあ。

----------

上に挙げた内容は、何も予備調査をせずに書いた内容で、言ってしまえば推測の域を出ていない。こんな無責任な記事をネットに上げるのはどうかと思うが、今までノバホールを存分に利用してきた一市民としての、単なるフテクサレだとお考えいただきたい。この事柄に関して、何か調べることはしようとも思わないし、何か行動を起こそうとも思わないし…これ以上でもこれ以下でもなく留めておくこととしよう。

2007/11/02

廃盤、復刻して廃盤

1990年代初めの東芝EMI、山野楽器、さらにそれに続くClarinet Classicsやグリーンドア音楽出版によるマルセル・ミュールの演奏の復刻は、日本のサクソフォン界に衝撃を与えたといって良い。それまでほぼごく少数のSP、もしくはLPでしか存在しなかったミュールの演奏を、誰でも手軽に聴けるCDという媒体として(状態にばらつきがあるものの)復刻した功績は、大変大きいものだ。

さまざまなレーベルの努力により、ミュールの演奏に関しては、ほぼ復刻が完了したといっても良いのではないだろうか。あと未復刻なのは、1950年代~1960年代にDeccaに吹き込んだ四重奏曲集くらいじゃないのか。そこらへんは、まだまだレーベルが権利を所持しているのだろうか、一筋縄では復刻が実現するとも思えないが。

2007年、つまりあの奇跡的的とも言えるコンチェルティーノ・ダ・カメラの録音から、70年近くが経過しようとしている現在、驚くべきことに、amazonで2、3回ボタンをクリックするだけで、ミュールあの神懸かり的演奏をすぐに自宅で聴けてしまうのだ。なんだか、不思議な感じもする。

そんなわけで、久々にamazonのミュールのCDページ…2000年頃に「マルセル・ミュールの至芸」としてギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団関連の音盤がEMIから一挙20枚復刻されたうちの3枚のページ…をふと訪問したのだが…。え?廃盤?…そう、知らないうちに廃盤になっていたのだ。一度手に入れてしまうと、そのCDが売っているかどうかなんて、普通は気にも留めないからなあ。

そういえば、いつの間にかEMIの3枚組「サクソフォーンの芸術」も廃盤になっていたし、「La Legende」も手に入りにくくなってしまったし、なんだかなあ。せっかく復刻されたのに、寂しいことこの上ない。

(後で追記します)

----------

飲み会から帰還(*・ω・)ノ割と酔ってます。あー、楽しかった。カラヲケも行きたかった、というか、マイナスターズを歌いたかった。ローソンで買ってきた野菜ラーメンをつつきつつ、続きを書きます。

で、復刻されたのに廃盤になってしまう、ということは、良くあると思うのだ。いろんなところに問題があって、我々アマチュアがもっと盛り上げていかなければいけいない(本当は、復刻を待つのではなく署名運動をするくらいの覚悟は必要かも)、レコード会社ももっと売り出していかなければならない(需要は少ないとはいえ、明らかに供給が少なすぎる)、など。

クラシック・サックスに携わる人たちに、もっと先人の演奏のすばらしさが浸透すれば良いのにな(つまり、需要の観点)。マルセル・ミュールやダニエル・デファイエという名前を出して、果たして何%のアマチュアサックス吹きが反応するのだろう。彼らの演奏を知らないのは、クラシックサックスに身を置くものとしては恥ずべきことであるし、実際スバラシイとしか形容できないのだから、もっと多くの人に知ってもらいたい。

そんな中で、自分は何ができるのだろう。所詮このブログだって、観てくれている方は限られている。変な話、中高生にミュールのすばらしさを知ってもらうには、自分はどうすればよいのか。…わりかし昔から考えていることではあるが、未だに答えは出ず。

そんなことを書きながら、ゴーベール指揮パリ音楽院管弦楽団のイベール「コンチェルティーノ・ダ・カメラ」を聴く。独奏はミュール。ついでに、デファイエのブートリー「ディヴェルティメント」に、さらにさらにデファイエ四重奏団の最後のライヴ演奏(カルメル)を聴く。うーん、もろ手を挙げて「すばらしい!」と叫びたいぞー!何ですかこの完璧なまでの響きは。これらの演奏を知らずにサックスを吹いているのは、誤解を恐れず言えば、"あってはならない"ことだ。

素朴な疑問(グラズノフの作品関連)

グラズノフ晩年の作品、「サクソフォーン協奏曲」と「サクソフォーン四重奏曲」って、なぜどちらとも「作品109」なのだろうか。違う作品なのに同じ作品番号が付与されることって、良くあるのかな?そういえば、よくよく聴いて、さらに楽譜を見てみれば、音形的にも、構成的にも似てるところがたくさんあるよなあ。

※この件、解決しました。下に追記してあります。

「サクソフォーン四重奏曲」はミュール率いるギャルド・レピュブリケーヌ四重奏団に、「サクソフォーン協奏曲」はシガート・ラッシャーに、それぞれ献呈されている。完成時期は、やや「サクソフォーン四重奏曲」のほうが早い。グラズノフの「四重奏曲」については、以前Saxophone Journalの記事を翻訳してブログ上で公開したっけ(内容的にけっこうおもしろい)。

何というか、作曲当時のグラズノフの健康状態を考えると、聴きながら背筋を伸ばしたくなりるなあ…。今聴いているのは、アレクサンドル四重奏団の演奏。音色は一癖あるけれど、どこまでも濃密な時間が流れている。ハバネラの神懸り的なライヴ演奏とはまた違った良さがあり、個人的に甲乙つけがたいところ。

----------

(追記)

この件に関して、mckenさんよりご指摘いただきました。ありがとうございます:協奏曲に109という番号が割り振られているのは「表記の誤り」だそうで。慌ててロンデックスの目録「Comprehensive...」をひいてみると、ホントだ、109という作品番号は「四重奏曲」にのみ割り振られており、「協奏曲」には作品番号が付与されていないじゃないか。

そろそろ一周年…いや、まだか

このブログdary.kuri_saxoって、こんなに"まにあくー"な内容の割には、一日に100人+αほどに読んでいただいているようだ。ところで、10月21日以来訪問者が突然30%ほど増えて驚いた。…なぜ突然増えたんだろ。統計を見る限り、その21日に新たに訪問してくれた方が妙に多いようなのだが。

ちなみに今月中にブログ移行一周年を迎える。読んで頂いている方への感謝をこめて、何かできないかなー、と企画を考え中。