ラッシャー・サクソフォン四重奏団と、Dennis Russell Davies指揮アメリカン・コンポーザーズ・オーケストラの演奏で、1988年1月11日、ニューヨーク・カーネギーホールにおける2曲のライヴ録音を聴くことができる。1曲目は、女流作曲家Augusta Read Thomasの「Brass Axis」、2曲目はフィリップ・グラスの「サクソフォン四重奏とオーケストラのための協奏曲」である。
ハイ・テンションで駆け抜ける1曲目も良いが、とにかく2曲目のオーケストラとの録音は貴重であり、やはりそちらに着目してしまう。やや音場が遠いが、セッション録音(やはり同じD.R.Daviesと、こちらはシュトットガルト室内管弦楽団との録音)と比べると、前進力の違いが顕著であり、ぐっと引き込まれた。
D.R.Daviesとフィリップ・グラスが写った写真。「交響曲第8番」のジャケットに使われている。
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