シガード・ラッシャー Sigurd Rascher氏の演奏による、ヴォルフガング・ヤコビ Wolfgang Jacobi「サクソフォン協奏曲」の録音。Jan Koetsier指揮バイエルン放送交響楽団との共演。
ドイツ生まれの、ネオ・クラシカルの流派に属する作曲家であるヤコビは、ラッシャー氏とのコラボレーションにより多くのサクソフォン作品を書いているが、「サクソフォン協奏曲」の、ラッシャー氏による演奏が残っていたとは知らなかった。
ごく短い作品ではあるもの、前後半の対比により、サクソフォンの特徴を極めてよく引き出している作品だと感じた。ラッシャー氏のサクソフォンも冴えわたっており、冒頭の、まるでフルートのような音色から、後半のテクニカルな箇所まで、見事な演奏を繰り広げている。
ヤコビの功績を伝えるページには、ラッシャー氏と写った写真が掲載されていた。
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