これはいい!イギリスのサクソフォン奏者、ジェラルド・マクリスタル Gerald McCrystal氏の演奏による、グラハム・フィトキン「Hard Fairy」の演奏。ライヴならではの僅かな疵もあるが、伸びやかな音色と絶妙な味付けが素敵。ハール、ハラームとの演奏とは違った方向性ながら、魅力的な演奏だ。
2017/09/27
Sax Allemandeのゴルトベルク変奏曲
Sax Allemandeという、ドイツのサクソフォン三重奏(そう、珍しいことに"三"重奏)団体が演奏した「ゴルトベルク変奏曲」の演奏録音を入手。CDでの入手が難しそうだったため、iTunesストアから購入した。
https://itunes.apple.com/jp/album/bach-goldberg-variations/id258462049
基本的には三重奏(SAB)で演奏が進むが、一部の変奏では、テナーサクソフォン奏者として、マルカス・ワイス Marcus Weiss氏が参加している。どの変奏も高いテクニックで演奏されており、さらに小気味よくヘヴィになりすぎない音作りが印象的。2005年の録音とのことだが、近年のトレンドを良く捉えた、ヴィブラート控えめのスッキリした演奏。
サクソフォンのゴルトベルク変奏曲といえば、クローバーSQのものも有名だが、少し違ったアプローチで楽しめた。Danish Saxophone Quartetの演奏も気になっているところ。
https://itunes.apple.com/jp/album/bach-goldberg-variations/id258462049
基本的には三重奏(SAB)で演奏が進むが、一部の変奏では、テナーサクソフォン奏者として、マルカス・ワイス Marcus Weiss氏が参加している。どの変奏も高いテクニックで演奏されており、さらに小気味よくヘヴィになりすぎない音作りが印象的。2005年の録音とのことだが、近年のトレンドを良く捉えた、ヴィブラート控えめのスッキリした演奏。
サクソフォンのゴルトベルク変奏曲といえば、クローバーSQのものも有名だが、少し違ったアプローチで楽しめた。Danish Saxophone Quartetの演奏も気になっているところ。
ラベル:
CD
2017/09/23
上野耕路とソシエテ・ノワール第二回公演
【上野耕路とソシエテ・ノワール第二回公演】
出演:
上野耕路, pf & hammond
武井誠, 篠笛 & 尺八 & fl
中村仁樹, 尺八
真部裕, vn
多井智紀, vc
内田義範, bs
播摩祐子, fender rhodes
杉野寿之, drs
松永天馬, vo
神木優, 司会
日時:2017年9月19日 19:30開演
会場:目黒ブルースアレイ
プログラム(すべて上野耕路作品):
9 Etudes Japonaise(A, B, C, E, F, I, J, K, Lの全9曲)
ソシエテ・ノワール
サマータイム・ゾンビ
見知らぬ友人
ピアノマン
むこうみずな寓話
アルケイディア
エヴァ
グッドレッドロード
恋するさるとる
探偵ごっこ
プロパガンダはもうやめて
エーテル・ダンス
ピニャ・コラーダの冒険
Etude japonaise C(アンコール)
サマータイム・ゾンビ(アンコール)
ピニャ・コラーダの冒険(アンコール)
「ソシエテ・ノワール」は、ここ最近上野耕路氏が取り組んでいる音楽ユニット/プロジェクトの名前。第1回目のライヴには伺えず、その後発売されたライヴCDを聴いて魅力を知り、今回のライヴを心待ちにしていた。今回はすべてが新作(上野氏自身珍しいとおっしゃっていた)、和洋折衷の不思議な編成にも関わらず、魅力的な曲ばかりの鮮烈なライヴだった。何度もブログで書いているが、上野耕路氏の作品は、一聴した瞬間に上野耕路氏の作品である、ということがわかるのが凄いと思う。単なる作曲ではなく、ある種のジャンル形成とでも言えるだろうか。グロテスクな響き、しかし途方もなく美しく、時に楽しく、いったいどのような発想でこのような作品を生み出しているのか、頭の中を覗いてみたいくらい(ちょっと太田螢一氏のイラストみたいな発想だな)。
前半は、和楽器をフィーチュアした9曲のエチュード。緩急対照的な曲が続き、速い曲ではカタルシス的な効果を生み出す音運びも。あえて和楽器の通常奏法のみを使ったとのことだが、そういった制約があるからこその面白さもあったと思う。後半は、松永天馬氏(ときどき神木優氏)をヴォーカルに迎えての独特の世界観を湛えた作品のオンパレード。セットリスト/歌詞カードが配布されたのも嬉しく、じっくり堪能することができた。
コンサート自体はテンポよく進んだが、休憩・アンコールも含めて3時間!大満足のライヴとなった。またぜひ伺おう。ビッグバンド編成もまたやってほしいなあ。
出演:
上野耕路, pf & hammond
武井誠, 篠笛 & 尺八 & fl
中村仁樹, 尺八
真部裕, vn
多井智紀, vc
内田義範, bs
播摩祐子, fender rhodes
杉野寿之, drs
松永天馬, vo
神木優, 司会
日時:2017年9月19日 19:30開演
会場:目黒ブルースアレイ
プログラム(すべて上野耕路作品):
9 Etudes Japonaise(A, B, C, E, F, I, J, K, Lの全9曲)
ソシエテ・ノワール
サマータイム・ゾンビ
見知らぬ友人
ピアノマン
むこうみずな寓話
アルケイディア
エヴァ
グッドレッドロード
恋するさるとる
探偵ごっこ
プロパガンダはもうやめて
エーテル・ダンス
ピニャ・コラーダの冒険
Etude japonaise C(アンコール)
サマータイム・ゾンビ(アンコール)
ピニャ・コラーダの冒険(アンコール)
「ソシエテ・ノワール」は、ここ最近上野耕路氏が取り組んでいる音楽ユニット/プロジェクトの名前。第1回目のライヴには伺えず、その後発売されたライヴCDを聴いて魅力を知り、今回のライヴを心待ちにしていた。今回はすべてが新作(上野氏自身珍しいとおっしゃっていた)、和洋折衷の不思議な編成にも関わらず、魅力的な曲ばかりの鮮烈なライヴだった。何度もブログで書いているが、上野耕路氏の作品は、一聴した瞬間に上野耕路氏の作品である、ということがわかるのが凄いと思う。単なる作曲ではなく、ある種のジャンル形成とでも言えるだろうか。グロテスクな響き、しかし途方もなく美しく、時に楽しく、いったいどのような発想でこのような作品を生み出しているのか、頭の中を覗いてみたいくらい(ちょっと太田螢一氏のイラストみたいな発想だな)。
前半は、和楽器をフィーチュアした9曲のエチュード。緩急対照的な曲が続き、速い曲ではカタルシス的な効果を生み出す音運びも。あえて和楽器の通常奏法のみを使ったとのことだが、そういった制約があるからこその面白さもあったと思う。後半は、松永天馬氏(ときどき神木優氏)をヴォーカルに迎えての独特の世界観を湛えた作品のオンパレード。セットリスト/歌詞カードが配布されたのも嬉しく、じっくり堪能することができた。
コンサート自体はテンポよく進んだが、休憩・アンコールも含めて3時間!大満足のライヴとなった。またぜひ伺おう。ビッグバンド編成もまたやってほしいなあ。
2017/09/08
事務局打ち合わせ
昨日は第9回サクソフォン交流会に向けて打ち合わせ。詳細は11月頃にお知らせできる予定。
遠隔地の事務局メンバー2名は、メッセンジャーのビデオアプリで参加。未来感あるなあ(しかし喫茶店のWi-Fiが切断されまくりで、難儀した)。
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