Tsukuba Saxophone Quartetは、これまできちんとしたプロフィール写真を持っていなかった。幸いなことに今年はすでにいくつも演奏予定が入ってきているし、WSC用のプロフィール写真も作らなければだし…ということで、最近サクソフォン界を席巻しつつあるアーニーズ・スタジオへプロフィール写真の撮影をお願いした。
アーニーズ・スタジオは、写真家井村重人氏のプライヴェート・スタジオである。クラシック・サクソフォン界との関わりは意外と最近であるが、田村哲氏が同スタジオで初めて撮影して以来、サクソフォン界で急速に認知されている。ざっと知っているだけでも、伊藤あさぎさん、田中拓也さん、塙美里さん、大西智氏さん、加藤里志さん、カルテット・アテナ(塩安麻衣子さん、江川良子さん、冨岡祐子さん、平賀美紀さん)、木村有沙さん etc.と、ユーザーは多い。
11時にスタジオ入りし、服装を整え、いままでの撮影写真を参照し、さらに井村氏とお話ししながら全体的なイメージを決める。圧倒的に多いのはソロでの写真で、グループ(TsukubaSQは現在5人体制)となると、並び方が重要になってくるようだ。前列は女性3人、後列男性2人という基本配置を決め、バック紙の前に立つ。カメラはNikon D3x、レンズはNIKKOR 20-35mm F2.8を20mmの広角で使用していた。
ここからが、まさに"写真家・井村重人"の本領発揮であった。身体の角度、目線、表情、楽器の構えなど、やはり我々シロウトでは決めかねるもの。井村氏の言われるがままにしていくと、めちゃくちゃカッコイイ基本構図があっという間に決まってしまった。その状態で2、3枚テスト撮影。メンバー全員大納得の、素敵な構図だ。
あとは、その基本構図をもとに、休憩も入れながらおよそ2時間にわたって100枚以上はシャッターをきってもらっただろうか。その間にも、表情や目線について、井村氏からどんどんと的確なアドヴァイスが飛ぶ。その前後の写真を見ると、目線ひとつ変えるだけで大きく違った印象になるのだから、面白い。それにしても、井村氏はサクソフォン奏者が、どうやったら映えるのか、ということを実によく知りつくしている。普通の写真スタジオだったら、こうはいかないだろう、という大胆なアドヴァイスがいくつもあったが、ひとつひとつがドハマリで、メンバー一同驚いてしまった。
撮影後は、MACの前でベストカットを選定。結果的に、とても素晴らしい一枚を選ぶことができた。およそ3時間に渡ってお世話になった井村氏には、感謝、感謝である。とにかく、写真を撮られる、ということに対する概念が変わってしまうスタジオだ。アマチュア音楽家の顧客はまだほとんどおらず、もちろんサクソフォンとしては初めてだったそうだが、こんな素敵なスタジオ、知られずにいるなんて勿体ない!強烈にオススメする。
下記は、最後に頂いたRAWデータをもとにこねくり回してCDジャケット風に加工したもの(by ソプラノのN)。これはFacebookページ専用とし、実際のプロフィール写真はもう少し違う感じの加工品を使う予定。小さなサイズで掲載しておく(クリックすると、ちょっとだけ拡大)。
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