2010/05/10

最期の拍

日曜日に、柏原卓之さんがサクソフォニー内のアンサンブルのために編曲した「リバーダンス」の練習があった。ずいぶんと急ピッチで仕上げられた楽譜のようなのだが、それにしても素晴らしいアレンジで、吹いていて楽しいなあ。

八重奏の練習に参加していて思ったのだが、小節の最後の拍の処理ってとてつもなく難しいなあ。どう吹くか、ということの前に、単純にテンポやビートがぶれてしまうのだ。これは、土曜日に(遊びで)WX5を使ってライヒの「NewYork Counterpoint」を独りで多重録音していたときにも思ったことで、とにかくフレーズの終わり、刻みの終わりに、テンポがぶれたり音程が狂ってしまうのだ。

飛行機と同じで、テイクオフとランディングが重要。「Critical 11 minutes」という言葉は、テイクオフ後の3分間とランディング直前の8分間に飛行機事故が集中しているということを表す言葉だが、楽器の演奏に例えれば「Critical 11 beats」とでも名付ければ良いのですかね。とにかく、神経を尖らせなければいけない部分であるなあ、と思った。良い演奏がしたいですね。

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