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ルイ・スクラヴィスとハバネラQの共演盤を聴いている。初めて聴いたときは「なんじゃこりゃ!」と驚いたものだったが、今聴くとそれほどアサッテなCDにも聴こえないのは、私の聴き方や、レパートリー環境が変化したのだろう。ジャズ、クラシック、ロック、民族音楽、即興といった種々の音楽ジャンルの中間地帯から飛び立って、2009年現在、着地点はどうやら存在しているらしい。その場所を表す名前は、まだ無さそうだが。
サクソフォンが、こういったハイブリッドな領域へと突入していくのは、まっとうな進化の道筋の一つであるのかもしれない。楽器自体が異種混合なのだから、無理もないな。それがメインストリームなのかどうか、というのは、22世紀に入ってからのお楽しみ。
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