(携帯から更新)
協会誌関連の電話で、服部先生と話していて教えていただいた話。グラズノフ「四重奏曲作品109」の第2楽章:カンツォーナ・ヴァリエについて、「シューマン風」と名付けられている第3変奏は、「交響的練習曲」のエチュード8番に似ているのだそうだ。早速、楽譜を見て、聴いてみたのだが、たしかに似ている!
もう30年近くも前に、四重奏を練習しているときに、そこにたまたまいた奥様(服部真理子氏)がびっくりされたとか。服部真理子さんは、当時シューマンを好んで弾いていたため、気付きに至ったようだ。
そんなことを考えながら、そういえばグラズノフの「四重奏曲」のスコアって、ピアノリダクション譜が付いていることを思い出した。4声の作品とは言っても、基本的には鍵盤楽器的なイメージで書かれた作品なのだろうと、以前雲井氏がどこかで書いていたことを思い出したが、今回の一件でその感覚を再確認したような…。
こうなると、ショパン風やその他の「古典的な」変奏が、どういったものに着想を得ているかというのが気になる。まずは、ショパンの作品を調べてみようかなと思っている。
2 件のコメント:
交響的練習曲は知りませんでしたが、幻想曲(作品17)の第1楽章は昔から似てるなあと思っていました。
グラズノフといえば、もしご存じなければ交響曲第8番を機会があったらお聴きになってみてください。びっくりしますよ。
> Thunderさん
それは初耳でした。ぜひ聴いてみます!
交響曲第8番ですか。もちろん聴いたことありますよ。あれは衝撃でしたねえ…調まで同じかい!と、ツッコミたくなりました(笑)。
コメントを投稿