マウスピースとかリガチュアというものは、自分の口腔内の構造とか、どうしても奏法では克服できない部分を吸収するためのものだ、という言葉を聞いたことがある。
実際そうは思っているし、それほど自由に使えるお金があるわけでもないし…ということで、一度そこそこ気に入ったマウスピースを見つけてしまえば、あとは特にコダワリもなく使い続けている。CDと違って、特に集めるような趣味もない。
アルトはヴァンドレンのV17、テナーはセルマーのC*。リードはいずれも3。時々、このセッティングが一般的なものかどうかが気になることがある。実は一般に比べて、相当「軽い」セッティングで吹いているのではないか!?とか、実はありえない組み合わせなのではないか!?と…。
たまに、周りの人に自分の楽器を吹いてもらうと、「楽に吹ける」という感想が帰ってくるのが常。ええっ!そうなの?と他の人の楽器を吹いてみると、確かになんだか自分のセッティングよりも「重い」ような気がする。
「マウスピースとリガチュアというものは云々…」ということは、頭では良く分かっているのだけれど、一流奏者が他のセッティングで美しい音色とコントロールを魅せているのを見かけると、どうしても気になってはしまうのが常でして。
セッティングって、自分で合ったのを見つけたほうがいいのか?それとも、好きな音のセッティングを真似して、それに馴らしていくのがいいのか?普通の人はどっちなんだろう。
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