2005/06/11

歌のコンサート

つくばのアートスペースはる工房で開かれた伊藤康英先生と見角悠代(みかどはるよ)さんの歌のコンサートに行ってきた。歌曲のコンサートに行くのは初めてだったのだが、終わってみれば大満足。小さなスタジオのようなスペースで、すぐそこにいる一流の音楽家の演奏を楽しむという贅沢な機会、なかなか得難いものです。

四重奏で吹いたこともあるドリーミング・ドールのピアノ版を聴くことができたり、ヴォカリーズ風「木星のファンタジー」を聴くことができたり、「ここんぷいぷい」新版を聴くことができたりと、個人的な楽しみもさることながら、ステキなトークを交えたコンサートの雰囲気にいつの間にかのめり込んでいき、ふと気付けば気持ちが充実しているのだった。いいですね、歌。人間が本来持っている楽器の一つで、もっとも表現力豊かなもの…何か美しいものが心にダイレクトに入ってくる感覚、歌(とミュールの演奏)でしか味わえないものですね。

康英先生のピアノの美しさは相変わらず。pやppにおけるタッチの美しさと言ったら!ぜひベーゼンドルファーで聴きたいものだ…(本日はYAMAHA)。見角さんの異常に広い音域を持つ(今日の最高音はDouble High-F!)ソプラノにもかなり惚れました。シュトゥットゥガルトの方に留学するそうで、日本の声楽界の、ものすごい逸材である感が拭えない。

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