今回、エキストラとしてガーシュウィン/グローフェ「ラプソディ・イン・ブルー」にお誘いいただいた、プロースト交響楽団の演奏会をご案内。サクソフォン吹きとして、オーケストラに乗せてもらうのは大変に光栄なことである。幾度か練習に乗ったが、弦楽や管楽器群とのアンサンブルは高揚感があり、また比較的年齢が近い若い方が多いせいか「ラプソディ・イン・ブルー」もノリが良く、とても楽しい。サクソフォンは、アルトがChisa氏、k_saxofocus氏、テナーが私である。
また、最初の曲が芥川也寸志、メインがチャイコフスキーの5番というのも良いなあ。どちらも大好き。
会場は、1500席のミューザ川崎シンフォニーホール!これまた楽しみだ。言ってくだされば、チケットご用意します!
【プロースト交響楽団第21回定期演奏会】
出演:松元宏康(指揮)、中野翔太(ピアノ)、プロースト交響楽団
日時:2015年5月17日(日曜)14:00開演
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
プログラム:
芥川也寸志「交響管弦楽のための音楽」
G.ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」(ピアノ:中野翔太)
P.I.チャイコフスキー「交響曲第5番」
詳細:http://orchestra.musicinfo.co.jp/~webprost/
ちなみに、やはりテナー吹きとしては、いつかラヴェル「ボレロ」や、プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」に乗りたいなー(笑)
2015/05/10
指揮者クリュイタンスとラッシャーの共演記録
Erik Baeck著「André Cluytens - Itinéraire d'un chef d'orchestre」の電子版の"抜粋"を、Google Booksで参照可能である。指揮者アンドレ・クリュイタンス氏(私にとっては、なんといってもパリ音楽院管弦楽団の指揮者、である!)に関連する本で、様々な記録資料を含む、400ページ以上にわたる書籍だ。
https://books.google.co.jp/books?id=yr-9_xIy1u0C&printsec=frontcover&hl=ja&source=gbs_ge_summary_r&cad=0#v=onepage&q&f=false
この電子版を眺めていた所、クリュイタンス氏と、シガード・ラッシャー Sigurd Rascher氏の共演記録を見つけた。
5/6 nov. 1966
Sigurd Rascher, sax
Symphonie no4 op.53 A.Roussel
Concertino da camera pour sax-alto et 11 instruments J.Ibert
Symphonie no7 op.92 L.van Beethoven
2日間にわたる共演だ。肝心のオーケストラが、本電子版"抜粋"だと書いていないのだが、「The Raschèr Reader」の180ページに、ラッシャー氏自身が語った言葉として、対応するであろう情報を見つけた。
ということで、ベルリン・フィルとアンドレ・クリュイタンス氏とシガード・ラッシャー氏の共演のようだ。きちんとこの本の全版を見てさらなる裏付けを取りたいところであるが…いずれにせよ、クリュイタンス氏とラッシャー氏が共演した、というのはまぎれもない事実のようだ。ラッシャー氏の、当時の演奏家としての高名さを示す事実のひとつであると思う。
「The Raschèr Reader」に掲載されている写真に日付が載っており、「André Cluytens - Itinéraire d'un chef d'orchestre」内の記述と一致する。
ちなみにこの本、表紙がとても良い。このイラスト、クリュイタンスご本人に良く似ているなあ(ちょっとかわいい)。
https://books.google.co.jp/books?id=yr-9_xIy1u0C&printsec=frontcover&hl=ja&source=gbs_ge_summary_r&cad=0#v=onepage&q&f=false
この電子版を眺めていた所、クリュイタンス氏と、シガード・ラッシャー Sigurd Rascher氏の共演記録を見つけた。
5/6 nov. 1966
Sigurd Rascher, sax
Symphonie no4 op.53 A.Roussel
Concertino da camera pour sax-alto et 11 instruments J.Ibert
Symphonie no7 op.92 L.van Beethoven
2日間にわたる共演だ。肝心のオーケストラが、本電子版"抜粋"だと書いていないのだが、「The Raschèr Reader」の180ページに、ラッシャー氏自身が語った言葉として、対応するであろう情報を見つけた。
"...I again played with the Berlin Philharmonic Orchestra, ... The conductor was the famous Andre Cluytens, under whose baton I now played my ninety-second and ninety-third performances of the Ibert Concertino..."
(略)私は再びベルリン・フィルと共演した。(中略)指揮者は有名なアンドレ・クリュイタンスであった。クリュイタンス指揮のもと、私は自身の92回目、93回目となるイベール「コンチェルティーノ」を演奏した。
ということで、ベルリン・フィルとアンドレ・クリュイタンス氏とシガード・ラッシャー氏の共演のようだ。きちんとこの本の全版を見てさらなる裏付けを取りたいところであるが…いずれにせよ、クリュイタンス氏とラッシャー氏が共演した、というのはまぎれもない事実のようだ。ラッシャー氏の、当時の演奏家としての高名さを示す事実のひとつであると思う。
「The Raschèr Reader」に掲載されている写真に日付が載っており、「André Cluytens - Itinéraire d'un chef d'orchestre」内の記述と一致する。
ちなみにこの本、表紙がとても良い。このイラスト、クリュイタンスご本人に良く似ているなあ(ちょっとかわいい)。
ラベル:
演奏家
2015/05/09
関東サクソフォン連合の打ち上げ
溝の口の某所にて、先日第6回サクソフォン交流会にアンサンブル団体として参加したグループ"関東サクソフォン連合"の打ち上げ。バーベキュー&二次会と、なんだかんだ6,7時間も続いた。途中で体力の限界により退出(^^;久々に飲み過ぎてしまったが、いろいろな話に花が咲き、楽しかったなあ。音楽談義は楽しいですね(下世話な話のほうが多かったか…?)。
今回、打ち上げに参加できなかった方もおられるので、第二次打ち上げも秋口に実施予定(笑)。
今回、打ち上げに参加できなかった方もおられるので、第二次打ち上げも秋口に実施予定(笑)。
ラベル:
その他
ミュール現役時代のカラー写真並びに演奏評
FacebookのMarcel Muleページには、時に激レアな写真がアップされることがあり、楽しみにしているのだが、つい昨日、非常に珍しい写真がアップされていた。ミュール氏の現役時代の、独奏・四重奏のカラー写真である。現役時代のカラー写真は、独奏は同じくMarcel Muleのページで見たことがあったが、四重奏のカラー写真は初めて!
この独奏で使われているシルバーの楽器は、何の楽器なのだろう。fbページ上の説明書きには、Revue Musica 1955(Revue Musicaはフランスの音楽雑誌)と書かれている。この情報が合っていると仮定すれば、ミュールが開発に携わったSelmer Mark VIが1954年ローンチであるから、同楽器の可能性が高い。四重奏は、ソプラノ:Marcel Mule、アルト:André Bauchy、テナー:Georges Gourdet、バリトン:Marcel Josseという布陣。
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さて、この独奏の写真の横に書かれている説明書のうち、演奏評に関する部分について、ちょっとだけ訳してみた。
そして、Musica Memoriaに書かれている、やはりミュールに関する演奏評の部分(こちらのページ)は、同じくReveu Musicaの抜粋だというが、次のように書かれている。
そして、時折リファレンスとしている磯田健一郎「近代・現代フランス音楽入門(ON BOOKS)」の"気まぐれコラム(2)"には、次にように書かれている。
ということで、どうやらこの「近代・現代フランス音楽入門(ON BOOKS)」に載っている情報は、上記The New Yorkerと、Revue Musica誌上の、2つの演奏評が混ざったものの可能性が高い、ということが分かった。
この独奏で使われているシルバーの楽器は、何の楽器なのだろう。fbページ上の説明書きには、Revue Musica 1955(Revue Musicaはフランスの音楽雑誌)と書かれている。この情報が合っていると仮定すれば、ミュールが開発に携わったSelmer Mark VIが1954年ローンチであるから、同楽器の可能性が高い。四重奏は、ソプラノ:Marcel Mule、アルト:André Bauchy、テナー:Georges Gourdet、バリトン:Marcel Josseという布陣。
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さて、この独奏の写真の横に書かれている説明書のうち、演奏評に関する部分について、ちょっとだけ訳してみた。
C'est ce qui a fait écrire a Robert Bernard, entre autres: Le saxophone a trouve en Marcel Mule le pendant de Pablo Casals pour le violon celle et de Wanda Landowska pour le clavecin!
ロベール・ベルナール(フランスの音楽評論家、著作:Histoire de la musiqueが有名)は、次のように述べている。「サクソフォンにおけるミュールとは、チェロのパブロ・カザルスか、ハープシコードのワンダ・ランドフスカのようなものだ!」
そして、Musica Memoriaに書かれている、やはりミュールに関する演奏評の部分(こちらのページ)は、同じくReveu Musicaの抜粋だというが、次のように書かれている。
Le journaliste new-yorkais Louis Biancolli n’hésite pas à cette occasion de parler du " Rubinstein du saxophone " . Il faut dire que quelques années auparavant un autre journaliste français de la revue Musica avait lui qualifié Marcel Mule de " Paganini du saxophone " !
"The New Yorker"のジャーナリストLouis Biancolliは、ミュールのことを躊躇いなく「サクソフォンのルービンシュタインだ」と呼ぶ。また、Revue Musica誌上において、ミュールは「サクソフォンのパガニーニだ!」とも評された。
そして、時折リファレンスとしている磯田健一郎「近代・現代フランス音楽入門(ON BOOKS)」の"気まぐれコラム(2)"には、次にように書かれている。
当時のミュールの独奏に対する評を見ると「サクソフォンのルービンシュタインか、カザルスだ!」などと、…
ということで、どうやらこの「近代・現代フランス音楽入門(ON BOOKS)」に載っている情報は、上記The New Yorkerと、Revue Musica誌上の、2つの演奏評が混ざったものの可能性が高い、ということが分かった。
ラベル:
演奏家
2015/05/08
2015/05/07
ラーション「協奏曲」初演の頃(The Raschèr Readerより)
ラーシュ=エリク・ラーション Lars Erik Larssonの「サクソフォン協奏曲」は、このリンク先によれば、シガード・ラッシャー Sigurd Raschèrによって1934年11月27日にスウェーデンにて初演されたそうだ。(ちなみに、同一リンク先によれば、ラーション「協奏曲」の初演はグラズノフの「サクソフォン協奏曲」の初演の2日後だったというが、本当?)
その後、ラッシャーは欧州各地で同曲を演奏した。1935年4月9日には、イギリスのクイーンズ・ホールで演奏。ロンドンの主要紙…デイリー・テレグラフ、サンデー・タイムズ、デイリー・メールにて、「ラッシャーの輝かしい演奏は聴衆を完全に征服した」等のコメントを得るなどの高い評価を得た。このコメントからは、当時の聴衆の熱狂ぶりが伝わってくるようだ。
今では考えられないことであるが、その2年後には、ロンドンのテレビ局で同曲の演奏が放映されたそうだ。この写真が、その収録の様子を収めたスナップ。
その後、ラッシャーは欧州各地で同曲を演奏した。1935年4月9日には、イギリスのクイーンズ・ホールで演奏。ロンドンの主要紙…デイリー・テレグラフ、サンデー・タイムズ、デイリー・メールにて、「ラッシャーの輝かしい演奏は聴衆を完全に征服した」等のコメントを得るなどの高い評価を得た。このコメントからは、当時の聴衆の熱狂ぶりが伝わってくるようだ。
今では考えられないことであるが、その2年後には、ロンドンのテレビ局で同曲の演奏が放映されたそうだ。この写真が、その収録の様子を収めたスナップ。
ラベル:
演奏家
第3回ウッチ国際コンクール
4月24日~30日の期間で、ポーランドで開かれていたSaxFest Łódź 2015のイベントの一つである第3回国際コンクール(III Międzynarodowego Konkursu Saksofonowego SaxFest 2015)が終了した。日本人参加者もそこそこの人数がいたみたいだ。
公式ページの情報はこちら。
http://www.amuz.lodz.pl/lifemotion/pl/akademia/o-nas/konkursy-muzyczne/18-akademia/o-nas/149459-mksaksofonowy-saxfest/
Facebookページも存在している。
https://www.facebook.com/SaxFestLodz
GRUPA II / STARSZA
I nagroda: Pablo Sanchez-Escariche Gasch (Hiszpania)
II nagroda: Szymon Zawodny (Polska)
III nagroda: Melinda Urh (Słowenia)
wyróżnienie: Ryo Nakajima (Japonia)
コンクールはジュニア部門とシニア部門が同時開催された。シニア部門の、本選課題曲は、必須曲がGrzegorza Duchnowskiegoという作曲家の「協奏曲」と、選択曲がイベール/グラズノフのいずれか、計2曲。メインとなるシニア部門:GRUPA IIは、優勝がスペインのPablo Sanchez-Escariche Gasch氏であった。日本人としては、中島諒さんがwyróżnienie(入賞、実質的な第4位)であった。
自分自身の多忙な時期と重なってしまい、リアルタイムで追いかけられなかったのは残念だったなあ…。
公式ページの情報はこちら。
http://www.amuz.lodz.pl/lifemotion/pl/akademia/o-nas/konkursy-muzyczne/18-akademia/o-nas/149459-mksaksofonowy-saxfest/
Facebookページも存在している。
https://www.facebook.com/SaxFestLodz
GRUPA II / STARSZA
I nagroda: Pablo Sanchez-Escariche Gasch (Hiszpania)
II nagroda: Szymon Zawodny (Polska)
III nagroda: Melinda Urh (Słowenia)
wyróżnienie: Ryo Nakajima (Japonia)
コンクールはジュニア部門とシニア部門が同時開催された。シニア部門の、本選課題曲は、必須曲がGrzegorza Duchnowskiegoという作曲家の「協奏曲」と、選択曲がイベール/グラズノフのいずれか、計2曲。メインとなるシニア部門:GRUPA IIは、優勝がスペインのPablo Sanchez-Escariche Gasch氏であった。日本人としては、中島諒さんがwyróżnienie(入賞、実質的な第4位)であった。
自分自身の多忙な時期と重なってしまい、リアルタイムで追いかけられなかったのは残念だったなあ…。
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