第6回アドルフ・サックス国際コンクール(ディナン) The 6th Adolphe Sax International Competitionの審査員リストが公開された。いやはや、錚々たる面々だ。日本の平野公崇氏も審査員として選ばれたようだ。
http://dinant2014.adolphesax.com/el-concurson/el-jurado
President of the Jury: Alain CREPIN (Belgique)
Vice-President of the Jury: Freddy VANATTENHOVEN (Belgium)
Jury: Marie-Bernadette CHARRIER (France)
Jury: Barry COCKCROFT (Australia)
Jury: Antonio FELIPE BELIJAR (Spain)
Jury: Raaf HEKKEMA (Netherland)
Jury: Masataka HIRANO (Japan)
Jury: Lars MLEKUSCH (Switzerland)
Jury: Margarita SHAPOSHNIKOVA (Russia)
Jury: Kenneth TSE (United States)
Jury: Javier VALERIO (Costa Rica)
Jury (Only Semifinal Round): Wim HENDERICKX (Belgium)
Jury (Only Semifinal Round): Claude LEDOUX (Belgium)
Jury (Only Semifinal Round): Eddy VANOOSTHUYSE (Belgium)
2014/10/21
2014/10/20
10/26演奏会の演奏曲紹介(ピーターソンのトリオ)
ラッセル・ピーターソン Russell Peterson氏は、1969年生まれのアメリカのサクソフォン奏者、ファゴット奏者、作曲家である。オハイオ州立大学出身で、現在はConcordia Collegeにてサクソフォン科、ファゴット科、ジャズ科の教授職を務める。サクソフォン奏者として多くのアルバムに参加し、自作の演奏も多く、頻繁に名前が聞こえてくるアメリカの奏者の一人。Transcontinental Saxophone Quartetのソプラノ奏者で、ディヴィッド・マスランカ「マウンテン・ロード」の初演も行っている。
フルート、サクソフォン(+もう一つの楽器)という編成の作品はそれほど多くなくて、オリジナル作品がせいぜい300曲ということらしいが、おそらくそのなかでも近年最も人気を博している作品のひとつが、このラッセル・ピーターソンの「フルート、アルトサクソフォン、ピアノのためのトリオ」である。サクソフォンの機動性を存分に取り入れた、聴衆へのアピール度が高い作品の制作を得意とする。今回、メンバーに練習の手ごたえを聴いたところ、「音数の割にさらいやすい」とのこと。やはり、コンポーザー・サクソフォニストならではの曲の作りになっているのだなあと再認識した次第。
とにかくかっこよくて、インパクト絶大!初めて聴いたときは衝撃的だった。本当に、誰が聴いてもかっこいいと思うはずだ。
アルトちさ、フルートやすこ、ピアノびるでお送りする。今回は第3楽章のみの演奏(いつか全楽章やってほしい)。作曲者自身による全曲の演奏は、下記から聴くことができる。
ちさやすこ両名は、先日フィリピン・マニラ市においてすでに3回の演奏をこなしたそうだ。たぶん、その演奏はなんとフィリピン初演だった…はず。
楽譜の入手については、以前ブログ記事にしている。
http://kurisaxo.blogspot.jp/2013/11/russell-peterson-trio.html
【Tsukuba Saxophone Quartete Concert Vol. 5.5 at Ernie's Studio】
出演:Tsukuba Saxophone Quartet
日時:2014年10月26日 14:00開演
会場:アーニーズスタジオ
料金:入場無料(投げ銭制)
プログラム:
C.コリア/旭井翔一 - アルマンド・ルンバ(S.Sax & B.Sax版初演)
加藤昌則 - オリエンタル
伊藤康英 - 木星のファンタジー
R.ピーターソン - トリオより第3楽章
JacobTV - Grab It!
W.グレゴリー - 干渉
木山光 - ハデヴィッヒII
(チラシ・クリックして拡大)
フルート、サクソフォン(+もう一つの楽器)という編成の作品はそれほど多くなくて、オリジナル作品がせいぜい300曲ということらしいが、おそらくそのなかでも近年最も人気を博している作品のひとつが、このラッセル・ピーターソンの「フルート、アルトサクソフォン、ピアノのためのトリオ」である。サクソフォンの機動性を存分に取り入れた、聴衆へのアピール度が高い作品の制作を得意とする。今回、メンバーに練習の手ごたえを聴いたところ、「音数の割にさらいやすい」とのこと。やはり、コンポーザー・サクソフォニストならではの曲の作りになっているのだなあと再認識した次第。
とにかくかっこよくて、インパクト絶大!初めて聴いたときは衝撃的だった。本当に、誰が聴いてもかっこいいと思うはずだ。
アルトちさ、フルートやすこ、ピアノびるでお送りする。今回は第3楽章のみの演奏(いつか全楽章やってほしい)。作曲者自身による全曲の演奏は、下記から聴くことができる。
ちさやすこ両名は、先日フィリピン・マニラ市においてすでに3回の演奏をこなしたそうだ。たぶん、その演奏はなんとフィリピン初演だった…はず。
楽譜の入手については、以前ブログ記事にしている。
http://kurisaxo.blogspot.jp/2013/11/russell-peterson-trio.html
【Tsukuba Saxophone Quartete Concert Vol. 5.5 at Ernie's Studio】
出演:Tsukuba Saxophone Quartet
日時:2014年10月26日 14:00開演
会場:アーニーズスタジオ
料金:入場無料(投げ銭制)
プログラム:
C.コリア/旭井翔一 - アルマンド・ルンバ(S.Sax & B.Sax版初演)
加藤昌則 - オリエンタル
伊藤康英 - 木星のファンタジー
R.ピーターソン - トリオより第3楽章
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W.グレゴリー - 干渉
木山光 - ハデヴィッヒII
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ラベル:
作品
10/26演奏会の演奏曲紹介(木星のファンタジー)
グスターヴ・ホルストの代表作のひとつ、組曲「惑星」より"木星"のメロディをもとに、伊藤康英先生が作曲した作品である。「1999年、静岡グランシップでの「Moving Music Express」にて初演。元々はヴォカリーズによる合唱曲として書いた。」とのことで、合唱がオリジナルであったことは、最近まで知らなかった。今でこそ平原綾香の「ジュピター」で良く知られるようになったが、伊藤康英先生がこのメロディに目をつけて「木星のファンタジー」を作り上げたのは、「ジュピター」より前なのだ。
ホルストのメロディ・メーカーとしての才能は、「木星」に限らず様々な作品で発揮されている。チャイコフスキーやらモーツァルトやら、いわゆる"メロディ・メーカー"と評されるクラシック音楽の作曲家は多いが、私個人的にはその中でもホルストが群を抜いて大好きだ。「第一組曲」「第二組曲」「惑星」「セント・ポール組曲」「ムーアサイド組曲」…挙げていけばきりがない。この記事を書きながらふと思ったのだが、イギリスの作曲家ってメロディを大事にしますよね。ヴォーン=ウィリアムズ、ブリテン、ナイマン、ビートルズ、etcetc...
そのメロディを、最良の形で再創造した作品だと思う。誰が聴いても魅力的に響くはずだ。
アルトかじた、バリトンのぞみ、ピアノびるでお送りする。
木星のファンタジーは、これまでにいくつもの編成へとアレンジされているが、サクソフォン二重奏+ピアノという楽譜はないはず。どの楽譜を使うのだろう?そんなところも含めて楽しみだ。
【Tsukuba Saxophone Quartete Concert Vol. 5.5 at Ernie's Studio】
出演:Tsukuba Saxophone Quartet
日時:2014年10月26日 14:00開演
会場:アーニーズスタジオ
料金:入場無料(投げ銭制)
プログラム:
C.コリア/旭井翔一 - アルマンド・ルンバ(S.Sax & B.Sax版初演)
加藤昌則 - オリエンタル
伊藤康英 - 木星のファンタジー
R.ピーターソン - トリオより第3楽章
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W.グレゴリー - 干渉
木山光 - ハデヴィッヒII
(チラシ・クリックして拡大)
ホルストのメロディ・メーカーとしての才能は、「木星」に限らず様々な作品で発揮されている。チャイコフスキーやらモーツァルトやら、いわゆる"メロディ・メーカー"と評されるクラシック音楽の作曲家は多いが、私個人的にはその中でもホルストが群を抜いて大好きだ。「第一組曲」「第二組曲」「惑星」「セント・ポール組曲」「ムーアサイド組曲」…挙げていけばきりがない。この記事を書きながらふと思ったのだが、イギリスの作曲家ってメロディを大事にしますよね。ヴォーン=ウィリアムズ、ブリテン、ナイマン、ビートルズ、etcetc...
そのメロディを、最良の形で再創造した作品だと思う。誰が聴いても魅力的に響くはずだ。
アルトかじた、バリトンのぞみ、ピアノびるでお送りする。
木星のファンタジーは、これまでにいくつもの編成へとアレンジされているが、サクソフォン二重奏+ピアノという楽譜はないはず。どの楽譜を使うのだろう?そんなところも含めて楽しみだ。
【Tsukuba Saxophone Quartete Concert Vol. 5.5 at Ernie's Studio】
出演:Tsukuba Saxophone Quartet
日時:2014年10月26日 14:00開演
会場:アーニーズスタジオ
料金:入場無料(投げ銭制)
プログラム:
C.コリア/旭井翔一 - アルマンド・ルンバ(S.Sax & B.Sax版初演)
加藤昌則 - オリエンタル
伊藤康英 - 木星のファンタジー
R.ピーターソン - トリオより第3楽章
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W.グレゴリー - 干渉
木山光 - ハデヴィッヒII
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ラベル:
作品
2014/10/19
ストコフスキーからアバトへの手紙
指揮者のレオポルド・ストコフスキーが、サクソフォン奏者のヴィンセント・アバト Vincent Abatoと共演するにあたって、アバトに宛てた書簡の画像がFacebookの某コミュニティにアップされていた。非常に短い内容だが、なんだか面白かったのでご紹介したい。1945年7月3日の手紙である。時代背景など考えると、非常に象徴的…というか。。。
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3 July 45
Mr. Vincent James Abato
c/o U.S. Naval Academy Band
Annspolis, Md.
Dear Mr.Abato
I am delighted that you will play the Creston Saxophone Concerto on August 26th. Your rehearsals will be the preceding Friday and Saturday, August 24th and 25th.
あなたとクレストンの「サクソフォン協奏曲」を8月26日に共演できることを嬉しく思います。あなたのリハーサルは本番に先立って、8月24日金曜日と8月25日土曜日に行われます。
We would like you to play in uniform if that is agreeable to you and your commanding officer. Of course, this is not important from a musical stand point, but from a human standpoint it is interesting that you are with the Navy.
私たちは、あなたに海軍の制服を着て演奏していただきたいのです。もしあなたの上官が許可すれば、ですが。もちろん、これは音楽的な観点からはさして重要なことではありませんが、人間的観点からは、あなたが海軍にいるということは興味深く受け止められることと思います。
The rehearsals will be in Hollywood Bowl. We hope you can be here a few days before so as to make quite sure of everything.
リハーサルは、ハリウッド・ボウルで行います。もし、あなたがリハーサルの数日前にハリウッド・ボウルに到着できれば、リハーサルに先立って諸々を調整し、万全の体制で臨めることと思います。
Sincerely,
Leopold Stokowski
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3 July 45
Mr. Vincent James Abato
c/o U.S. Naval Academy Band
Annspolis, Md.
Dear Mr.Abato
I am delighted that you will play the Creston Saxophone Concerto on August 26th. Your rehearsals will be the preceding Friday and Saturday, August 24th and 25th.
あなたとクレストンの「サクソフォン協奏曲」を8月26日に共演できることを嬉しく思います。あなたのリハーサルは本番に先立って、8月24日金曜日と8月25日土曜日に行われます。
We would like you to play in uniform if that is agreeable to you and your commanding officer. Of course, this is not important from a musical stand point, but from a human standpoint it is interesting that you are with the Navy.
私たちは、あなたに海軍の制服を着て演奏していただきたいのです。もしあなたの上官が許可すれば、ですが。もちろん、これは音楽的な観点からはさして重要なことではありませんが、人間的観点からは、あなたが海軍にいるということは興味深く受け止められることと思います。
The rehearsals will be in Hollywood Bowl. We hope you can be here a few days before so as to make quite sure of everything.
リハーサルは、ハリウッド・ボウルで行います。もし、あなたがリハーサルの数日前にハリウッド・ボウルに到着できれば、リハーサルに先立って諸々を調整し、万全の体制で臨めることと思います。
Sincerely,
Leopold Stokowski
ラベル:
演奏家
長野県・諏訪の四賀公民館で演奏2014
"ちさカル"という名前の団体で、長野県・諏訪の四賀公民館の文化祭にて演奏してきた。固定メンバーでなく、たまに必要に応じて結成される臨時編成の団体で、TSQのN、BCSEのS藤さんとMさん、という布陣だった。Mさんとご一緒するのは初めてだった。昨年に引き続いてお呼びいただき、嬉しい限りである。
今年は、新聞にお知らせが載ったせいだろうか、昨年よりさらに多くのお客様にお越しいただき(立ち見も!)、多くのお客様の前で演奏することができた。MCを挟みながらの、一時間強のコンサートで、とても良い雰囲気の中での演奏であった。文化祭のスタッフの皆様や、いつもお世話になるN家の皆様にはこの場を借りて改めて御礼申し上げる次第。
セットリストは下記の通り。
「れりごー」
「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(TB)」
「(SA)」
「オーバー・ザ・レインボー(SnS)」
「ルパン三世のテーマ」
「ルージュの伝言」
「グリーンスリーヴス」
「四季の童謡メドレー」
「坂本九メドレー」
「ふるさと(アンコール)」
練習は2回だけで、特にサキソフォックス系には微妙に苦戦させられたが(苦笑)、なんとかどの曲もまとまって良かった。たまにTSQ以外のメンバーで吹くと、自分の弱点が浮き彫りとなる…いろいろと勉強しなければ!
今回もS藤さんの車に乗せていっていただいた。行きはスイスイだった。帰りは早めの15:00出発だったが、事故原因の大渋滞にハマり、大月から下道へ。下道も途中から混雑し始め、ついに藤野で電車に乗らせてもらい、ようやく立川で21:00発の南武線に乗り換えて住まいに戻る途上である。いやはや。
今年は、新聞にお知らせが載ったせいだろうか、昨年よりさらに多くのお客様にお越しいただき(立ち見も!)、多くのお客様の前で演奏することができた。MCを挟みながらの、一時間強のコンサートで、とても良い雰囲気の中での演奏であった。文化祭のスタッフの皆様や、いつもお世話になるN家の皆様にはこの場を借りて改めて御礼申し上げる次第。
セットリストは下記の通り。
「れりごー」
「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(TB)」
「(SA)」
「オーバー・ザ・レインボー(SnS)」
「ルパン三世のテーマ」
「ルージュの伝言」
「グリーンスリーヴス」
「四季の童謡メドレー」
「坂本九メドレー」
「ふるさと(アンコール)」
練習は2回だけで、特にサキソフォックス系には微妙に苦戦させられたが(苦笑)、なんとかどの曲もまとまって良かった。たまにTSQ以外のメンバーで吹くと、自分の弱点が浮き彫りとなる…いろいろと勉強しなければ!
今回もS藤さんの車に乗せていっていただいた。行きはスイスイだった。帰りは早めの15:00出発だったが、事故原因の大渋滞にハマり、大月から下道へ。下道も途中から混雑し始め、ついに藤野で電車に乗らせてもらい、ようやく立川で21:00発の南武線に乗り換えて住まいに戻る途上である。いやはや。
ラベル:
演奏
2014/10/18
練習の日~明日は長野で演奏
今日は8:00から四重奏練習、10:00から空いたのでアメ横めぐり(クラウンカレーとカドクラ)、13:00から四重奏練習、帰ってきてから事務作業諸々。
もう夜も遅いので詳細は文字で起こさないが、明日はこんなイベントで演奏@長野、である。いわゆる"ちさかる"という団体での演奏となる。4:30am起き!
第30回四賀地区公民館文化祭 サクソフォンコンサート
日時:2014年10月19日(日) 10:30開演
会場:四賀公民館(長野県諏訪市四賀804-3)
もう夜も遅いので詳細は文字で起こさないが、明日はこんなイベントで演奏@長野、である。いわゆる"ちさかる"という団体での演奏となる。4:30am起き!
第30回四賀地区公民館文化祭 サクソフォンコンサート
日時:2014年10月19日(日) 10:30開演
会場:四賀公民館(長野県諏訪市四賀804-3)
ラベル:
演奏
2014/10/15
思い出のマーニー
珍しく映画など観てきた。「思い出のマーニー」である。ジブリ作品はどれも大好きで、もちろんこれまでの作品は全部観、語れと言われれば夜を通して語るくらいの思い入れがある。「思い出のマーニー」、ジブリらしさを湛えつつ、個人的にはとても好みの作品に仕上がっており、充足感を得ることができた。同じ米林監督作品のアリエッティよりも好きだなあ。
詳細なストーリーについてはここでは言及しないが、ひとつ面白かった点を書いておきたい。いわゆる"彼岸"の描き方である。彼岸とは、夢とうつつの境目であり、虚構と現実の境目であり、あの世とこの世の境目である。ジブリ作品の多くにあるように、この作品も現実世界と虚構世界を行ったり来たりするのだが、これまでの私の感触では、何か明確なアイコンが彼岸を表わすために使われているのが、ジブリ作品の常であった。たとえば、トトロでは「木のトンネル」であり、ラピュタでは「龍の巣」であり、千と千尋の神隠しでは「トンネル」であったり、もののけ姫では「森とタタラ場の境界」であったり…登場人物はその彼岸を渡ることで、あちらとそちらを行き来するのである。それをくぐるたびに、主人公の成長や状況の変化が垣間見えるところが、人物視点に立った時の面白味である(ちなみに、ポニョの有名な評として、"全員で彼岸を飛び越えたっきり、皆あちらに行っちゃったままエンディングを迎えるという異常性"、というものがある)。
前置きが長くなったが、「思い出のマーニー」では、そのアイコンが非常にぼんやりとしていたところが新鮮であったのだ。"湿地帯"か、"満潮"か、とそのクリアなきっかけを探していたのだが、思いがけないタイミングで彼岸を飛び越える場面が散見された。そのことが、映画の持つ神秘性を増強し、観ている最中、観終わったあとの不思議な気持ちを観客に与えることに成功しているのだと感じた。また、ちょっとしたホラーのような不気味さも感じさせるのも、おそらく制作者の狙いなのだろう。一度観ただけでは伏線回収を追いきれなかった部分(実際回収していないものもあるかもしれないが)もあるので、地上波で放映されたときにもう一度観てみたいものだ。
もちろんそれ以外にも、絵柄の美しさ(北海道に行きたい!)、魅力的なキャラクター、音楽と映像のシンクロ…素敵な部分を挙げていけばきりがない。楽しかったなあ。ジブリ好きな方、ぜひ語りましょう(笑)
詳細なストーリーについてはここでは言及しないが、ひとつ面白かった点を書いておきたい。いわゆる"彼岸"の描き方である。彼岸とは、夢とうつつの境目であり、虚構と現実の境目であり、あの世とこの世の境目である。ジブリ作品の多くにあるように、この作品も現実世界と虚構世界を行ったり来たりするのだが、これまでの私の感触では、何か明確なアイコンが彼岸を表わすために使われているのが、ジブリ作品の常であった。たとえば、トトロでは「木のトンネル」であり、ラピュタでは「龍の巣」であり、千と千尋の神隠しでは「トンネル」であったり、もののけ姫では「森とタタラ場の境界」であったり…登場人物はその彼岸を渡ることで、あちらとそちらを行き来するのである。それをくぐるたびに、主人公の成長や状況の変化が垣間見えるところが、人物視点に立った時の面白味である(ちなみに、ポニョの有名な評として、"全員で彼岸を飛び越えたっきり、皆あちらに行っちゃったままエンディングを迎えるという異常性"、というものがある)。
前置きが長くなったが、「思い出のマーニー」では、そのアイコンが非常にぼんやりとしていたところが新鮮であったのだ。"湿地帯"か、"満潮"か、とそのクリアなきっかけを探していたのだが、思いがけないタイミングで彼岸を飛び越える場面が散見された。そのことが、映画の持つ神秘性を増強し、観ている最中、観終わったあとの不思議な気持ちを観客に与えることに成功しているのだと感じた。また、ちょっとしたホラーのような不気味さも感じさせるのも、おそらく制作者の狙いなのだろう。一度観ただけでは伏線回収を追いきれなかった部分(実際回収していないものもあるかもしれないが)もあるので、地上波で放映されたときにもう一度観てみたいものだ。
もちろんそれ以外にも、絵柄の美しさ(北海道に行きたい!)、魅力的なキャラクター、音楽と映像のシンクロ…素敵な部分を挙げていけばきりがない。楽しかったなあ。ジブリ好きな方、ぜひ語りましょう(笑)
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