2009/07/06

【演奏会情報】Blitz Brass

國末さんからの演奏会案内。何といっても注目は、岩井直溥編曲のボレロ!ですよ。今回は聴きに行けず残念だが、個人的にめちゃくちゃ懐かしいプログラムである。聴いたことのない方は、ぜひご一聴を。

また、「ニュー・シネマ・パラダイス」では、國末さんはソロを吹くのだそうだ。ということは、ニュー・サウンズ・インン・ブラス版かなあ。

【Blitz Brass サマーコンサート2009】
出演:松元宏康指揮Blitz Brass
日時:2009年7月11日(土)16:00開演
会場:麻生市民館大ホール(小田急線新百合ヶ丘駅から徒歩5分)
料金:2500円(当日2800円)
プログラム:
J.ウィリアムズ - カウボーイ序曲
E.ウィッテカー - ゴーストトレインより
和田薫 - 吹奏楽のための犬夜叉
樽屋雅徳 - マゼランの未知なる大陸への挑戦
B.ウィーラン - リバーダンス
E.モリコーネ - ニュー・シネマ・パラダイス
E.ジャッチーノ - Mr.インクレディブル
ニルティーニョ - トリステーザ
M.ラヴェル/岩井直溥 - ボレロ

RascherSQ plays "Möbius Loop" on YouTube



ラッシャーSQの演奏映像。Mathew Rosenblumという作曲家の、「Möbius Loop」という作品だそうだ。冒頭からなだれ込むリズミックなセクションはロックの影響を受けているような感じで、ラッシャーSQお得意のフラジオもばしばしと使われていて、かっこいいなあ。動画が途中で終わってしまっているのが、大変残念だ。

メンバーは、以下の通り。ご存じのとおり、テナーのブルース・ワインバーガー氏は、創立時からのメンバーである。

Christine Rall, soprano saxophone
Elliot Riley, alto saxophone
Bruce Weinberger, tenor saxophone
Kenneth Coon, baritone saxophone

2009/07/05

Eduard Tubinの交響曲集より

ノルディックサウンド広島で買ったCD、その5。全部で5枚買ったので、これで最後です。

エドゥアルド・トゥビン Eduard Tubinという作曲家の名前をご存じだろうか。いや、私もノルディックサウンド広島で初めて知ったのだが、エストニアに生まれた作曲家なのだそうだ。エストニアの作曲家というと、バリバリ活躍中のエルッキ=スヴェン・トゥールが真っ先に思い浮かぶものだが、20世紀前半から中後期にかけて活躍した作曲家がいるとは知らなかった。第2次世界大戦中にスウェーデンに亡命し、活躍する国が変わったこともあって、注目度はそれほど大きくなかったようだ。しかし、10曲もの交響曲を手掛けるなど、エストニア生まれの史上最大の作曲家と呼ばれているとのこと。

作風は、初期のにはエストニアの国民楽派といった風であったが、戦後何年かして徐々にインターナショナライズドされていったという。そのトゥビンが1952年から1954年にかけて作曲したのが「交響曲第6番」。そう、今回ご紹介するのはその交響曲第6番が収録されたCDだ。演奏は、Arvo Volmer指揮Estonian National Symphony Orchestra。

交響曲第6番は、トゥビンが作風を変化させる契機となった作品である。主としてジャズからの影響を受けており、作曲者自身の言葉によれば「ジャズは"シリアス・ミュージック"をいつか席巻してしまうのではないか」という恐怖のもとに、筆を進めたのだという。

ややミステリアスなオーボエの旋律から導入される第1楽章、弦楽器の単一リズムの上を木管楽器が物悲しげに歌いはじめる。この導入部分だけでもビビビとくるが、一つの花火が打ちあがったのちにテナーサクソフォンによって「a sad song」が提示され、オーケストラ全体が強烈なリズムによって支配され始める。いったん落ち着いてピアノとサックスのみで演奏されるセクションを経て、冒頭の印象が回帰、さらに続く弦楽器の強奏部分はトランペットの一撃を伴ったセクションによって打ち止めをくらい、そのままクライマックスへ。再びサックスが現れるが、冒頭部を連想させるオーボエが鳴り響くと、いつの間にか波が引くように曲は終わってしまう。

第2楽章は、最初の金管楽器と弦楽器の短い呼応を経て、ルンバのセクションへ!!これがめちゃくちゃかっこいい!はじめて聴いたら、楽器法こそ違えど、黛敏郎の曲と見まごうばかりかもしれない。中間部では、音量こそ下がることもあるが、リズムはずっと根底に流れており、フルートが「nothern lights」の主題を奏でると、またすぐにルンバが始まる。第1楽章の主題もちらりと顔を出しながら、強奏部分はどこまでも続き、ここで意外な拍子の変化!これ以降のトランペットが、妙にショスタコーヴィチぽい!ここでまたテンションは途切れて、サクソフォンのソロが三たび強奏部分を導いて、あとは乱痴気騒ぎも良いところ。各パートが、打楽器が刻むそれぞれのリズムの上でそれぞれのテーマを高らかに歌い上げ、まだまだクライマックスは続いて、最後はトロンボーンの5回のダウン・グリッサンドを経て幕。あああ、興奮した…。

第3楽章は、シャコンヌ。3拍子の主題が弦楽器によって提示され、それがさまざまな様式で変奏されてゆく。リズミックな部分あり、ロマンティックな部分あり、ルンバのエコーが聴こえる部分あり、のけぞるほどの超強奏クライマックスあり、サックスが主体となって動く部分あり。たにかくヴァリエーション豊かだ(変奏曲なんだもん、あたりまえか…)。最後の、弦楽器が神秘的に奏でるところなんて、素敵ですね。あー、面白かった(←聴きながら書いてた)。

というわけで、現代風な交響曲としてのできもさることながら、サックスも入っていたりと、とにかく私にとってツボなポイントが多い曲であった。もしかして、サックスが入って、ルンバがあって、シャコンヌが入ってたらなんでもいいのか(笑)。BISから出ているCDを買ってみよう!はまってしまいそうだ。

ノルディックサウンド広島のほか、amazonでも買える(→Eduard Tubin: Symphonies Nos. 3 & 6

2009/07/03

Quartet Spiritus x Alexandre Doisy

浜離宮朝日にて、カルテット・スピリタス&アレクサンドル・ドワジーのジョイント・リサイタル。後輩にお願いしてチケットを手配してもらい、行ってきた。

【アレクサンドル・ドワジー×カルテット・スピリタス サクソフォン・コンサート】
出演:カルテット・スピリタス、アレクサンドル・ドワジー、森相佳子(pf.)
日時:2009年7月2日(木)19:00開演
会場:浜離宮朝日ホール
プログラム:
C.ドビュッシー - 牧神の午後への前奏曲(doisy & spiritus & pf.)
A.デザンクロ - 四重奏曲 (spiritus)
F.シュミット - 四重奏曲作品102 (spiritus)
~休憩~
F.シュミット - 伝説 (doisy & pf.)
A.デザンクロ - PCF (doisy & pf.)
D.ミヨー - スカラムーシュ (doisy & pf.)
A.ヴィヴァルディ - 「四季」より夏 (doisy & spiritus & pf.)
~アンコール~
A.マンシーニ - ドラゴンのテーマ (spiritus)
G.フォーレ - 夢のあとに (doisy & pf.)
成田為三 - 浜辺の歌 (doisy & pf.)

カルテット・シピリタス。松原孝政、波多江史朗、松井宏幸、東涼太の4名で結成されたサクソフォン四重奏で、アルバムリリース、リサイタル開催、アウトリーチへの派遣等々、今国内で最も勢いがある若手サクソフォングループと言ってよいだろう。そして、ミュンヘン、ディナン、ロンデックスの3つの国際コンクールで最高位を得た、史上最高のサクソフォン奏者との呼び声も高きアレクサンドル・ドワジー Alexandre Doisy。パリ国立高等音楽院で、たしか波多江さんの一つ上だったはずで、そんなところからこの共演が実現したのだろうか。

会場にはNHKのカメラが6台ほども据え付けられ、どうやら何かしらの番組で放映される様子だった。放映予定は、コンサート・イマジンのウェブサイトで告知されるとのことだ。

さて、演奏である。まず、スピリタスが演奏した、デザンクロとシュミットについて。彼らの演奏を聴いて、なぜか「ああ、この2曲とも古典になってしまったのだなあ」という思いがした。頭では解りきっているいることなのに、そういった感覚を想起させる演奏だった。ぱっと聴いた感じだと、別段特殊な解釈をしているわけではなく、実にスタンダードでまっとうな演奏だったのだが、もしかしたら何かいろいろ仕掛けていたのかもしれない。かなり気合いを入れ、リハーサルを何度も繰り返して臨んだと思われるが、とにかく、素晴らしかった。

ドワジー氏のソロについて、初めて音を聴いたのだが、とにかくふくよかでニュートラルな音色。昨年第一生命ホールで聴いたフルモー氏の音色が、かなり近いものなのかもしれない。音から音へのレガート、無理のない跳躍、ごくごく自然なフレージング。音量は控えめだけれど、響きという点から言えば、浜離宮の残響と相まって、会場中にふわっと拡がりをみせていた。最近のフランスの演奏家には、無い傾向かもしれない

演奏された3曲のオリジナル作品では、とにかく演奏者自身が音楽のカタマリという風で、身体から湧き上がる音楽を、私たちは少しずつわけてもらっているような思いがした。ドワジー氏はとにかく演奏が楽しくてしょうがない、といった様子で、聴いているこちらも嬉しくなってしまうほどだ。おそらく、奏者のイメージするものがフレーズに乗ってそのまま聴衆の身体に染み渡るのだろう。ミヨー「スカラムーシュ」の第2楽章と「浜辺の歌」に、"寄せては返へす"穏やかな波の情景が頭の中に浮かんできて、目をつぶればそこには海が広がっているのだった。

ヴィヴァルディは、テクニック的には意外と落ち着いたアレンジ(それでも、とんでもなく難しいとは思うのだが)。4年前に聴いていたら目が飛び出していたかもしれない。フランス系列の若手~中堅奏者…ミーハ・ロギーナ氏やヴァンサン・ダヴィッド氏やハバネラ四重奏団を、ライヴでも、日常的に録音でも聴いているので、なんというか自分の聴き方も変わってきているのだなあと感じた。

新しいパソコン

デスクトップのパソコンを買った。まだちゃぶ台に置いて使っているので、はやくデスクを買わないと(笑)。それにしても、ディスプレイ付きで8万円とは、ものすごい時代になったものだ。私がはじめてねだって買ってもらったパソコンは、たしか38万円とかだった気がする∑(・ω・ノ)ノ

昨日のスピリタス×ドワジーのリサイタルの感想も、早く書かないとなー。とりあえず、パソコンのセットアップが終わるまでお待ちくださいませ。

2009/07/02

【情報】Otis Murphyマスタークラス2009

7月恒例の、オーティス・マーフィ Otis Murphy氏のマスタークラスの情報。日ごろよりお世話になっているI様からご案内いただいた。マスタークラスも演奏も私の周りでは非常に高い評価だが、実は一度も聴いたことがなく(CDは聴いたことがあるが)、どんな指導・演奏を聴くことができるのか楽しみだ。

マスタークラスの受講者は、国立音楽大学付属高校の中島諒さん。ピアニストは、岩谷明希音さん。また、佐藤渉さんが通訳で、佐藤さんは通訳と共にサクソフォンの共演をも務めるそうだ。ミニコンサートでは、マーフィ氏は奥様の晴子マーフィさんと共演する。

【Otis Murphy公開マスタークラス&コンサート】
出演:Otis Murphy、佐藤渉(以上sax.)、晴子Murphy(pf.)
日時:2009年7月25日(土)16:00開演
会場:アーティストサロンDolce東京
料金:一般3500円、DMC会員2500円(当日精算500円増)
マスタークラス:
A.グラズノフ - 協奏曲(国立音大付属高3年:中島諒)
ミニコンサート:
P.ヒンデミット - コンチェルトシュトゥック
A.ベルビギエ - 18のエチュードより
A.ピアソラ - アディオス・ノニーノ、オブリビオン、リベルタンゴ
F.デュクリュック - ソナタ嬰ハ調
問い合わせ:
03-5909-1771(ドルチェ楽器管楽器アヴェニュー東京)

天久保オールスターズバンド!

井上麻子さんのリサイタルは、諸事情あって行けず…。素晴らしい演奏だったようで、聴けなかったことが残念極まりない。何度か聴いたことはあるんだが、とにかくあの感動的なPiérre Jodlowski「Mixition」の演奏の印象が強い。その素晴らしい演奏は、今でも思い出せるほど。

次に聴く機会を楽しみに待ちたい。

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天久保オールスターズバンドは、が茨城県つくば市にあるストリート・バンド。大学院1年のときに、微力ながら立ち上げに関わらせてもらって以来、およそ2年間各所で携わってきたバンド。もう結成して2年以上が過ぎ、私を含む何人かのメンバーは大学自体を卒業したのだが、バンドのほうはますますアクティブに活動を行っている。

http://amasuta.blog32.fc2.com/

このバンドの一つ大きな特徴が、メンバーや編成を固定せずに活動を行っているという点である。そのため、卒業などによってメンバーが抜けても活動自体にはまったく影響が出ず、むしろ新規メンバーの増え方のほうが速いくらいで、それまで以上にフレッシュな音楽を作ることができるということなのだ。編成については60人規模の大編成から、5人程度のコンボバンドまで対応編成は幅広く、これまでも多くの場所で演奏を行ってきた。

その天久保オールスターズバンドが、毎年恒例、夏のライヴを行う。私も、7/19に参加しに行く予定。卒業して以来久々のつくば市である。

7/5(日)13:00~&15:00~
つくばセンター石の広場前

7/12(日)13:00~&15:00~
つくばセンタークレオスクエア前

7/19(日)夕方ごろ
つくばセンター中央図書館前広場(天久保オールスターズ in 吾妻祭り)