2007/06/04

文化論特講I

某Sさん(Cさん)から教えていただいた情報:日本語日本文化学類開講の集中講義「文化論特講I(AE12211, J124101)」が凄い!なんと、講師に武蔵野美術大の白石美雪さんを迎えて、日本文化と音楽を絡めた講義を開くというのだ。音楽関連の講義が全く無い我が大学としては、珍しいことこの上ない。

白石さんと言えば、音楽研究家・評論家としては世界的に有名な方だ。私としては、須川さんのアルバム「Made in Japan(EMI)」で曲目解説を担当していたことをとっさに思い出す。そんな大御所がいらっしゃるとは…本当に稀な機会だ。

講義の内容は大変豪華なもので、こんな感じ(うろおぼえ)。

7/3(火)日本文化と音楽
7/8(日)NHK交響楽団コンサート「Music Tomorrow 2007」を聴く
7/9(月)日本における西洋音楽史(前半)
7/10(火)日本における西洋音楽史(後半)

コンサートつき!なんて面白そうな講義なんだろう。インターンの予定とぶつかりさえしなければ、履修申請しようかと考えている。

「Music Tomorrow 2007」の内容をちょっと先取りしておくと、

パスカル・ロフェ指揮NHK交響楽団
・新実徳英「協奏的交響曲 エラン・ヴィタール(2006)(第55回尾高賞受賞作品) 独奏:木村かをり(pf.)」
・ブルーノ・マントヴァーニ Bruno Mantovani「タイム・ストレッチ ~ジェズアルドの作品を下地に(2006)」
・金子仁美「Nの二乗(自然・数)(2006)」
・パスカル・デュサパン Pascal Dusapin「エグゼオ Exeo(2002)」

あのマントヴァーニのオーケストラ作品をやるのか!サクソフォーンと器楽アンサンブルのための「第3ラウンド Troisieme Round」を聴いたことがあるが、この「タイム・ストレッチ」はジェズアルドのマドリガルを発展させた管弦楽作品ということで、いったいどんな響きがするんだろう。興味津々。

(サクソフォンとピアノのための「気泡」でも有名?な)金子仁美さんのオーケストラ作品、(サクソフォンとチェロのための「風韻I」を聴いたことがある)新実徳英さんのピアノ協奏曲作品など、しかもそれが講義つきで聴けるというのだから、これは履修するでしょう。…ところで、大学院生はどうやったら学群の講義を履修申請できるんだっけ。

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少し話題が逸れるが、今年のN響ほっとコンサートも、山下一史指揮で吹奏楽編成を含むコンサートだそうだ!プログラムには、名曲、ホルストの「第一組曲」が含まれている。予定が合えば聴きに行きたいなあ。

羽田健太郎氏逝去

お昼休みの最中にニュースサイトを見ていたら飛び込んできた羽田健太郎氏逝去のニュース。あまりにも突然のことで、唖然とした。まだかなりお若かったはずだが…。

テレビ朝日の「題名のない音楽会」でも有名だが、私にとってはやはり、小出郷文化会館で目にした「ヤング・ピープル・コンサート」のパネルが印象深い。このコンサートの存在を知ったのはだいぶ後になってからだったが、小学生に上質のオーケストラを聴かせたい、というハネケンさんの考え、そして一緒にコンサートを作り上げた新星交響楽団、小出郷文化会館のスタッフたち…のさまざまなエピソードに、感銘を受け、共感したものだ(そのへんの事情は、こちらの本に詳しい)。

ちょっと話がそれたが、何はともあれご冥福をお祈りします。

2007/06/03

「FZ for Alex(ザッパ・フランク小惑星3834)」 on YouTube

以前このブログでトンでもないCDとして紹介した、高名なクラリネット奏者であるアレッサンドロ・カルボナーレ Alessandro Carbonare氏のアルバム「No Man's Land」。ウッズ「アルトサクソフォン・ソナタ」や吉松隆「ファジイバード・ソナタ」をBbクラリネットで演奏してしまったアルバムとして、サックス吹き&クラリネット吹き必携のアルバムだ。

さて、そのCDの最初のトラック「FZ for Alex」は、アンドレア・シェンナ編曲によるフランク・ザッパ Frank Zappaの楽曲のメドレー。ザッパ独特のけだるいメロディと超絶旋律線、そして演奏者のノリっぷりがたのしい録音なのだが、なんとYouTubeにてその「FZ for Alex」の演奏ムービーを発見。演奏者自身、もしくはマンジメントが、プロモーション目的でアップロードしたもののようだ。

うわー、これ実際に映像で観ると、さらに面白い。超絶技巧と底抜けの楽しさの見事な融合だ。詳しくは見てもらうとして、演奏の随所に仕掛けられた遊び心とパフォーマンスに、思わず爆笑してしまった。クラリネット吹きの方、カルボナーレファンの方、ザッパ好きの方、ぜひご覧ください。氏の来日プログラムに組み込まれている「ザッパフランク小惑星3834」もこんな感じなのかな。生で聴いてみたいなあ。

カルボナーレさんてダブルリップ奏法なのだっけ。こんなに激しく動いて、よくアンブシュアが崩れないなと、(クラリネット素人ながら)思う。

2007/06/02

パソコン復活&ネタ探し

パソコンが復活。壊れたHDDを換装したら、あっさりと起動(当たり前か)。ついでに容量がアップ(40Gbytes→80Gbytes)。回転数もアップ(4200rpm→5400rpm)。体感速度もアップ。OSのインストールを先ほど終えたが、ネットワークの設定をして更新をインストールして必要なソフトを入れて…とやっていると、おそらく明日一日は終わってしまうのだろう。

これで楽譜も書けるようになるので、Earth Wind & Fireを流し聴く。High-Jinks Wind Orchestra用やあまスタ用のネタ探しだ。それにしても、改めて「September」や「Let's Groove」始め、名曲ばかりだなー、と思う。

ハイジンクス用には、「Sing a Song」あたりをアダプテーションできたら良いなあ。あと、ハービー・ハンコックの「Cantaloupe Island」という曲が、ユニゾンメロディ&単一コード進行&バッキング絡みという感じの曲で、あまスタっぽくて良いかも、と思った。

(追記)
PCですが、Ethernetモジュールののドライバがネット上から探しきれず、苦労してます。完全復活はまだ先か…。ドライバCDどこにしまったっけなあ。

(さらに追記)
ドライバが入ったCDは、某CEKさん邸にあった。思い出したのが奇跡!おかげで、なんとか完全復活に向かっています。

2007/06/01

WSC2006ハイライト on YouTube

2006年にスロヴェニアのリュブリャナで開催された、第14回世界サクソフォーンコングレスのハイライト動画を、YouTubeで楽しむことができる。地元のTVで放映されたものを、どなたかがアップロードしてくれた…のだろうか。

サクソフォーンコングレスの様子を収録したものは、今までもAdolphesax.comからたどれるムービーがあったが、今回紹介するものは、画質・音質の点でかなり優秀だ。

・とりあえずこれ見てぶっ飛んでくださいませ。ヴァンサン・ダヴィッド Vincent David氏の演奏で、ブーレーズ「二重の影の対話」サクソフォーン版。開いた口が塞がらないほどの超絶技巧の応酬。


・U.Pompeの作による、2本のテナーサクソフォーンとオーケストラのための「Blizu」。こちらもなんだか凄い。独奏はミハ・ロギーナ Miha Rogina氏とベトゥカ・ビジャック・コトニック Betka Bizjak Kotnik女史。ロギーナ氏の名前は、日本でもけっこう有名なんじゃないだろうか。


・マルカス・ワイス Marcus Weiss氏の独奏による、Johannes Maria Staudの「Violent Incidents」。名前そのままの爆発系音楽(笑)。しかし、高レベルの演奏であることは間違いない。


・現代作品が続いたので、このムービーでクールダウンすることをおすすめ。カナダ出身で、現在はドイツで活躍するダニエル・ゴーティエ Daniel Gauthier氏を独奏とする協奏曲、 Pierre-Philippe Bauzinの「Poeme」。それにしても、なんて優しい音色だ。


他の奏者の演奏もアップされないかなあ。

工事中?

アポロ・サクソフォン四重奏団のWebページ(→http://www.apollosaxophonequartet.com/)を訪ねてみたところ、なぜか工事中になっている…。一体全体どうしたのだろうか。

知らなかった…

イダ・ゴトコフスキー Ida Gotkovskyのサクソフォーン四重奏曲って、楽章が5つあるバージョンと6つあるバージョンがあるんですかー!

いや、あのですね、昨日このサクソフォン・コンセンタス Saxofon ConcentusのCDを聴きながら、「楽譜でも見ながら追ってみるかー」と持っている楽譜を開いたところ、なぜか楽章が一つ足りなくて愕然としたものですから。昔から知っていた曲ではあったけど、なぜ今まで気づかなかったんだろう。

全5楽章バージョンの、楽章構成はこんな感じ。持っている楽譜はこれ。
1. Mysterioso
2. Lent
3. Lineaire
4. Cantilene
5. Final

6楽章のバージョンは、Saltarelleが加わって、このようになる。コンセンタスの演奏は、こんな構成だった。(追記:情報ありがとうございます。)Coreliaから出版されているディアステマSQのゴトコフスキー作品集も、このような構成なのだそうだ。
1. Mysterioso
2. Lent
3. Lineaire
4. Saltarelle
5. Cantilene
6. Final

雲井雅人サックス四重奏団の第2回定期演奏会は5楽章のバージョンだし、先のコンクールで聴いたIBCサクソフォーンアンサンブルさんが取り上げていたのも5楽章のバージョンだった。協会報「サクソフォニスト」にある音大四重奏団の演奏レポートでも、5楽章までの演奏のようだ。うーん、こうなってくると、そもそも6楽章のバージョンって、出版されているのかどうか怪しいぞ。…ととと、長野サクソフォーンクヮルテットさんが取り組んでいたのは6楽章のバージョンなのか…謎は深まるばかり。今現在Editions Billaudotのサイトにリストされている、GB4364というのは、5つの楽章のバージョンのようだし。

レコーディングの世界でメジャーなのは6楽章バージョン、楽譜として普及しているのは5楽章バージョン、という妙な逆転現象が、事態を余計に困惑させているような。

ゴトコフスキー女史のオフィシャルサイトを見ると、現在は6楽章のバージョンが正式なもののようだ。断片的な情報から推測するに、1983年の時点では最初の4つの遅い楽章+最終楽章が作曲され、その後おそらく1988年に改訂が発生したのだろうが…どうやら初期バージョンの楽譜が随分と普及してしまっているのか。