2006/06/13

岩城宏之氏、逝去

体調不良で休養をとっていた岩城宏之さんが今日未明、心不全で逝去なさったそうだ…。ごく最近まで精力的に活動をしていた様子が伝わってきていたのに…なんたることか。ご冥福をお祈りします。

ほんの40分ほど前のニュース(現在14:20)。asahi.comで見たときは目を疑った。

2006/06/12

N響アワー、邦人作曲家特集

昨日は英語ゼミの発表準備の目処を立たせ(3週間に2本はちょっとキツイものが…)、20時くらいに帰宅。日曜日だというのに何やってんだか…。

何気なく見始めたN響アワーで日本人作曲家の特集をやっていて、ついつい最後まで見てしまった。今回はスタジオではなく古典芸能祭の会場での収録だということで、池辺さんが日本に西洋音楽の風が入ってきた黎明期から、昭和中期までの流れを分かりやすく解説。

ふーんなるほど。池辺さんのお話しを乱暴にまとめてしまえば、ドイツに留学した山田耕作が日本的な音楽を西洋のオーケストラ上で表現することに成功し、チェレプニン賞によって名声を得た伊福部昭がそれを継ぎ、伊福部氏に師事した黛敏郎と矢代秋雄が相反する流れを作り出したということか。

いつもどおり、池辺さん解説→N響のVTRを観る、という流れだった。当日屋外ではどうやっていたかと思ったら客席の真横に巨大ディスプレイが!すごい。屋外ステージの上にはピアノがセットされ、早坂文雄のピアノ小品が演奏されたり…。

VTRはとても古い時代のものが中心で、外山雄三氏(分かりやすい指揮振りますねー)やら若き日の岩城宏之氏が振ったNHKホールでの演奏だったが、なんとなーく山田耕作「曼荼羅の華」という作品の演奏を見ていたら、とつぜん後半部にテナーサックスが出てきてびっくり!えぇ!大正2年の曲だぞ。しかも吹いているのが服部吉之先生!2度びっくり!

黛敏郎の「BUGAKU」は、典型的な黛氏のサウンドがあちこち聴こえてきて嬉しくなってしまった。矢代秋雄の「ピアノ協奏曲」では中村紘子さんが鬼気迫る演奏。うわー…強烈。

2006/06/10

アルトサックスを吹く

半年近く後輩に貸していたアルトサックスがここ最近戻ってきたので、アルト上での音程と音色を作るために頻繁にさらっている。大学の吹奏楽団ではほとんどずっとテナーを担当していたので、それほど旋律を受け持つこともなく、曲中に休みも多く、ここぞというときに集中して音を出せば良かったが、一人で吹いているとそうはいかない。しかもアルト。

まず口の周りの筋肉の持久力が持たない。さらい始めたころは練習曲一曲終わらないうちにばてていたからなあ。加えて、息のコントロールの繊細さがテナーより求められている感じがする。吹き込んだ息の流れが変わると、すぐに音色も変わってしまう感じ。

勝手な思い込みかもしれないけれど、アルトで自分のしたい表現ができるようになればテナーやバリトンをもっと自在にコントロールできるようになるんじゃないか。というわけで、アルトをメインにさらう日々が続いている。しかしまあ、アンサンブルや合奏内ではまだまだ使えるレベルではないな。せっかく個人で練習する時間ができたので、きちんと上達したいところ。

えーと、そういうわけでマウスピースをそろそろ買っていいですか…(私信)?今さらで悪いのだけれど…。ここ見てるのかな…今度直接話そう。

…と、さらに話は変わって、うーん、意外な人に意外な特技があるもんだなあ(謎)。今日練習場所で吹いていたときに、ヴァイオリンの音色が聴こえた時にはそりゃあ驚いたさ。いつだったか管弦楽団のヴァイオリンの人が「プロヴァンスの風景:あぶ」を突然吹き始めたとき以来のびっくり。もしかしてヴェーベルンの「四重奏曲」できるんじゃないか?これで。

2006/06/09

Quatuor Axone

アクソン四重奏団 Quatuor Axoneに注目。ハバネラ四重奏団と同じくパリ国立高等音楽院をサクソフォーンで卒業したメンバーにより結成され、さらに四重奏団としても室内楽のクラスを一等賞で卒業したというまだ若いカルテット。活動状況は日本にはほとんど伝わってこないが、フランスのほうではコンサートなどを開いているようだ。

Webページがあり(→http://www.quatuoraxone.com/)いくつか音源(ライヴ録音?)も試聴できるのだが、ハバネラ四重奏団に似たスマートな清潔感あるサウンド。新世代のソリストやカルテットはこういった傾向が多い印象を受ける。サックスという楽器の制約を超えたところにある、音楽そのものを掴みとるような演奏だ。そういえば、師であるドゥラングル自身も楽器の制約を感じさせない演奏をするよなあ。「蛙の子は蛙」じゃないけれど、なるほど納得。長く活動を続けてもらえればいいな。いつか生の音に接する機会が楽しみ。

「axoneって何だ」と思ったら、フランス語で神経細胞(ニューロン)の軸策のことなんだそうだ…へえ。英語ではaxon。

2006/06/04

筑波大学吹奏楽団第55回定期演奏会

昨日の筑波大学吹奏楽団第55回定期演奏会は、撮影スタッフ(ビデオカメラのコンソール役)としての参加。そんなわけで落ち着いて聴いてもいられなかったのだけれど、演奏・進行・演出がバランスよくまとまっていて、とてもよい演奏会だったと思った。

演奏でもいろいろ印象に残った場所はあるけれど、中高生を迎えての合同ステージで聴いた「第六の幸福をもたらす宿」のダイナミックなサウンドと、直後に演奏された「ディスコ・キッド」のノリには客席が大いに沸いていた。

クラシックステージの音色はとてもこなれてきてる感じ。随所で抜群の美音を聴かせるソリスト、オブリガート。なにわオーケストラルウィンズの「心を運び去る超美音」というキャッチフレーズが思い浮かんだ。

ポップスステージで演奏された難度の高い「マシュ・ケ・ナダ」も抜群の安定性を誇り、フルート、トランペット、ドラムス、などソリストも最高。「マシュ・ケ・ナダ」に限らず、ポップスステージであれだけレベルの高いソロを大量に披露できる団体って実はなかなかないんじゃないかな。そんなことないか?

なんだか普通のコンサートレビューみたいになってしまったが、それだけ演奏会として良かった、ということで。

ララン氏のコンサート情報

ヌオヴォ・ヴィルトゥオーゾ第1回演奏会
ジェローム・ララン サクソフォーンリサイタル「サクソフォーン旋風」
2006/7/19(水)19:00開演
大泉学園ゆめりあホール(西武池袋線 大泉学園駅前)
当日2,500円 前売・学生2,000円
主催・お問い合せ Nuovo Virtuoso事務局 nuovovirtuoso@yahoo.co.jp
プログラム:
小櫻秀樹 Hideki KOZAKURA「†俺は作曲家だ! Komponist- bin ich!(2006)」(alto sax. + tape)
大村久美子 Kumiko OMURA「イマージュの錯綜 La somplication d'images(2002)」(tenor sax. + live electronics)
夏田昌和 Masakazu NATSUDA「西、あるいは秋の夕べ West, or Evening Song in Autumn(1996)」(soprano sax. + perc. + tape)
堰合聡 Satoshi SEKIAI「†サクソフォーン Saxophone(2006)」(alto sax.)
鈴木純明 Jummei SUZUKI「†アンチエンヌ Antienne(2006)」(soprano sax. + live electronics)
湯浅譲二 Joji YUASA「私でなく、風が… Not I but the Wind...(1976)」(alto sax. + amplification/reverberation)
ピエール・ジョドロフスキ Pierre JODLOWSKI「‡混合 Mixtion(2002)」(tenor sax. + live electronics)
ヤコブ・テル・フェルドハウス Jacob Ter VELDHUIS「ひっつかまえろ! Grab It!」(teor sax. + ghettoblaster)
†:世界初演、‡:日本初演

ヌオヴォ・ヴィルトゥオーゾ事務局さんから許可を得たので、掲載しました(ありがとうございました)。
テープ、ライブエレクトロニクスといったものと、サクソフォーンの共演というのはなかなかない機会だし、ライヴでどのように演奏するかというのを実際にこの目で確かめられるというのは、これまた稀有なコンサートだというもの。

しかもジェローム・ララン氏って何気にものすごい経歴をお持ちのようで…パリ国立高等音楽院でプリミエ・プリ卒業の後、第3回アドルフ・サックス国際コンクールで第5位とか、結構ネット上に情報が多い。

2006/06/02

演奏会宣伝

明日は後輩たちの演奏会。そうか、もうそんな時期か、早いな、と思ったのだけれど、よくよく考えたら3月の終わりまでは訳あって合奏にも参加させていただいていたのだし、楽団の活動を離れてからまだ2ヶ月くらいしか経っていないのか。まあでも、第53回の定期演奏会から一年経ったとはね。

というわけで、出演はしないけれど宣伝。

筑波大学吹奏楽団第55回定期演奏会
5/3(土)15:00開場15:30開演
つくば市ノバホール
一般500円 中学生以下無料
バーンズ「パガニーニの主題による幻想変奏曲」、アーノルド「第六の幸福をもたらす宿」
http://sound.jp/utsb/