2023/07/09

Robert Planelのローマ大賞作品

作曲家ロベール・プラネルは、1933年にローマ大賞を受賞している。ローマ大賞は、コンクールの中で指定されたテキストをベースに、参加者が多声部・オーケストラを付与することによって作品を作り上げ、その出来を競う、という形で争われる。ちなみにこの年の次席は、ピアニストとしても有名なアンリット・ピュイグ=ロジェであった。

その、プラネルの作品について、おなじみMusica et Memoriaの中に興味深い記述があった。

http://www.musimem.com/prix-rome-1930-1939.htm#planel

カンタータ「イディル・ファンビュレスク Idylle funambulesque」によって、この若き音楽家は、芸術音楽にジャズを導入し、またサクソフォンの特殊な音色を取り入れた。

少し探してみたが、残念ながら、音を見つけることはできなかった。しかし、1908年生まれのプラネルがその音楽的キャリアの極めて初期からサクソフォンやジャズを知る…どころか存分に活用し、芸術作品の域へと昇華していたという事実を示すものだろう。

以下は、1941年に撮影されたプラネルの写真とのこと。


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