ピエール・マックス・デュボワのアルト・サクソフォンと打楽器のための「サーカス・パレード」の、ダニエル・デファイエ氏の録音をInternet Archive上で見つけた。思いつくサクソフォン関係の作品名/作曲者名を入れていったところ、偶然に発見した。
https://archive.org/details/cd_french-composers-vol163_arthur-honegger-pierre-max-dubois-pierre-s/
以前見つけたリヴィエの「コンチェルティーノ」もそうだったが、この録音については、存在すら聞いたことがない。商用録音としてのリリースはもちろんのこと、過去の数々の復刻盤や、昨年出版されたSaxiana(Nicolas Prost氏)の復刻にすら含まれていない。
以前から、デファイエ氏来日時のライヴ録音を持っている(東京文化会館におけるリサイタル、すぐ見つけられないが、どこかで演奏写真をみたこともある)が、トータルではこちらの演奏に軍配が上がるだろう。録音レベル的に割れ気味だが、同時にデファイエ氏の持つ、極めてソリッドな音をしっかりと捉えており、聴き応え十分。
打楽器奏者、Vincent Geminiani氏(フランス・パリ生まれとのことだが、名前からするとイタリア系移民だろうか?)の、きちっとした仕事も印象深い。「Modern Pop Percussion」というアルバムを聴いてみたが、クラシックの分野にとどまらない演奏者としての懐の深さを感じ取ることができた。
この写真はBillaudotのデュボワ氏の作品カタログの表紙。デュボワ氏については、斎藤広樹氏がFacebookページに掲載したエピソードが非常に面白い。ぜひご一読を。
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