2017/08/30

楽譜読み

先日到着した楽譜を少しずつ読んでいる。極限までポリフォニックに書かれており、目まぐるしく主役が交代するため、旋律と対旋律と伴奏と、分解してバランスを整えていく作業が重要だろう。

2017/08/28

楽譜到着

制作をお願いしていたサクソフォン四重奏とピアノのアレンジ作品の楽譜が完成。2曲お願いしたうち、とりあえず取り組み先が決まっている1曲が先行して到着した。

原曲は大編成のビッグバンドというか、管楽主体のオーケストラというか、唯一無二の編成なのだが、これを四重奏+ピアノにリダクションした際、どのような楽譜・響きになるかとても楽しみにしていた。かなり面白く、見事に凝縮されたオーケストレーションである。

練習には困難が伴うだろうが、やってできない事はない。

2017/08/25

しみじみ

昨日は風邪にやられて一日お休み。ひたすら食べて寝て(食欲が落ちず幸い)回復を待った。たまにはそんな日もある。

家には8ヶ月になる子供がいるのだが、なんとなく子供の様子を見て、大きくなってきたなあ、と、自分でも驚くほどにしみじみとしてしまった。

2017/08/23

結婚式へ出席

先週末土曜日は、我々夫婦の共通の友人(大学の吹奏楽団つながり)の結婚式だった。披露宴は、見事な眺望の浅草ビューホテル、二次会は新橋。披露宴、二次会と演奏を仰せつかり、新郎新婦、その他友人とともにステージを楽しんだ。

新郎新婦のお二人らしい、楽しく、明るく、そしてちょっぴり感動もある、素晴らしい式であった。友人渾身のお祝いムービーも、安定の超クオリティ(笑)。裏方も少々行い、さらに子連れだったため、さすがに披露したが、充実した一日だった。

2017/08/21

ベルリン・フィルの「シティ・ノワール」視聴

先週末、ベルリン・フィルの配信サービス、「ベルリン・フィル デジタル・コンサート・ホール」が、48時間の無料クーポンを配布していた。このクーポンを使って、気になっていたグスターヴォ・ドゥダメル指揮のアダムズ「シティ・ノワール」の演奏を視聴することができた。サクソフォンはティモシー・マカリスター氏。

初演のLAフィルの演奏が有名だが、指揮者が同じでもオーケストラが違うと、ここまで違った演奏になるのかと興味深く視聴した。その他にも、初演から現在に至るまでの、指揮者やサクソフォン独奏者の、考え方の変化というものはあるはず。何にせよ、また新たな名演が生まれたのだなと感じ入った次第。2009年の初演以来、世界各地で頻繁に演奏されているが、今後もますます多くのオーケストラで取り上げられてほしいものだ。

クーポンは、本日(日本時間なのか何なのかは良くわからず)まで配布中。詳細はベルリン・フィルのfacebookページを参照のこと。

2017/08/18

管打コン2017本選結果

1位:本堂誠
2位:住谷美帆
3位:齊藤健太
入選:都築惇
入選:儀賀詩織

とのこと。公式ページには得点もアップされている。

2017/08/17

管打コン2017本選出場者

管打コン2017、本選出場者が決定した。出場順に、以下の5名。

住谷美帆
本堂誠
都築惇
儀賀詩織
齊藤健太

2017/08/16

管打コン2017進行中

本年の管打楽器コンクールが進行中。一次、二次課題曲の審査が終わり、残す所は二次選択曲と本選。

今年は、インターネット上に通過者が名前付きで掲載されているため、誰が通過したか一目瞭然。
http://www.jmecps.or.jp/

2017/08/14

短い帰省

8/12-8/14は長野の実家へ帰省していた。本当は8/15まで滞在予定だったが、子どもの風邪がイマイチで、かかりつけ医に診てもらうために一日早く関東へと戻った。

2017/08/09

メディア次第

グローバリゼーションの時代、音楽界からはなかなか「スター」が輩出されづらい状況であるが、本人の実力とメディアの後押しによって、一段高いレベルで活躍する音楽家が出ているのも事実。

サクソフォンも、そういった傾向から、一般聴衆に向けて認知度が広がっていく流れができたら、次のステップに進めるような気がするのだが…実力のある奏者はたくさんいるので、あとはメディア次第。「メディア次第」などと簡単に言ってみているが、そこはいろいろな要素が絡んでいそうだ。

2017/08/08

マスランカ氏、逝去

作曲家のディヴィッド・マスランカ David Maslanka氏逝去の報せ。8/6に亡くなったそうだ。6月に、がんと診断されていたとのこと。また一人、偉大な音楽家がこの世を去った。

これまで、マスランカ氏の「レシテーション・ブック」に幾度となく取り組み、氏の作品に畏敬の念を持ち続けていた。演奏者の気を引き出し、物凄い勢いで消費させる作品の数々、どれも演奏者と聴衆の心に響く作品ばかりだ。

そういえばマスランカ氏のマスタークラスを受講したこともあったなあ(諸事情で氏の到着が遅れ、代わりに雲井雅人サックス四重奏団の皆様に指導いただいた)。その時、ほんの僅かであるが直接温かいお人柄に触れ、その印象も強く残っている。

ご冥福をお祈りいたします。

2017/08/07

キャトル・ロゾーの25周年記念ライヴ映像

キャトル・ロゾー、結成25周年コンサートの模様。東京芸術劇場大ホールで開催された、いまや伝説ともいえるコンサートの映像。録音がブレーンからリリースされたことはよく知られているが、まさか映像が残っているとは知らなかった。感動。

マルティノンの前半と後半。聞くところによると、デュボワの映像もあるとか…。

https://youtu.be/x7BVbklNlj4
https://youtu.be/_LnuX4iq7lk

とても集中力が高く、カルテットのみならずオーケストラもかなり乗っており…まさに一世一代の演奏という印象。

2017/08/03

ツーロン軍楽隊の音

グリーンドア音楽出版の、フランス海軍ツーロン軍楽隊の復刻盤を聴く。かつて、ガブリエル・パレが指揮を務めた由緒ある楽団の、ジャン・マイヨ楽長時代の録音を、CD2枚にわたり丁寧に復刻したもの(使用カートリッジはPierre Clement)。

レパートリーの豊富さとともに、やはりその濃密サウンドに魅力を感じる。木管セクションは、リード楽器の集合体(フルートは違うが)なんだな、という認識を強くする。各楽器が、十分にその楽器の特性を活かして鳴らすと、こんな音が生まれるのか、という驚きがある。

最近の吹奏楽は、音が中和することを良しとする傾向があり、残念ながら似たりよったりの演奏になりがちだ。

2017/08/02

昔の題名のない音楽会

題名のない音楽会に、須川展也氏とトルヴェール・クヮルテットが出演した放送回を観た。司会は武田鉄矢。VHS時代の録画をデジタル化したものだろう。

比較的オーソドックスな内容で、真新しさはないのだが、貴重な記録であることに間違いはない。「星に願いを」「アルルの女第二組曲より間奏曲」「私のお気に入り」「リベルタンゴ」の4曲の他、サクソフォンや演奏法に関する解説のコーナーがあった。「リベルタンゴ」では、啼鵬さんがバンドネオン奏者として出演している。