先週土曜は、長野市芸術館で開かれた第8回サクソフォン交流会に、事務局メンバーとして、また、シェラトン・カルテットのメンバーとして参加した。リハーサルから本番、打ち上げと、大きなトラブルもなく、無事に全日程が終了。
遠隔地での開催は、とにかく現地協力団体の方々の働きに依るところが大きい。そのような意味では、第4回のまいまいさん率いるカキツバタさん、第6回のきんじさん率いるダッパーさん、そして今回のUさん率いるMiSTさん、それぞれ、10をお願いして20くらい返ってくる、くらいの働きをしてくださるのだ。タスク量が増え、メールとファイルが飛び交う中、今回もまた、成功へと導いていただいた。本当に感謝、感謝だ。また、関東側の事務局メンバーも、このメンバーで失敗するはずがない、という各自最もノウハウを持つ箇所を担当するような布陣で固めたことも、良かったと思う。
原先生に加え、川島さん、村田さん、という、素晴らしい奏者・作編曲家に参画いただいたことも、大変ありがたかった。プーランクの鮮烈そのもの、という演奏は、それまでの空気を一変させるほどのもの。これは生で、そしてあのホールで聴けて良かった!ガーシュウィンのメドレー「ガーシュウィン・リズミクス」は、バックバンドもかなりの難曲に仕上がったのだが、ソロのお2人の素晴らしさ、村田さんの粘り強い指導と、個人参加者の集中力の高さのおかげで、なんとか演奏まで持っていけたこと、嬉しく思う。また、「信濃の国」のアレンジ、というアイディアも(どこから湧いて出たのか忘れたが)、結果的に村田さんの筆致や原先生の指導で演奏までこぎつけ、打ち上げでメロディを全員が合唱できる程度には印象に残った…という、なんだか可笑しくも面白いことになったのだった。
各アンサンブル団体のレベルの高さ(全員、ココ一番、という気合いの入った曲を持ってくる)も、例年のごとくで、長丁場だったが、飽きることは全くなく、楽しく聴くことができた。個人的な一番のヒットはラフォーレSEだなあ。まさかのラゴ「Ciudades」を、特殊奏法含め鮮やかに聴かせる手腕には恐れ入った。シェラトンは、演奏しながらの高揚感が凄かった(最後は超走った笑)が、ピアノとのアンサンブルでの、内声の音程のとり方はもう少し研究の余地あり(四重奏吹いている感覚ではだめだ…)。とはいえ、楽しく演奏できたのは、編曲の素晴らしさ、ピアノの素晴らしさ、気遣いなく付き合えるメンバーのおかげだ。
単身の長野旅行、ということで、子どもをほったらかし(妻とともに妻方のご実家にあずけるという…)家族には迷惑をかけまくってしまった。そんなことを許して送り出してくれる家族に感謝。家庭あっての趣味だからなあ。
さて、次は第9回。事務局メンバー絶賛募集中(←重要)。
【第8回サクソフォン交流会 in 長野】
日時:2017年5月20日(土) 12:45開場 13:00開演
会場:長野市芸術館・リサイタルホール(→長野市芸術館サイト 長野県長野市長野駅付近)
アドバイザー・指揮:原博巳
ゲスト:川島亜子、村田淳一
内容:
1)アンサンブルステージ
全国から集まったサクソフォンアンサンブルがそれぞれ演奏を披露するステージです。
参加団体:
サクソフォーンアンサンブルの会(東京都)
ザッツ・サクソフォン・フィルハーモニー(埼玉県)
シェラトン・カルテット(東京都)
ダッパーサクセーバーズ(香川県)
浜松サクソフォンクラブ(静岡県)
ちあきひと(東京都)
ラフォーレサクソフォンアンサンブル(東京都)
Business Class Saxophone Ensemble(東京都)
lalala 雷鳥カルテット(長野県)
MiST Saxophone Ensemble(長野県)
Saxofono Rosso(東京都)
Saxophone Laboratory ~さきそーら~ meets mcken(東京都)
2)企画ステージ
長野の愛好家と全国の個人参加者による演奏~原博巳先生とゲスト奏者を迎えて~
独奏:原博巳、川島亜子
F.プーランク - 2本のクラリネットのためのソナタ
G.ガーシュウィン/村田淳一 - ガーシュウィン・リズミクス(指揮:村田淳一)
3)全員合奏ステージ(指揮:原博巳)
和泉宏隆 - オーメンズ・オブ・ラブ
北村季晴/村田淳一 - 長野県歌「信濃の国」
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