この曲を初めて知ったのは、このWSCまとめ動画を観た時のことである。動画中、最初にBGMとして使われているSSTBのカルテット曲が、この「Mrs Malcolm, Her Reel」である。スコットランドの民謡と、ジャズやロックを掛け合わせた曲のカッコ良さや、アドリブのクールさに惚れ込んで、すぐに演奏したい!と思ったのだ。
実はこの演奏はWSC会期中最終日の会議での一幕で、会議の開始前にこの第16回WSC実行委員会のメンバーが登壇して演奏したとのことなのだが、私自身は飛行機の都合でこの場にはいられなかったのだった。演奏はScottish Sax Ensemble。1stソプラノがRichard Ingham、2ndソプラノがSue Mckenzie、テナーがTim Watson、バリトンがMike Brogan。この曲の作曲者でもあるRichard Ingham氏は第16回WSCの実行委員長だった。
この不思議なタイトルについてIngham氏に伺ってみたところ、次のような回答を得ることができた。
"マルコム夫人"とはセント・アンドルーズ大学で長きにわたって一緒に働いている私の友人の名前です。"リール"は、スコットランドもしくはアイルランドのダンス音楽のことで、バロック時代のジークとかガヴォットといった舞曲の分類のことを想像していただければ良いと思います。リールは4分の4拍子で、通常、とても高速に演奏されます。フレウチーとはセント・アンドルーズから程近い村の名前です。この村について、私はマルコム夫人から教えてもらいました。私がこの村を訪れた時、とても静かで平和な印象を受けました…つまり"ファンキー"とは正反対の印象だ、ということです!
楽譜は、Largo Musicから入手可能。PAYPALを使って支払いすることができる。この曲が収録されたScottish Sax EnsembleのCD「Mrs Malcolm(Largo Music LARGO007)」も購入可能だ。気になる方は取り組まれてみてはいかがだろうか。
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