2005/12/27

サクソフォーンフェスティバル2005 概観

昨日はパルテノン多摩でのサクソフォン・フェスティバル。当初の目的は違うところにあったが、結局全部聴いてきてしまった。ここ三年間は立て続けに見に行っているが、サクソフォン好きには堪らないですね…今年も良かった(詳しいコメントは後日)。年末ということもあり、前年、前々年とは比べ物にならないほど客入りも上々だった。関係者が多いせいか、演奏によって盛り上がりが違うのは致し方ないかな。

管打楽器コンクールの入賞者演奏と現代邦人作品演奏をメインプログラムに据え、サクソフォーン協会会員や音大のラージアンサンブルなど、普段は聴けないプログラムを\3,000で堪能し放題。大変に価値があると思う。来年は二日間(12/23,24)に渡って開催されるらしい、これは楽しみだ。

印象に残った演奏を無造作にあげていくと、洗足のダフニス、宗貞氏のルクレールにおけるフレージング、ラッシャーに捧げられたというクノール、プッスール、板橋区演奏家協会のアグレッシブなクープラン、ウズメにおける須川さんの技術、キャトルの貫禄!の演奏、貝沼氏のデニゾフ、原氏のミステリアス・モーニング、田村氏のファジイ・バードのアドリブ、といぼっくす、フェスティバルオーケストラのキューバ序曲…などなど。

コンクール入賞者を筆頭とした若手勢は、若干テクニックに不安を感じる場所が散見されたのが残念だった。有名な曲が多かっただけに、余計にミスが目立つのは仕方ないのだろうか。対して、ベテラン勢は随分とのびのびと貫禄の演奏をしていたように見えた。演奏についてのコメントなど自分が言えた立場ではないですが(汗)、素直な感想ということで(苦しい…)。

「北山研究室(→http://www.ipc.shizuoka.ac.jp/~eeakita/kitayama/kita-j.html)」で有名なサクソフォン奏者の北山敦康氏に師事されている学生の方と、少しだけお話しすることができた(メールありがとうございました)。携帯電話やメールやインターネットがあるおかげでこのようなコミュニケーションもとることができるのは、数年前までは考えられなかったことだ。

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