テリー・ライリー「Olson III」という作品がある。なんでも1967年にストックホルムのNacka音楽学校の音楽教育プログラムの一環としてライリーに委嘱された作品だそうで、大規模なバンドと合唱にリードソプラノサックスが加わるという編成の、50分に及ぶ曲。たまたま新宿のタワレコで初演が収録された「Olson III(organ of corti 3)」を発見、思わず購入してしまった。
聴いてびっくり、CDを再生したとたん「to begin, to begin, to begin, to begin, to begin...」。なんかイッちゃってますな、これは。
「to begin to think about how we are to be」を一定部位で区切りながら50分間延々と繰り返す合唱団と、ハ長調でミニマル・ドライブするバンド、そこに絶妙に?絡むライリーのソプラノサックス。最初(おそらく)何がなんだかわからず演奏している人たちもだんだんと熱狂を帯び、最後には興奮のあまり叫びだす(^^;。最終部に数分に渡って聴かれる狂気とも言うべきサウンドは、凄い。
うーん、こんな音楽もあるんだなあ(という感想しか出てこない…)。話のネタにもどうぞ。ずいぶん変なCDが書架に増えてしまった。
0 件のコメント:
コメントを投稿