アンドレ・ジョリヴェのピアノ協奏曲、通称「赤道コンチェルト」の音源を入手。アフリカ、極東、ポリネシアという副題が付けられた各楽章ごとでの、ピアノと打楽器の暴力的なまでのパッセージの応酬が聴きモノ。今回入手したのはエルネスト・ブール指揮ストラスブール放送交響楽団の演奏(SOLSTICE SOCD81)。ピアノはリュセット・デカーヴ。
サクソフォンがオーケストラの中に入っている(アルトが一本)ということでも興味を惹かれていた曲だし、ジョリヴェのトランペット協奏曲第二番大好きな私にとっては入手をかなり楽しみにしていた曲。終始怪しい雰囲気が漂いつつ随所に見られるクラスターが刺激的だ。
他に聴いてみたいものはEMIから復刻された二枚組のジョリヴェ作品集。指揮者とソリストは同じだが、オケはシャンゼリゼ劇場管弦楽団。そしてなによりジョリヴェ指揮パリ音楽院管弦楽団(ということはサクソフォンは…)の演奏。ピアノはフィリップ・アントルモン。CBS SonyよりLPで発売され(CBS SONY 13AC 1059)、復刻されていないもののクレジットを見るだけで食指が動く。ジョリヴェ生誕100年の今年、ぜひ復刻されることを願いつつ。
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