2017/07/26

名前を見るたびに

新井靖志氏の追悼コンサートは伺うことができなかった。クラシック界でも、ジャズ界でも、ここ数年、多くの方に愛された奏者の訃報が続くが、そういった方に限って「あ、そういえば亡くなったんだったなあ…」と、名前を見かけるたびに思い出すこと、しばしば。私的な交友関係があったわけでもないのに、不思議なことだ。

2017/07/25

アジアのこれから

アジアのクラシック・サクソフォン界の隆盛が著しいが、これから先、そしてその次に伸びる可能性があるのはどこか。

タイ、台湾は、優秀な教育者、活発な音楽院を擁し、数年前からの盛り上がりが著しい。中国についても(具体的なことは未だ分かっていないのだが)聞こえてくる話からすると、似た状況のようだ。シンガポールや香港にもフェスティバルはあるようだが、地盤としてはどういったレベルなのだろう。韓国、インドネシア、マレーシア、ベトナムあたりの状況は…?

昨年、台湾で第一回アジアサクソフォンコングレスが開かれたが、情報収集の意味でも観に行けば良かったと、今更ながら後悔している。

経済成長の30年遅れでサクソフォンにも似たような状況…日本が先行し、他の国々の成長が追いついてきて…が起こっていて、面白いな。さらに20年もすれば、この先は追い抜かされていく、ということなのだろう。

2017/07/24

暑い盛りに

かつてのように毎週末楽器を吹きまくっている、という状態から、ここ数年離れている。結婚し子供も生まれ、自分のためだけに使う時間ばかりでなくなったのと、Tsukuba Saxnphone Quartetがほぼ活動休止の状態にある、といったあたりがその理由。

昨日、ふと、社会人になってから5年間ほどのことを思い出していた。夏の暑い盛りに、楽器を抱えて片道一時間半以上もかけ、カルテットの練習に行っていたのだった。今考えるとかなり無茶苦茶やっていたが、そういった環境に身を置くと、それが当たり前になる、ということなのだと思う。これから先も、そうなる事は十分考えられるのだ。

2017/07/23

JML 5th: ファイナル順位発表

Winner: Carlos Ordóñez De Arce
2nd Prize: Evgeni Novikov
3rd Prize: Aiwen Zhang

スペインのCarlos Ordóñez De Arce氏が優勝。経歴をあまり良く知らないのだが、今後注目していかなければいけない。エフゲニー・ノヴィコフ氏の高位入賞は、ほぼ予想通り。画期的だったのは、中国籍のAiwen Zhang氏の入賞だ。おそらく、この規模のサクソフォンの国際コンクールで中国籍の奏者の入賞は初めてのことだと思う。近年盛り上がっているアジアでのサクソフォン熱を象徴する出来事のひとつと言えるだろう。

2017/07/21

無伴奏の白鳥

木下直人さんの復刻によるマルセル・ミュールの独奏録音の中に、サン=サーンス「白鳥」の録音が2種類含まれている。

http://www.greendoor.jp/products/products.php?pnum=GDWS-0025-6

1つは以前から度々復刻されていたものだが、もう1つは、何と冒頭に一瞬ピアノが入るのみの、無伴奏版。原盤は、コロンビアのDF1083。

どういった経緯でこれが録音され、リリースされたのか、その事情に興味があり、資料的価値が高いと思っているのだが、それを差し置いてこの演奏は殊の外素晴らしく、蠱惑的なものを持っており、惹かれてしまう。

2017/07/20

自宅にて

昨夜は自宅にて、大学時代の同期指揮者と、指揮トレーナーの先生との飲み会。様々な音楽の話題に終始し、楽しい時間を過ごした。

メモ:フランスの二人組ディジュリドゥ・ユニットがすごい。Lowland Jazz Orchestraはやっぱりすごい。

2017/07/19

長生淳氏とトルヴェール

特に国内のサクソフォン奏者にとって、長生淳氏の作品はおなじみだ。多くはトルヴェール・クヮルテットとの一連の共同作業から生み出されたものだが、高難易度かつ聴き応えのあるものばかり。

しかし他の団体が演奏すると、どれだけ上手くても、「なんか少し違うなあ」という感じを受けることが多い。そしてトルヴェールQの演奏へと戻れば、「やはりこの演奏でなければ」という思いを強くする。奏者ありきの作品、というのは珍しくないが、トルヴェール×長生淳はその中でも筆頭だろう。これだけ奏者と作編曲者が密に結合したコンビもなかなかないのでは、と思う。