最近、車の中でずっとフィリップ・グラス「浜辺のアインシュタイン」を聴いている。作品の存在を知ったのはだいぶ昔だが、繰り返し聴くのは初めて。オペラ作品におけるミニマル・ミュージックの金字塔ともいえる作品で、CD4枚に及ぶ大作(しかも、これでも一部カットが入っている)。数字・音階名を基調とする合唱、囁くようなナレーション、トランス状態に入っているかのような各楽器群、聴きどころは極めて多く、何度も聴いているうちに作品の面白さに気付かされる。
ライヴ演奏は一筋縄ではいかなさそうだが、数年前、日本で、バレエ、演奏会形式の両方で、ほぼ同時期に取り上げられたことがある。偶然にも双方の企画は全く別の方面から立ち上がったという。特に、あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホールで演奏された、演奏会形式のコンサートは、文化庁芸術祭大賞を受賞するなど、話題となった。
Knee Play1と、Trainの演奏動画をYouTubeで観ることができる。サクソフォンは、井上ハルカ氏と、大石将紀氏。
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